「戦神/ゴッド・オブ・ウォー」
原題:蕩寇風雲/GOD OF WAR
2017年 中国/香港 128分
■監督:
陳嘉上(ゴードン・チャン)
■出演:
趙文卓(チウ・マンチェク)
倉田保昭
万茜(レジーナ・ワン)
サモ・ハン・キンポー(洪金寶)
小出恵介
洪天明(ティミー・ハン)
●あらすじ
チウ・マンチェク、サモ・ハン、倉田保昭共演で倭寇と明軍の戦いを描いた歴史アクション。
明軍は日本の海賊・倭寇の脅威にさらされていた。
単純な戦法を繰り返す明軍に対し、優勢を保つ倭寇だったが、明軍きっての武将・戚継光が現れ…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
最近、倉田さんのYouTubeチャンネルを発見したんですよ。
そのチャンネルで本作について触れられていたので、早速鑑賞。
まず久しぶりに倭寇って単語を聞いたなあってのが、観始めてすぐの感想。
続いてサモ・ハンを先頭に迫力のある戦闘シーン。
山の中と言うこともあり、本当に当時の戦闘シーンのような気さえするくらいの出来栄え。
続いて日本人側の総大将として倉田保昭登場。
本作では普通に日本語で会話するシーンが多数あり、役者の生の声が聴ける。
倭寇と言いつつ、日本人側は武将と浪人の混合。そこに中国人も混ざっている混成部隊なのが面白い。
対する明軍はサモ・ハンとチウ・マンチェクが新旧将軍として世代交代し、倭寇を追い詰める。
戦闘シーンの迫力が何より凄いし、そのうえ昔ながらにサモ・ハン対チウ・マンチェクの根での戦い。
さらにクライマックスでチウ・マンチェクと倉田さんの一騎討ちまであり、どこかクラシカルな感じもあって面白い。
ただ難点を言うと、全体的に編集が雑である。
全部で5時間くらいある話を無理やりにぶった切ってるような感じ。
何せ冒頭で倉田さんの会話の最中に編集でぶった切ってるからね。
あとチウ・マンチェクの奥さんのキャラクターがいらないなあ。
明軍がいるような戦国の世で、さらに将軍の妻なので夫を立てないどころか部下の前で面子を潰すとか
自分の考えが一番みたいな融通の利かないただのわがまま女にしか見えなかった。
一体どういった意図でこのキャラクターを作ったのか不明だが、個人的には早く退場して欲しいと思ってた。
でもまあトータル的には面白かったかも?
次は倉田さんのチャンネルで喋ってるらしい「中華丈夫」を早く観ないとな!