市民レポーターの方と霊場巡り

2024-04-16 18:30:54 | 紹介
先週4月12日の信玄公のご命日に執り行われた武田神社例大祭、並びに武田二十四将
騎馬行列は、何とか桜の花も持ちこたえ、久々の桜吹雪の中を挙行されたようです。

そして、本日は市民レポーターの方の取材ということで、市情報発信課の皆様と一緒に
武田氏の詰めの城っとも言われる要害城のある山塊の中腹にある「深草観音」、
あるいは「岩堂観音」とも言われる霊場を目指して参りました。
新緑の中を武田氏館跡の東を流れる藤川の源流沿いに、甲府市上積翠寺町の集落側から
トレッキングを開始しました。
集落側には根小屋の地名が残っていますので、要害城の登城口があった場所と思われます。

所々に設けられた標識や道標の石碑を頼りにけもの道のような山道を奥地に向かって
進んでいきました。

右 岩と山みち
左 山みち
とありまして、道標にしたがって右へ。
途中には現代の道標もありつつ、どうにかこうにか登って行くと、目的地の手前に巨大な岩が・・・。
大小の天然の石窟には多数の石仏。観音様?

麓から徒歩で山道を登ること1時間で、ようやく目的地の深草観音の霊地入口に到着。
その先には三方をぐるっと巨石に囲まれた空間があり、各所に観音像が祀られていました。
正面の巨石上方にぽっかりと穴が。
そして、穴に向かって金属製の長く高いはしごが架けられていまして、そこを登って穴の中に
お祀りされている観音様を拝むのだとか。
今は金属製のはしごですが、江戸時代は木製はしごで恐怖感満載だったらしく、手足が
震えるほどだったと書かれた書物もあります。
深草観音の場所は、現在は上積翠寺町の集落内に江戸時代に移転した瑞岩寺の敷地
だったと言われ、本尊は十一面観音像です。

はしごを登って行くと、石窟がありまして、井桁を組むように木材で床を張った礼拝空間が設けられ、
穴の奥に御本尊を祀る小規模な堂宇が設けられていました。
深草観音は、江戸時代の終わりには、甲斐国三十三観音札所の6番として栄えたようで、
江戸時代の年号を持つ観音像から、新しい時代では昭和のものまであり、侵攻の息の長さが伺えます。
実は、はしごの脇に岸壁を掘り窪めた階段も整備されていますので、そこから登ることも
できますので、恐いはしごをよじ登らなくてもお堂の中まで行けますよ😙 
遠回りですが、要害山側からのルートもあるので、甲府の北の山中で丸1日森林浴を楽しみたい
方にはオススメします。

とはいえ、道中にも様々な獣たちの足跡などがありましたので、特にイノシシやクマとの
遭遇には十分気をつける必要があります。
クマよけの鈴など持参で、できれば複数人で楽しく会話しながら登山してください。
市民レポーターの方が今後どんな記事を書かれるか楽しみですが、来月くらいに甲府市の
ホームページから市民レポーターの方の記事をチェックしてみてください。
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信玄ミュージアム周辺に春到来

2024-04-02 17:50:34 | 紹介
4月に入って初投稿になります。
昨日1日は甲府の街中でも新しいスーツを着た新社会人とみられる若者の姿もちらほらと見られ、
新年度のスタートを感じたところです。

先月末ころに咲き始めた桜も、ここ2日間が5月下旬並の気温で一気に開花が進みました。

菜の花もギリギリ保たれています。

ソメイヨシノも樹木の場所や個体差はありますが、徐々に花開き始め、本日時点で5〜6分咲き
といったところだったでしょうか。

武田神社になっています館跡の堀沿いにあるソメイヨシノもまだまだこれから。
今週末には武田通りと呼ばれる甲府駅から神社までまっすぐ通る道路の両側の
ソメイヨシノの木もピンク色が際立って甲府の町がきれいに見下ろせるはずです。
学校の春休みもあと少しだと思いますが、まだお子様を連れたご家族の姿もちらほらと
見受けられ、皆様思い思いに甲府の春をお楽しみいただいていました。
ですが、天気予報では明日から下り坂。
しばらく雨・曇の日が続きそうですので、行楽日和とは言い難い状況になりそうです。
気温が高くなりますと、桜の開花が進んでしまうので、楽しむ前に雨で散ってしまわない
ことを祈るばかりです。


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いよいよ桜も開花

2024-03-27 16:52:22 | 紹介
このところ続いた雨が嘘のような晴天に恵まれ、信玄ミュージアム周辺も平日にもかかわらず、
比較的多くの人が訪れていました。
地元自治会の皆様が毎年苦労して設置されている、通り沿いのプランターの菜の花は、
雨が降ったおかげもあって、今年は例年より元気で黄色も鮮やかです。

桜と共演の予定でしたが、やはり今年は菜の花の方が早くに終わりそうです。
県道沿いのソメイヨシノは、一部で蕾がほころび始めたところもありまして、気温が高まれば
開花を始めるかもしれません。
ミュージアム前の桜は、種類が違うようで、毎年ソメイヨシノより少し早めの開花ですが、
その桜は、本日開花しておりました。
週末には7分〜8分咲きくらいまで進むと思いますので、今週末に訪れた方は、
桜が楽しめるかもしれません。

予報では、今週末から急に気温も上昇するので、桜の満開は、ちょうど来週末あたりかな?
と言ったところです。
約20年前は、4月12日の信玄公命日の武田神社例大祭頃まで桜が残っていました。
古い写真になりますが、桜並木の武田通りをお神輿や騎馬行列が練り歩くのが恒例でした。
地球温暖化の影響でしょうかね?
今年は祭りまで保つかと思ったのですが、どうやらその頃には葉桜かもしれません。
これから各地で桜の便りが届くと思いますし、春本番はもうすぐそこまで来ているようですよ。

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3月もあと1週間

2024-03-25 17:22:18 | 紹介
今年はここに来て肌寒い日が続き、今週は空模様もあまりお天気が続かないようです。
武田通りの桜の蕾もまだまだ硬いので、久々に市内の学校が入学式頃に桜が咲いて
いるかもしれません。

そして、新型コロナによる抑制生活にピリオドを打って、初の春を迎えます。
肌寒いとは言え、先週末は信玄ミュージアムは多くの方にご来館をいただきまして、
賑わったと報告を受けておりますので、これからさらに人出が予想されます。
明後日あたりから気温も上昇して例年並みに戻りそうですので、お出かけには良いかもしれません。

春休みシーズンで家族連れも増加中ですので、再告知になりますが、現在開催中の企画展
「武田二十四将図展」を開催しています。
お出かけでこちらにお越しの際は、ぜひご見学ください。


また、行楽シーズンで遠くまでお出かけの方も多いと思います。
以前にご紹介しました、長野市立博物館や川中島古戦場跡の公園などを中心に
開催しています、デジタルコンテンツとともに、スタンプラリーも開催中です。
長野市までの道のりもそろそろ雪の心配もなくなると思いますので、まだ始まったばかりのスタンプラリーに
参加してみてはいかがでしょうか?

歩いて回ってオリジナルカードもゲットできます。

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武田氏館の堀の調査を始めました

2024-03-04 19:11:05 | 紹介
国史跡武田氏館跡の武田神社境内になっている主郭と、隣の西曲輪を結ぶ橋の北側の
堀を発掘調査しています。
近年、地球温暖化など気候変動が著しく、台風意外にもゲリラ豪雨などが頻発し、
そうした際に堀の水が橋を越えて道路まで流れ出してしまう事態となっています。
原因はいくつかあるのですが、一番の要因は、橋の北側に土砂が堆積して排水機能の不全があります。
おまけに、戦国時代に築かれた石垣も崩れそうな状況もあり、今後の保護対策と
土橋そのものの構造確認ということで、文化庁、武田神社様とも協議の上、調査に入りました。
短期決戦で危険な場所での作業ですので、調査中をご覧いただくことは難しいと思いますが、
調査後にもう少し石垣の姿が見える形での見学の場をご案内しますので、ぜひご参加ください。
余談ですが、調査中の堀の脇に咲いていた花ですが、名前がわかりませんでした。

葉が菜の花のような形や姿でしたが、以前はなかったような気がします。
どなたか蒔いたのか、鳥が落としていったのかわかりませんが、名前が分かる方は、ご教示ください。

それから、長野市様の続報と言いますか、お知らせの際に付け忘れていましたARなどの
デジタルコンテンツの事業案内のパンフになります。

信玄ミュージアム設置のものも含め、ぜひ現地で体感してみてください。
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