嵐の前の静けさ?連休前最後の穏やかな平日。

2023-04-28 18:10:00 | 紹介
4月も月末になりました。
週末はお天気が少し怪しい気配ですが、早い方は29日から連休スタートの方も
いらっしゃるでしょうか。
ゴールデンウィーク前でお出かけを控え気味だったのか、今週は静かな1週間
だったようですが、明日から連休終わりまでは、多くの人で賑わうと思います。
皆様をお迎えする施設側は、主が変わっても例年通りツツジが順次咲き誇っていまして、
旧堀田古城園の庭園では白いツツジが満開です。
若葉の緑もあって、見た目にも気持ち良いお庭になっています。
背後の電線で景観的には少々難有りですが、この時期はまだ雪で真っ白に
コーティングされたThe Mt. Fujiも晴れていればきれいに眺められます。
縁側に腰を掛けながら、のんびり眺めるのも良いですよ。

また、目線を足元に下げると、
紫蘭の花も咲き、昨年の種がこぼれて発芽した蕎麦の花も咲き出しています。
そして、静かな施設でくつろぐニューフェイスニャンも暑さを避けて日陰で休憩中。
混雑時は居場所がないので、どこで休んでいるのやら。
フェンスの影で分かり難いかもしれませんが、ひんやりコンクリートでお休み中です。
タイミングが合わないので会えてませんが、夕方に出没する母ニャンやお兄ちゃんは元気だろうか?
と、心配な今日この頃です。

さて、NHK大河ドラマが今週末辺りから信玄公の露出が増し増しで、
ちょうどゴールデンウィーク最終日あたりから最大の見せ場を迎えそうです。
その前に武田軍の強さの秘密をおさらいする番組放送のお知らせがございます。
2月17日にNHK甲府局でローカル放送された番組で、
「金曜やまなし どうする家康 どうなる武田」が全国放送されることが決まりました。
山梨県民の方は、ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、そうでない方も
この機会にお見逃しなく。
全国放送と言いましても深夜帯ですので、ご注意を😅 
日時は、5月6日(土)午前1:40〜2:05 金曜深夜
チャンネルは、NHK総合テレビです。
歴史家の平山優さんによる解釈で武田軍の強さに迫り、三方ヶ原の戦いについても
新視点で信玄公の軍略を語っています。
ちなみに見逃した方は、NHKプラスで7日間見逃し配信されるそうです。

信玄ミュージアムも企画展示の内容は変わっていますが、しっかり映っていますので、
ぜひご覧ください。

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新緑香る史跡を散策しませんか?

2023-04-25 16:42:11 | 紹介
新緑の季節になりました。
史跡武田氏館跡も武田神社創建以降は樹木も鎮守の森として保護され、
神社境内となっています主郭を中心にたくさんの樹木がこの時期新緑を迎えております。
本日は、あいにくの曇り空で緑も映えませんが、神社参道周辺も緑に覆われています。

甲府の春は短く、連休も明ければあっという間に初夏の陽気です。
史跡散策には今がまさに最適な時期ですので、神社参拝のついでに信玄ミュージアムで
見どころをチェックしていただき、戦国の館の姿を思い浮かべながら、現地をブラブラと
散策してみてはいかがでしょうか?
週末のお天気が心配ですが、4月30日(日)は、躑躅ヶ崎歴史案内隊の皆様の
無料ガイドも受付を開設します。
雨天中止の可能性もありますので、公式ツイッターなどの情報をご参照ください。

大河ドラマ「どうする家康」も、いよいよ信玄公の見せ場が近づいて来ました。
武田氏館の背景は、なぜか仙人が住む山奥の寺院?のような自然が映されていますが、
イメージは現状の緑豊かな館跡の姿を採用しているのでしょうか?
実際の館の構造を描いた絵図も企画展で展示中ですので、ドラマの映像との違いを
ご覧いただければと思います。

ちなみに、4月26日(水)22時には、NHK「歴史探偵」で信玄公が取り上げられます。
信玄ミュージアムもロケに協力いたしましたので、映っていると思います。
少し前の収録ですので、映像の展示資料は変わっていますが、ご了承ください。
ぜひご覧いただければ幸いです。

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春なのに夏のような暑さ

2023-04-20 19:04:53 | 紹介
甲府は、まだ4月半ばを過ぎたばかりのところで気温がグゥンと上昇し、
日中は夏のような暑さとなりました。
躑躅が崎館にちなんで、信玄ミュージアムでも数種類のツツジを植栽していますが、
旧堀田古城園側の久留米ツツジなどが見頃を終えて、今は
オオムラサキツツジが開花しています。
いつもでしたらゴールデンウィーク頃に満開となるところが、今年は気温が高い日が
続き、開花が早く進んでいます。
今日も一日いいお天気でした。

現在は、ゴールデンウィークの大型連休前で皆さんお出かけを控えておられるのか、
意外と静かで落ち着いていますが、新緑とツツジの花が皆様をお出迎えします。

旧堀田古城園の中庭には和傘も登場し、風流な雰囲気を醸しだしています。
とはいえ、この暑さで外で食事や休憩される方はまばらで、皆さん涼しいカフェ内でお召し上がりでした。
暑い日は、椅子やテーブルも熱を持っていますので、お気をつけてご利用ください。
今年はまだ毎年現れるカエル君にはお目にかかれていませんので、
手水鉢に水が入る頃に再会できることを密かに楽しみにしています。
企画展の武田信玄公像も全体のお姿を目にすることができる貴重な機会ですので、
お越しの際は、ぜひ特別展示室までご入館いただき、ご覧になってください。

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展示中の武田信玄公像

2023-04-17 09:52:12 | 紹介
4月12日から信玄ミュージアム企画展
「戦国大名武田信玄の遺産−ゆかりの品々から語る武田信玄−」
スタートしています。
先週末はテレビ放送の取材撮影があり、善光寺副住職様にもお越しいただき、
信玄公像や出展の経緯につきましてお話をいただきました。
その中で、一般には公開していない像で、しかも普段は厨子に入っていますので、
外に出して、側面や背面まで見られるのは初めてということで、貴重な機会と
お話いただきました。

今回の展示で寺外初公開と言ってはおりますが、近代では外に出したことがないと
いうことで、実は江戸時代には寺外で公開されていた木像です。
善光寺に残る記録を紐解くと、どうやら江戸時代後期の御開帳の出張版の出開帳
によって各地に運ばれて、一般にお姿をご覧いただいていたようなのです。
現在、各善光寺様ではお寺で御本尊と縁を結ぶ御開帳が7年に一度開かれています。
これを居開帳とも言いますが、昔は二つの方法で御開帳の盛儀を行い、
そこで集めた浄財で寺院の修理を行っていました。
いろいろ経緯を説明していると、それだけで解釈が長くなり、宣伝できたいために
寺外初公開としていますが、実際には近代に入って初公開という言い方が正しい
ところです。
紛らわしい宣伝で申し訳ありません。

さて、木像ですが、厨子に収められるサイズということで、高さ46cmほどで小さいものです。
木像の制作年代はわかりませんが、
元文4年(1739)の善光寺の記録には、京都・大坂へ向けて出発した宝物に
「武田信玄公像」があり、今回の展示資料だと思われます。
その時の出開帳は大きなものだったようで、関西で開催した後、江戸へ移動して
増上寺などでも開帳をしています。
江戸ではサツマイモの栽培を広めたことで有名な蘭学者の青木昆陽も訪れ、
昨年信玄ミュージアムでも展示させていただいた善光寺所蔵の武田家朱印状など
武田家ゆかりの品々を見学したことが記録されています。
その時、昆陽もきっと信玄公像を拝んだと思います。

江戸時代に武田信玄公は、神君家康とともに神格化されていきますが、
おそらく木像の制作理由には善光寺信仰とともに、信玄公も信仰の対象とされ、
武田家に関わる文物も御開帳されるたびに需要が高まり、信玄公の姿をご覧いただく
木像が制作されたのではないかと考えています。
ですので、厨子入りの小さなサイズで制作された理由は、まさに出開帳に持ち出せるように
制作されたものだと考えております。
そのために作ったと記録があるわけではないので、あくまで推論ですが・・・
記録と状況証拠を積み上げていった推論ではありますが、今後、もう少し調べて
みたいと思っています。
展示は、6月12日(月)までと、まだまだ時間もありますので、この機会にぜひご覧ください。




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信玄公没後450年記念講演会~武田信玄、その後世への影響力~を開催しました。

2023-04-13 11:16:38 | イベント

4月12日(水)信玄公の命日に
信玄公没後450年記念講演会を開催しました。
講師は金子誠司さんです。

テレビやドラマで
「武田信玄」を知り
好きになった方も
いらっしゃると思います。

まず史実として信玄公にまつわるエピソードが
感動的なもの、伝説的なものがあって
さらにドラマの中の描かれ方や俳優さんによって
「信玄」のイメージに大きな影響があり
現代でも人気の戦国武将になりました。

また、江戸時代に入ってからも
徳川家康の命令で「甲州武田軍学」の導入や
主な武田旧臣を井伊直政に所属させるなど
徳川幕府の中で「武田ブランド」が活躍しました。

講座の中では、「甲陽軍艦」や武田氏の「遺品」
柳沢家や「甲州三法」、信玄公祭りなどについて
幅広くご説明くださいました。

信玄公没後450年という節目の年に
特別な講演会を無事に開催できました。
受講者の皆様と同じ時間、同じ情報を
共有できたことを嬉しく思います。
ご参加いただき、ありがとうございました。


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