
「グリーン・ベレー」
原題:THE GREEN BERETS
1968年 アメリカ 145分
■監督:
ジョン・ウェイン
レイ・ケロッグ
■出演:
ジョン・ウェイン
デヴィッド・ジャンセン
ジム・ハットン
●あらすじ
ロビン・ムーアのベストセラー小説を、J・ウェインが自ら監督・主演して映画化した作品。
タイトル通り、ベトナムのダナンで勇名を馳せた米軍の特殊部隊“グリーン・ベレー”の活躍を描いている。
製作当時はベトナム戦争真っ最中であり、アメリカの正義を真っ向から描いたその内容故に、
J・ウェインのタカ派振りばかりが話題になった。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
ジョン・ウェインはアメリカの正義を信じていた男で、それを映画で大衆に見せることに抵抗を示さなかった。
史実と違うならアメリカが勝つ内容に変更してハッピーエンドに変えた「アラモ」とか
ベトナム戦争に反対する世間の意見に反対した本作とかを監督している。
タカ派と呼ばれようが、自分の意見を貫く姿勢は大変格好良い。
1件でもクレームが入るとすぐに意見を引っ込めてしまう現代に生きてたら、大変頼もしい存在だろうな。
さて私はミリタリーマニアではないので、戦争映画のデティールに関してはさっぱりわからない。
ただ映画としてアクション映画みたいな目線でしか観れませんが、そういった意味では面白かったですよ。
人間ドラマをベースにしていながら、戦闘シーンとかはデタラメなくらいの火薬で本物の戦場さながらの様相を示し
テンポも大変良く話しが進み、東宝特撮映画みたいな音楽で映画を盛り上げてくれとても楽しかった。
まあ監督と主演がジョン・ウェインなので、いつもの西部劇をベトナム戦争に置き換えただけとも言えるが
そういった辺りがいかにも娯楽映画って感じでとても楽しく大正解なのだと思いましたね。