コーちゃんのブログ

オートバイで遊ぶNice Middle(?)の気ままな日記
    

気温と燃費

2009年03月14日 | バイク&メンテナンス


エンジンオイル交換後の燃費

◆オイル(20W50)交換後のツーリングで燃費がよくなかった。

◆オイル添加剤注入後のツーリングで燃費がよくなかった。

    これについて色々考え、そして調べてみました。

 



 
 特に燃費にこだわったいるって訳では

 ありませんが、昨年のようなガソリンの

 高騰が続いていれば別です。経済的

 理由よりもエンジンの状態を常に

 チェックしておこうと思っているからです。

 エンジンだけではなく駆動系の異常なども

 燃費に表れますからね。そういう事で燃費

 のチェックは大事だと思っています。

 左の伝票は昨年の最高値@200 です。

   BMW白馬ミーティング 2008

       往路で給油した時のものです。

 

  図1はエスティマハイブリッドに乗っている方が約10ヶ月間の

  気温と燃費を記録したデータをグラフ化したものです。毎日の通勤時に

  測定したもので、ほぼ一定走行条件と見ることができます。これによると

  燃費は、気温にリンクしてることがよくわかります。

   勿論バイクとは違いますしハイブリッド車なのですが、充分参考になるデータだと思います。

   実は私が乗っているクルマもハイブリッドのプリウスなのですが、燃費データを記録

   したことはありませんが、感覚的にはこのグラフが表す通りだと思っています。

   

    

   下の図2はエンジンオイルの粘度とエンジン内部の摩擦損失の関係を

   グラフにしたものです。このテストに使用したオイルはSAE規格に

   適合しないのですが、私たちがイメージし易いSAEで粘度を(ムリヤリ)

   表現するとこんな感じだそうです。

     A 0W-10  
     B 0W-20
     C 0W-20
     D 0W-30

             

   やはりオイルの粘度が高くなればエンジンの摩擦損失も増大する、

   従って当然燃費が悪くなる事になります。このグラフでは

   3000~4000rpmの回転領域では約10%のひらきがあります。

もうひとつはエンジンのエネルギー効率(熱勘定)です。つまり内燃機関は

 ガソリンを燃やして動力に換えるわけですが、この変換効率のことで、寒くな

 ると低下する  気温が下がるとエンジンの熱が奪われて熱効率が

 悪くなるって事です。しかしこれについてはもうひとつの考え方があって、

 温度の低い空気は密度が高いのでシリンダに吸込まれた空気量(標準状態)

 は多くなり(充填効率が上がる)、エネルギー効率は上がるというものです。

 内燃機関といってもピンらキリまであり、用途によってその特性は大きく異な

 ります。バイクの場合どうかと言うことですが、結局よくわかりません。しかし

 外気温の影響を受けやすい空冷のボクサーエンジンは、夏はオーバーヒート気味

 冬は冷え過ぎになっていますので、冬はエンジンが冷え過ぎて熱効率が低下し

 燃費にも影響が出ることは否定できません。
 

       


気温が下がって走行中のエンジン温度も下がり、オイルの粘度が高くなり

 その結果燃費が悪くなる。これが支配的な要因だと考えています。

 さらに付け加えますと、エンジンだけではなく駆動系においてもオイルの

 粘度が上がって摩擦抵抗が増大します。これの影響も大きいと思います。


エンジンオイル交換後のツーリングで燃費がよくないと思ったのは、

 比較データとしては昨年の6月~10月頃の比較的よかった頃の記憶です。

 と言うことで現時点では気温の影響だったと納得しております。

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