ウエストミンスターチャイムで時を刻む

2020-05-06 13:00:06 | 紹介
時は「流れる」ものですか?
それとも、「刻まれる」ものですか?
秒針が流れるように動く時計のように、気がつかない間に時間がたっていた・・・。
「時が流れる」というと、そんなイメージ、でしょうか。


信玄ミュージアム内の旧堀田古城園の庭園を見ていると
気が付けば若葉が芽吹き、かわいいつぼみが花開き・・・
一瞬も立ち止まることのない時の流れを感じます。
その一方で、建物にも料亭時代、旅館時代と同時に家族の歴史があり、
確かに時は刻まれ、積み重ねられて、今日がある。
大きな時間が流れる中で、私たちは日々時を刻む。
こうした、あまりにも当たり前で、普段は意識しないことも、
旧堀田古城園のような建物では、心静かに感じることができるかもしれません。

新型コロナウイルス蔓延防止のための臨時休館が続く中、
旧堀田古城園に残されたものたちの整理が、今も進んでいます。
ひとつひとつが、ここで積み重ねてきた時間を伝えてくれるもの。


その中のひとつが、この振り子掛け時計。
時間はほぼ正確で、15分ごとに時を知らせてくれます。
カチカチといった時計の秒針の音とはまた違う、軽やかな振り子独特のリズム。
3つのゼンマイ穴がシンボルのウエストミンスターチャイムが、
電子音には真似できない音色を奏で、時を告げます。
日々絶え間なく、その振り子の音で時が刻まれてきたと思うと、なんともいえない気持ちに。
・・・そんな音色も、多くの方に、お楽しみいただきたいです。

臨時休館が終わり、再び開館の折に。
待ち遠しいですね!

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