みなさま、蓮の花が見ごろです!

2022-06-30 17:28:47 | 紹介
武田氏館跡(現・武田神社)東の蓮の花@史跡公園が、見ごろを迎えています!
いつもよりちょっと早い(!?)気がしますが、
観測史上最速で梅雨明けしたくらいですから💦
そして、38度を超える猛暑でグッタリです。
6月30日10時半頃撮影

陽射しの下、「咲き乱れている」印象を受けるほどに、かなりの花が開いていました。
10時半ごろ見に行ったのですが、花を愛でるには、ちょっと暑い💦
もう少し早い時間の方が、蓮の花も美しく、涼しげでオススメです。

赤い矢印が、蓮の花が咲く、かつての堀の一部です。
武田神社の東門からは徒歩1分くらい。
当館・信玄ミュージアムからも歩いて2,3分の距離。

蓮は本当に不思議で美しい姿をしています。
その花言葉もいつくかあって・・・
「清らかな心」は仏の智慧や慈悲の象徴として。
「神聖」は、お釈迦様がお生まれになって、初めて歩いたその足跡から花開いた蓮の上に立ち、
「天上天下唯我独尊」とおっしゃったことから。
「休養」は、午前中に開花し、午後には閉じてしまう姿から。
「離れゆく愛」は、夏の短い間咲き、散る姿から。
花の命は短くて・・
そんな「はかない」イメージが、より一層、花の美しさを際立たせるのかもしれません。

当館敷地内、昭和初期の料亭旅館「旧堀田古城園」のお庭から、
富士山もよく見えます🗻
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企画展も大詰め。ラストスパートです。

2022-06-27 19:15:05 | イベント
関東地方は、なんと、本日梅雨明け。
最短の梅雨となりましたが、梅雨宣言の期間中、いったい何日雨が降ったのやら。
甲府は本日真夏日で、来館された方もグッタリしていました。
夕方には、今シーズン初めて旧堀田古城園のお庭に散水作業。
いつもなら勝手に降った雨で、この時期は水やり管理が楽なのですが、
今年は8月が終わるまではしばらく苦労しそうです。

さて、そんな信玄ミュージアムですが、善光寺御開帳のご盛儀に合わせて
4月1日から開催してきた企画展「甲斐国領主と善光寺」もちょうど1週間を切りました。
初のロングラン企画展でしたが、その間、長野市の善光寺大本願所蔵「栗田家文書」
6通を前・中・後期と3分割し、関連する資料とともに展示してきました。
善光寺大本願様、甲斐善光寺様のご理解とご協力により、ここまで開催できました。
本当に感謝です。
現在の展示は、6人の領主の最後、加藤光泰と浅野長継(幸長)の古文書と
甲斐善光寺様からお借りした初公開の一光三尊阿弥陀如来画像です。

企画展開催中は、多くの方にご覧いただくことができましたが、
その間、ご来館された方からは、
なぜ、山梨にも善光寺があるのかわかって良かった。
甲府の善光寺でも御開帳をやっていることを知らなかった。
戦国時代に善光寺が何度も動いていたことを知らなかった。
という声を何度も耳にし、
帰りに寄って行きたいけど、ここから車でどう行けばいいのか?
あるいは、歩いて何分くらい?という強者もいましたが、
展示を見てから甲斐善光寺へご参詣、という方も予想以上に居まして
開催した甲斐があったというものです。
中にはせっかくだから長野も行きたい、あるいは、4月の展示を見て両方行って来た、
という方にもお声がけいただき、感謝したところです。

せっかくの機会でしたので、企画段階では善光寺に足を運んでいただくことも
裏テーマとしてはありました。
実際にどのくらいの効果があるか半信半疑でしたが、
何とか役割を果たせたかな、と思っております。

信玄ミュージアムは、名前こそミュージアムを名乗っていますが、実際には
国史跡の武田氏館跡のガイダンスとして整備されています。
史跡ガイダンス施設の役割は、現地散策の手助けをするための情報提供ですので、
武田氏に関係する歴史的な場所へとご案内する今回の企画展は、
拡大解釈すれば、役割の範囲内だったかな、と思っております。
文化財も活用が求められる時代となりましたので、広域に文化財をめぐるお手伝い
ができたことは、現代のニーズに合っているのではないか、と勝手に解釈しております。

残り僅かとなり、御開帳も終わりますが、企画展に興味を持たれた方は、
まだもう一度土日の週末がありますし、ぜひもの凄く暑い夏の甲府にお越しください。
そして、来月下旬は夏休みもスタート。
今年もいろいろやりますので、ご期待下さい!
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『鎌倉殿の13人紀行』で甲斐善光寺の「木造源頼朝坐像」が紹介されます!

2022-06-27 11:47:03 | イベント
皆様、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を
ご覧になっていますか?
武田氏も登場し、皆様の関心も高いのではと思います。

ドラマ放送後に
『鎌倉殿の13人紀行』
甲斐善光寺にあります
山梨県指定文化財
「木造源頼朝坐像」が紹介されます。

7/3(日)放送予定 です。

お見逃しなく!!




日本最古の源頼朝像と言われ、
教科書にも掲載されています!




こちらは、修復時の写真です。
寄木造で、このように約30のパーツで構成されています。

「木造源頼朝坐像」
普段は甲斐善光寺で公開されていますが
6/30(木)から8/31(水)まで
鎌倉国宝館に出張します。

会期 7/2(土)〜8/21(日)
主催 鎌倉国宝館(鎌倉市教育委員会)

また、山梨県立博物館にて
 シンボル展 「山梨県指定文化財 木造源頼朝坐像」
開催期間 2023年1月21日(土)から2月20日(月)
を予定しています。


ところで、なぜ源頼朝像が山梨にあるのでしょう?

実は、もとは信濃善光寺にありました。
武田信玄公が、戦火から守るために信濃善光寺の寺宝を山梨に移しました。
その際に「木造源頼朝坐像」も運ばれたと考えられます。

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蓮の花の季節まで、あともう少し!

2022-06-26 17:27:09 | 紹介
梅雨☂といえば、しとしとしとしと、雨がちなお天気が続く時分・・だったような。
空は確かに曇り気味。でも、今年の梅雨も・・暑いです(~O~;)
梅雨明けも平年よりも早いのでは?その後は、ダブル高気圧で猛暑続き?
などと予測されているようですが、お天気はどうしたって変えられないので、
その季節ならではの楽しみを見つけていきたいと思います。

そのひとつが、蓮の花✨

当館がご紹介している、武田氏館跡・東の史跡公園の一角の蓮の池では・・・
小ぶりな蕾がたくさん顔を覗かせていました!(6月26日現在)

仏像の台座といえば蓮の花。
善光寺のご開帳も残りわずかとなりましたが、
ご本尊、一光三尊阿弥陀如来像をご覧になる時には、台座にもご注目ください。
その台座は、蓮の花というよりも、花びらが散った後に残った花托のよう。

「善光寺縁起」によれば、
国司のお供をしていた本田善光の前に出現した如来様。
前世において、善光は月蓋長者として、その後は百済の聖明王として
如来様にお仕えしていたことを告げ、
今生では、日本の人々を救うため、信濃の国の善光の故郷へ向かいます。
善光は、家の中でも、その西側に臼を置き、そこに如来様を安置したと言います。

そんなワケで、如来様は、今でも善光寺本堂の西奥に、
そして、台座も臼のような、返り花・反り花のような・・・

おまけ🍭
そのすぐそばでは、シロツメクサが一面に。
その奥に見えるのが、武田神社、かつての武田氏館跡です。

館の正門があった大手門の正面に復元された角馬出。
奥に、こんもりとした御崎が、躑躅が崎(つつじがさき)。
戦国の世、武田氏館が躑躅が崎館と呼ばれた由縁です。
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甲斐善光寺の御開帳もいよいよあと少し

2022-06-24 15:55:47 | イベント
6月29日まで開催の7年に一度の善光寺御開帳も1週間を切りました。
県外からお出かけになる方には明日・明後日の土日が御開帳参詣の最後の機会に
なると思われます。
本日は、朝から気温がグーンと上昇する中、甲斐善光寺には多くの方が訪れていました。

善光寺の御開帳は、巨大な木造建築の本堂を含む、多くの伽藍を維持するための
維持管理費を集めることが大きな目的でありました。善光寺では、江戸時代に火災
などで建物が焼失することもあり、その再興には莫大な費用がかかったとされます。
その費用の一部を江戸や京など各地に出向いて行った出開帳や、現在のように
善光寺で開催する居開帳という形式でおこなったようです。

甲斐善光寺では、信仰対象の御本尊が信濃にお戻りになり、存続の危機に陥りかけた
時期もある中、秘仏の御本尊と同じような姿で造立された前立仏を新たな御本尊に
迎え、寺勢の再興に努め、現在に至ります。
そのため、甲斐善光寺の御本尊は、かつての前立仏ではありますが、建久3年
(1195)に造立されたことが刻まれていて、最古の善光寺式の阿弥陀三尊像となって
います。
また、『甲斐善光寺縁起」では、尾張(愛知県)の熱田の僧定尊が建久3年(1195)
6月に夢のお告げで善光寺如来の等身大の像を鋳造したと記していますので、
それが現在御開帳でご尊顔を拝すことができる、甲斐善光寺の御本尊です。
7年に一度、この時だけお目にかかることができる仏様ですので、お見逃しないように。

甲府盆地は、梅雨らしからぬ猛暑で週間天気も晴れ曇りで一時カミナリという、
梅雨明けのような空模様が続く予定。
お来県予定の方は、水分補給をしっかりして、熱中症予防対策を心がけてください。
雨が少ないので果樹の出来も心配ですが、善光寺近くのぶどう畑では、
緑色の宝石、シャインマスカットがすくすく成長中。
路地物は、本格的な出荷までもう少しですが、早いものは店頭に並び始めました。
15年近く前、山梨でシャインマスカット栽培が普及する前で希少価値が高かった頃、
知り合いのぶどう農家さんが「新品種で、社員しか食べられないマスカットだから」と、
おやじギャグを言いつつ試食させてくれたのを思い出しました。
その頃は一房が10,000円と言われました。
今ではその半額以下になり、県内でもあちらこちらで栽培が進み、最近では
スーパーマーケットなどでも普通に店頭に並ぶようになりました。
果樹王国やまなしですので、ご来県の際はぜひともお召し上がりくださいませ。
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