ラフトブログ

社会福祉法人ラフト http://www.nporaft.com

ABAトレーニング見学

2011-04-30 23:17:04 | 日記
今日、ある利用者さんがABA(応用行動分析)の個人トレーニングを受けているということで、見学させて頂きました。
よくVTRで見るトレーニング風景・・・を生で見せて頂いて。
途中、質問もたくさんさせて頂きました。
本当にありがたいことです。
ご本人にとっては、トレーニング時間を減らしてしまって申し訳なかったですが・・・(といっても遠慮せず<m(__)m>)
ABC分析にも触れてもらいました。

今日、質問させていただいたことで、特に“忘れてはいけない!!”と思ったことは、ABAというと、「ご褒美・ほめる」と「(軽い)罰」(←できるだけ使わない方がいいらしい)をすぐに思い浮かべますが、その与える「タイミング」について。
それは、「行動→直後」。つまり“1秒後”とのことでした。
アメリカで学ばれたセラピストさんで、成功・正解すると「グッ(ド)ジョブ~ハイタッチ」(もちろんこの行為を本人が好きってことが前提)が利用者さんとスムーズにされていました。

しばしば利用者さんのご家族と接する中で、「罰」の方が使用率高く。
でもなかなか改善(消去)につながっていない様子もあり・・・もどかしく。
中途半端な知識でアドバイスもできず。
けっこうこの「罰」・・・本人にとってというよりは、周囲が気持ちをおさめる落とし所のように使われることがあるようにも思います。
そしてこれが結局本人の精神的不安定につながって、問題行動は消えるどころか、新たな問題行動が引き起こされたりして・・・悪循環。
「1秒後じゃなきゃ意味がない。」ってことがわかっているだけでも、問題行動をなくすことにはつながらない無意味な「罰」は自然と淘汰されていくのではないのかな?
・・・なんて思いました。


ABAとかあまり聞いたことがない方が読むと、ちょっとかたいですかね?今日の内容??

私も、今日セラピストの方と話していて、専門用語が出過ぎると私の頭も一瞬どこかに飛びました。
理論的過ぎる話になると、すぐ前にいるのにすごく遠く感じたり・・・

こういうのを、さらっと実践にくっつけて素人(新人ヘルパー)でもわかりやすく話して頂ける研修会、開きたいな~・・・