鳩のひなが生まれました!

2020-05-31 11:50:04 | 日記
旧堀田古城園のきんもくせいに鳩が戻ってきました♪
とお知らせしたのが5月の半ば。
そして、気が付いたら、鳩のひなが2羽生まれていました🐣

かわいい頭がふたつ覗いています💛
身じろぎもせず、お目目は完全にカメラ目線📷
(ひなちゃんたち、緊張させてごめんなさい🙇)

しゃなりしゃなりと、相変わらず猫たち🐈が庭を歩き回るのは気になりますが、
木陰に紛れて守られて、ちゃんと巣立ちできるまで大きくなって。


旧堀田古城園の庭の木々にひなの成長など
今後も皆さまにお知らせしていきたいと思います。
シャッター音で、ひな達にあんまりストレス掛けない程度に😉

鳩の巣のあるきんもくせいのお向かいさんも(ザクロ)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バラに包まれた藤村記念館

2020-05-28 10:24:38 | イベント

ここは甲府駅北口にあります藤村記念館。
国指定重要文化財の建物です。

色とりどりのバラが美しく咲いていて
まるで絵画のよう。
ちょうど見ごろです。

擬洋風建築とバラ。
美しさの相乗効果、高まっています。

新型コロナウイルス感染防止のため、
藤村記念館も長らく休館させていただいておりますが
外観はご覧いただけます。

予防対策を整え、再開むけて準備を進めています。
しばらくお待ちください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旧堀田古城園で、武田菱を探せ!

2020-05-27 13:39:13 | 紹介
これは、一体何の写真でしょうか。


これらは、信玄ミュージアム内の旧堀田古城園敷地内で見られる
武田菱と花菱っぽいデザイン。
いずれも、武田家の家紋をモチーフにしています。

旧堀田古城園は、昭和初期に建てられた料亭ですが、
当時、「古城」と呼ばれていた武田氏館跡のすぐそば、というご縁で、
建物の中には、武田家の家紋を意識したデザインがたくさん使われました。
ひし形の離れ座敷まであって、遊び心満載の建築物🏠

ミュージアムの開館中、季節のイベントが行われていない時は、
旧堀田古城園内で、武田氏の家紋を探し、プレゼント🎁をもらっちゃおう♪
というお遊びイベントへの参加もおすすめしています。
「かくれ武田菱」もありますよ。


あるお客様が発見してくださいました♪
こんな変わり種の武田菱も「あり!」ですね😉 

ちなみに、家紋に使われる「菱」(ひし)は植物であり、その繁殖力が強いことから、
菱紋には「無病息災・子孫繁栄」への願いが込められているとか。
武田菱も菱紋の一種と言われていますが、
四つ割り菱、花菱などさまざまなバリエーションがあるんです。
今日、武田氏の家紋と言えば割菱の「武田菱」。
でも、信玄の肖像画や伝来の鎧などを飾るのは、ほとんどが「花菱」。
武田菱が多く描かれ、武田氏の家紋として広く認識されるのは
江戸時代以降、なんですって。


こちらの花菱は、甲府市ならでは。
武田家の花菱との違い、見つかりましたか?
ヒントはこちら😉 
甲府市の市章(市旗)


あれ?
こちらも・・・ですね😊

ちなみに、先日ご紹介した「かわらけ君」の家紋も、
本来は、甲府市バージョンらしいです。
イラストのものは、甲府市バージョンが簡略化された武田菱(!?)だとか。
甲府市生まれですものね❤


緊急事態宣言も解除され、いよいよ社会活動も活発化してくると思います。
当館は、まだ休館中ですが、予防対策を整え、再開館の日にむけて準備を進めています。
もうしばらくご不便をおかけしますが、再開されましたら、ぜひ、武田菱を探してみてください。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旧堀田古城園、初夏の花めぐり

2020-05-25 19:11:24 | 紹介
各地のお天気、東と西とで分かれているようですが、
甲府はそのはざまにあって、ちょっとお日さまが顔をのぞかせた(♪)と思うと曇り空。
そんな中でも旧堀田古城園の植木たち、ちょっと目を離している隙にずいぶん花が開き、
庭に足を踏み入れるたびに、その印象が変わります。

信玄ミュージアム内の旧堀田古城園には、かつてお客様をお迎えた木戸門があります。
武田神社から、南の堀に沿って東に進むと、その門はあります。
門から入って、まっすぐ進んでお庭にお入りください。左手には南向きの和室に、懐かしい縁側。

その前で、朱色のツツジに、花が開きつつあるザクロの木がお出迎え。
ザクロの花は、青空に映える濃いめの蛍光オレンジ。


ちょっと左の足元に目を向けると、小さな白い花。がく(でしょうか?)に赤い斑点3つ。見れば見るほど不思議な感じ。
そのたたずまい、人形か何かに似ているような、・・・気がしませんか。


南に目を向ければ、その奥にソバの花が咲いています。
収穫できたらうれしいな😉 

その奥に見えるのが、ひし形のお茶室です。
茶室を囲む花々に、室内の季節のしつらえを合わせてお楽しみいただけます。

シモツケ。小さなアジサイみたい。形も色もふわふわしていて、とってもかわいいんです💛


コバノズイナ。こちらもひし形の茶室前にあります。
小ぶりで、ささやかで、茶室周りの雰囲気にぴったり。

離れを横目に小路を進むと、広場とカフェ☕
そちらでも季節のお花を楽しめます。

いかにも堅そうなつぼみが開いてきました。
どんな花が咲くのか、とってもたのしみ。


モミジにハート💓の形のブーメラン!?
誰かの思いを届けて、返事まで返してくれるかも!?

旧堀田古城園は、昭和初期の元料亭。
新型コロナウイルス感染防止のため、長らく休館させていただいておりましたが、
6月中には開館して、お庭はもちろん、信玄ミュージアムもお楽しみいただきたいなぁと
スタッフ一同願っております。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

出土するもしないも、訳がある

2020-05-23 12:33:20 | 紹介
武田氏館跡から大量に出土する「かわらけ」は、
ほとんどが茶色の地元生産品ですが、
「白かわらけ」(写真左奥)の他にもう一つ、
「耳かわらけ」なる変わり種あり。(写真手前)
「白かわらけ」と同じエリア、お館様の暮らした曲輪から発掘され、
同じように、ほかでは出土例があまりありません。



武田氏館跡地図(現在の武田神社)
☆のあたりが「白かわらけ」と「耳かわらけ」の出土した場所。
信玄ミュージアム(武田氏館跡歴史館)は南側の堀の下にあります。

「かわらけ」の両端をきゅっとつまんだ、その名の通り耳型👂の「かわらけ」。
その用途は儀式や饗宴用の「箸置き」。
でも、今と違って、当時は箸を「耳かわらけ」に水平にのせていました。
なぜなら・・・古来より神さまへのお供え物は箸と一緒に台の上。
神さまがお使いになる箸が「台に触れてはならん!」という配慮から、水平置きだったようで。
その名残で、戦国の世でも「耳かわらけ」は大名用、箸は水平置きが必須です。

甲斐国では、良質の粘土が取れる場所(甲府市)があったこともあり、
奈良から平安の頃、すでに土器を焼く工房があり、隣国まで流通していたとか。
平城京跡からは、この甲斐型土器が出土。祭祀に使われていた可能性も。
生産された坏などの特徴は、ろくろで作られ、底部には糸切跡。画一的、かつ大量生産。
館や城下町から出土する「かわらけ」は、その子孫みたいなものでしょうか。



一方、「白かわらけ」には、成熟した文化的価値が認められながらも、
各地で本当に重視されたのは、
儀礼にふさわしい所作や作法を取り入れることだったようで、
「白かわらけ」をはじめとする儀式・饗宴用の道具は臨機応変♪
武田氏館跡では、茶色のかわらけの方が主役だったみたいです。


武田氏館跡(現在の武田神社)の南側の堀
この朱色の橋を渡って真っすぐ進めば、武田神社拝殿。
その左手がおおよその出土場所となります。
お越しの際は、ぜひそんなことを思い出しながら見てください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする