祝直木賞!!!
北村薫、ベッキーさんシリーズ最終巻で見事直木賞をとりました。
この本はベッキーさんシリーズの2作目。候補にはなったのですが、直木賞はとれませんでした。
全作同様、昭和初期が舞台、学習院に通うお嬢様花村映子とその運転手ベッキーさん(日本人女性です)がいろいろな謎にいどむ、シンプルなミステリーもの。ミステリー性はあまり濃くなく、どちらかというと歴史的なメッセージ性が強いです。
今回はベッキーさんの素生も少し明らかになり、花村映子さんも少し大人になり、恋愛話なども出てきます。
それと同時に、石一刻と戦争に近づいていく危うさもあり、世相が暗くなる中、ただのお嬢様ではいられなくなっていく花村映子がよく書けていたとおもいます。前回より質が上がっている。
さて、直木賞をとった"鷺と雪"はこのシリーズの完結編。一体どう終わるのか???
玻璃の天 文庫本で500円の価値あり。
北村薫、ベッキーさんシリーズ最終巻で見事直木賞をとりました。
この本はベッキーさんシリーズの2作目。候補にはなったのですが、直木賞はとれませんでした。
全作同様、昭和初期が舞台、学習院に通うお嬢様花村映子とその運転手ベッキーさん(日本人女性です)がいろいろな謎にいどむ、シンプルなミステリーもの。ミステリー性はあまり濃くなく、どちらかというと歴史的なメッセージ性が強いです。
今回はベッキーさんの素生も少し明らかになり、花村映子さんも少し大人になり、恋愛話なども出てきます。
それと同時に、石一刻と戦争に近づいていく危うさもあり、世相が暗くなる中、ただのお嬢様ではいられなくなっていく花村映子がよく書けていたとおもいます。前回より質が上がっている。
さて、直木賞をとった"鷺と雪"はこのシリーズの完結編。一体どう終わるのか???
玻璃の天 文庫本で500円の価値あり。