ラフトブログ

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女子高生の思い

2014-06-21 14:07:52 | 日記
このまえ。

「移動支援」で、特別支援学校に中学部の女の子をお迎えに行って、一緒にバスに乗って駅へ。

ホームでその利用者さんと電車を待っていると。

同じ学校の高等部の女の子たちが、いろいろと“この状況”について、質問してきてくれました。

「これからどこに行くんですか?」

「ヘルパーさんが一緒に行くの、お金がかかるのですか?」(←利用料のこと)

「電車代はだれがはらうのですか?」

「どうしたら一緒に行ってもらえるんですか?」

「おかあさんが申し込まないとだめなんですか?」

「ほかの人はどんなところ、行ってるんですか?」

「ぜんぶでおかね、どのくらいかかるんですか?」



私。

「これから、電車で松戸に行って、おやつ食べてくるよ。」

「こういうサービスを使うのには、お金が1回数百円かかるよ。」

「申し込みは、おかあさんたちがしてくれてるよ。」

「カラオケでも映画でも、なんでもいいんだよ。マンガ喫茶行く人もいるよ。」

などなどと答え。



「へぇ~~~。」

「いいなーーーー。」の合唱。



私。

「みんなは、お話もできるし、一人で電車にも乗れるし。

○○ちゃんはひとりじゃできないことが多いから、ヘルパーさんがお手伝いしてるよ。」



すると・・・

「知ってるところ以外は、電車乗れないし、一人じゃ行けないです~。」

「学校以外ではなかなかみんなとあそべないし。」

「カラオケ、一人で行ってもつまらないじゃないですか。」

「いいな~~。」 







そうですよね・・・

一人で学校に通えて、お話もできて、お友達ともある程度コミュニケーションが取れて。

でもなんらかの“特別な支援が必要で”特別支援学校に通う子たち。





児童のサービスの場合、利用動機として「親御さんの都合」がそのほとんどだから。

親御さんに都合があっても、“ひとりで”上手に過ごせる子たちは、サービスを使わないで済むわけで。





自分の高校時代を思い出してみると、毎日のように、友達とどこか寄り道していましたね。



だからこそ。

あまりにもまっすぐな瞳で「いいなぁーーーー。」と言われて。

そうだよなー。私は君のために何ができる?って思ったり・・・。




そこにある“不自由さ”に応えるのは、「移動支援サービス」でもないと思っています。






じゃぁ、なに?





でも、その選択の権利も「家族」だと知っている彼女たちに、またあれこれ考えさせられます。






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