ラフトブログ

社会福祉法人ラフト http://www.nporaft.com

処分!

2017-01-14 20:45:16 | 日記
3月3日は、事務所のお引っ越し。

ゆっくり荷物整理する時間はもちろんないため、今は、できる時間に少しずつ断捨離。

昨日は少しの時間、みんなで書類棚の整理。

物によって、保管期限は、法定で5年だったり7年だったり。

ラフトが開設されたのは、9年前だから、処分していい書類も多く、昨日はシュレッダーがフル稼動。

で、なかなかシュレッダーにかけられないもの…

それは、サービス提供の記録。



ラフトは、よくあるチェック式中心の記録は使ってなくて、A5版のオリジナル様式。

長時間のガイドヘルプが多いこともあり、また利用日時も利用者さんに合わせてランダムで、担当ヘルパーの固定は少ないため、ヘルパー間の引き継ぎやサービスマネジメントには、この様式がベストかな。

細かい記録が残っているってことで、監査の時、記録システムについては、毎回褒められています。

そう、そんな記録のファイルですが、契約者が120名ほどいるため、それはもーーーたまっていますね(^_^;)

もう記録というよりは思い出になっていたり…


例えば、精神障害を抱え、20年以上家族と医師以外の人と関わりがなかった方が、初めてヘルパーと外出をした日。

それからしばらくは、思い通りにいかないとヘルパーに苛立ちを強くぶつけることも多かったけど…

それもだんだんなくなっていって、ヘルパーとのお出かけを楽しみにする日々。

記録には、その少しずつ少しずつの変化が残っています。


例えば、ある大学生ヘルパーが、利用者さんの気持ちがわからなくて、帰宅間際に駅前で大パニックになってしまい、職員がヘルプに行くと、利用者さんもヘルパーも泣いていて…

しかし!そのヘルパーは諦めず、職員にアドバイスをもらいながら、支援を重ねて…

ご本人もパニックにならず帰れるようになって…

毎回、笑顔で帰宅。

今となれば、あの日のことをみんなで笑い合って話しています。

記録には、そんな支援の積み重ねが全て書かれているんですよね。


○○さんの初めての家族以外の人との外出とか。

○○さんの初めてのお泊まりサービスとか。

○○さんと一緒に結婚式やお葬式に出たこととか。

○○さんと一緒にあんな所やこんな所に行ったこととか…

それはもー、時折開いて読み始めちゃうものなら、時間がかかっちゃいます(^^;;

記録の束、なんかキラキラしてるな。



でも、処分!記録を超えた思い出は、心の中に。