皆、何の興味も無いだろうが、俺の仕事はタイル屋だ。
かと言って、御風呂屋とかトイレで御馴染みのタイルとはちと違う。
主に「野外床」で使用される、「絵陶板」のようなタイルだ。
写真を見て欲しい。何か「心霊現象のような丸い光」があるが、
本題とは関係ないのでここでは無視する。
問題は、中央の丸い穴だ。
ここに銀色でピカピカに磨いた鏡のような筒を置くと、
タイルに描かれた歪んだ画像が、その筒に、
「絵となって写る」という寸法だ。
(ちなみに、「絵」は、古墳から出土した銅鐸や矛や剣、住居だ。
大きさは約2.4×2.4メートルくらいで、たいして大きいものでは無い)
ともかく、中央を丸く刳り貫くには、どうしたら良いか?苦労した。
当社では、タイルをまっすぐに切断する道具はあっても、曲線は無理だ。
タイルとして「焼成」する前の粘土板の時点でカットしてしまおうか?
とも考えたが、あまりに脆く、危険だった。
結局、「専門業者に依頼してウォータージェットで切断してもらおう」という事になった。
(ウォータージェット加工とは、水を高圧で噴射し、物体を切断する方法だ。
柔らかい物に対してはそのままだが、タイルや石などの硬質な物には
細かい「研磨剤」を水に混入するらしい。主に墓石などを製作する石材業者が使う)
そこで、ネット検索して業者を探したが、関東近辺ではなかなか見つからない。
現在、「石材やタイルを加工できる業者」が少なくなっているらしいのだ。
その理由は、石材やタイルは、
日本では「デザイン」だけ行い、「人件費や材料費が安い中国」で加工し、
完成品を「日本に持ってくる」というパターンが定着しつつあり、
「自社では加工ができない業者」が多いようだ。
まあ、なんとかなったが、その業者へ持っていく人件費、輸送費を考えると、
結構な出費だった。(中国行きじゃなくて助かったけど)
たかがこんなもんでなあ...(切り口はシャープで形も寸法も完璧だったけど)
現在、この製品は島根県にある。(らしい)
真ん中に「鏡の筒」をおいた「完成体」はどんなもんなのか?は見ていない。
「いい出来だよ」という噂は聞いたけど。
かと言って、御風呂屋とかトイレで御馴染みのタイルとはちと違う。
主に「野外床」で使用される、「絵陶板」のようなタイルだ。
写真を見て欲しい。何か「心霊現象のような丸い光」があるが、
本題とは関係ないのでここでは無視する。
問題は、中央の丸い穴だ。
ここに銀色でピカピカに磨いた鏡のような筒を置くと、
タイルに描かれた歪んだ画像が、その筒に、
「絵となって写る」という寸法だ。
(ちなみに、「絵」は、古墳から出土した銅鐸や矛や剣、住居だ。
大きさは約2.4×2.4メートルくらいで、たいして大きいものでは無い)
ともかく、中央を丸く刳り貫くには、どうしたら良いか?苦労した。
当社では、タイルをまっすぐに切断する道具はあっても、曲線は無理だ。
タイルとして「焼成」する前の粘土板の時点でカットしてしまおうか?
とも考えたが、あまりに脆く、危険だった。
結局、「専門業者に依頼してウォータージェットで切断してもらおう」という事になった。
(ウォータージェット加工とは、水を高圧で噴射し、物体を切断する方法だ。
柔らかい物に対してはそのままだが、タイルや石などの硬質な物には
細かい「研磨剤」を水に混入するらしい。主に墓石などを製作する石材業者が使う)
そこで、ネット検索して業者を探したが、関東近辺ではなかなか見つからない。
現在、「石材やタイルを加工できる業者」が少なくなっているらしいのだ。
その理由は、石材やタイルは、
日本では「デザイン」だけ行い、「人件費や材料費が安い中国」で加工し、
完成品を「日本に持ってくる」というパターンが定着しつつあり、
「自社では加工ができない業者」が多いようだ。
まあ、なんとかなったが、その業者へ持っていく人件費、輸送費を考えると、
結構な出費だった。(中国行きじゃなくて助かったけど)
たかがこんなもんでなあ...(切り口はシャープで形も寸法も完璧だったけど)
現在、この製品は島根県にある。(らしい)
真ん中に「鏡の筒」をおいた「完成体」はどんなもんなのか?は見ていない。
「いい出来だよ」という噂は聞いたけど。