私の図書館

主に読んだ本の感想。日常のできごと。

北村薫の玻璃の天

2009年09月02日 21時55分44秒 | 歴史/時代物
祝直木賞!!!
北村薫、ベッキーさんシリーズ最終巻で見事直木賞をとりました。
この本はベッキーさんシリーズの2作目。候補にはなったのですが、直木賞はとれませんでした。
全作同様、昭和初期が舞台、学習院に通うお嬢様花村映子とその運転手ベッキーさん(日本人女性です)がいろいろな謎にいどむ、シンプルなミステリーもの。ミステリー性はあまり濃くなく、どちらかというと歴史的なメッセージ性が強いです。
今回はベッキーさんの素生も少し明らかになり、花村映子さんも少し大人になり、恋愛話なども出てきます。
それと同時に、石一刻と戦争に近づいていく危うさもあり、世相が暗くなる中、ただのお嬢様ではいられなくなっていく花村映子がよく書けていたとおもいます。前回より質が上がっている。

さて、直木賞をとった"鷺と雪"はこのシリーズの完結編。一体どう終わるのか???
玻璃の天 文庫本で500円の価値あり。

新人さん

2009年09月02日 15時32分47秒 | 日常の話
2ヶ月ほど前にうちの部署に2人の新人さんが入ってきた。
新人さんといっても、一人は私と同年代の男性でなのだが。これで、合計9人のスタッフが配置された。
新学期も始まり、さらに忙しくなったけれど、かなりみんなお互い上手くやっている。

さて、もう一人の新人さん、ハワイから来ている23歳の日系三せい三世なので、日本語はしゃべれない、が、私が言っていることはなんとなく分かるらしい。特に食に関する単語は豊富。納豆好きだし、から揚げ好きだし、トンコツラーメンすきだし。
先日、ラスベガスにラーメン屋さんがあるのを発見したので、二人でいってみた。まあまあ普通においしかった。味よりも久しぶりにラーメンを食べれたことがうれしかった。そのラーメン屋さんで、彼女、たけのこも好きと言っていた。メンマのことである。それは、メンマだよと教えると、なぜ名前が変わるのか分からないと言われた。(そういえば、うちの夫もタケノコ好きである)

実は彼女が来てから、二人でいろいろな日本のレストランをためしている。ラスベガスにおむすび専門のレストランがあるなんて知らなかった。それ意外にも、お弁当屋さんやら、牛どん屋さんなどもある。へーと関心しているこのごろ。

のだめカンタービレ22

2009年09月02日 15時02分35秒 | マンガ


久しぶりののだめ(このブログも久しぶり)。
作者の出産休暇のため10ヶ月ぶりに出た22巻。
おもしろかったけれど、なんか無駄な余白が目につく巻だった。セリフが少ない、半ページをつかって、ピアノを弾いている絵を何枚も挿す意味は??? まー22巻も買ってきたのだから、このまま最後まで買うのだろうけれど。
もうちょっと内容を濃くしてほしかった。先月話した、王家の紋章などこの手の無駄なページ使いのさいたる例である。のだめもなんとなくそういう感じになってきたのか???

そうそう、王家の紋章でおもいだしたけれど、ガラスの仮面8月に新刊が発売されたらしい。けっこう、ペースが早くなってきた。ちなみに名探偵コナン65巻発売中。新しいまんががイマイチ分からない昨今、こういう長寿のまんがを目すると昔の同級生に会ったようななつかしさがこみあげてくる。