往年の名機 S38シリーズの最後を飾るにふさわしいデザインに引き寄せられ、落札した同シリーズ最終型S-38Eが届いた。フロントが平面的にならないよう周波数インジケータ部分のグラスと多面体ボディを採用した魅惑的なボディ、その使い心地をレポートする。
1946年に発売されたS-38からS-38Cまでの機種は、Hallicrafters社のアイデンティティとも言える左右対象にレイアウトされた半円形状周波数インジケータが特長的なフロントパネルデザインだったが、S-38Dでは大型横行き形状の周波数インジケータがフロントパネルを占める平面的なスタイルへ変更され、デザイン的な魅力が失われたことは前稿ですでに述べた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/a4/da505144da8786aef9323785a8a3afc4.jpg)
▲S-38Eはシリーズ最後期モデルながらHallicraftersの名に恥じない力作
しかし1957年に発売されたS-38Eでは、大型横行き形状の周波数インジケータ部をさらに一回り大型化した。また選局ダイヤル/ヴォリュームつまみ等をフロントパネル下側へ配置し、シンメトリックなレイアウトへ変更するとともに、キャビネットが平面的にならないよう周波数インジケータ部分のフロントグラスを中心とする多面体ボディを採用した。
このフロントグラスとボディ部分の面構成が実に秀逸なのである。また多面体の各面をつなぐエッジに緩やかなラウンド処理を行なうことで、シャープさを損なうことなく鋭角なイメージを和らげ、洗練された豊かさと落ち着きを与えている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/3f/e0b47f4a308051fea88b1d7b76143247.jpg)
▲S-38Eのデザインはフロントグラスとボディ部分の面構成が実に秀逸
人間に例えると齢(よわい)50才・・・ちょっと枯れた味を漂わせながら、菅野美穂や伊東美咲風のR35オンナを従え、20代のオトコ連中から
「悔しいけど、このオヤジ、かっけー(カッコイイ)ぜ!」
と羨ましがられる艶っぽい(?)オヤジ像とS-38Eが重なる! w(゜O゜;)w ワォ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/9f/b4c95d4fd641c2fc1ae29e2cee908c12.jpg)
実は世に溢れる工業製品のほとんどは多面体で構成されているのだが、それをいかに単純化し、S-38Eのように訴求ポイントとしてデフォルメし、プロダクトに仕上げるかが、デザイナーの腕のみせどころ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/13/4867a8eb5f8c3d83b9dbcf7321716e05.jpg)
オークションに出品されていたS-38Eは、一部キャビネットの僅かな凹みと左端のバンド・スプレッド用ツマミに割れの補修跡があるそうだが、写真で見る限りコンディションも良さそうだ。職場の若手を数名引き連れて、居酒屋に行ったつもりで入札ボタンを押す・・・・。 他の入札者もあらわれず、すんなり出品価格で落札できた。落札から数日後、宅配便で送られてきた S-38Eは、キャビネットの焼付け塗装にも艶があり、ダメージやツマミの割れの補修跡も、指摘されなければほとんど気にならない状態だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/84/fe43f3318312c857b293e4318aa50b47.jpg)
キャビネット裏側の段ボール製裏蓋を取外すと、50年の歳月を感じさせないキレイなシャーシの上に、Hallicraftersブランドがプリントされた'58年当時の真空管(mt管)とIFT、高周波同調バリコンが整然と並ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/35/6cef808389240c7f18fabb04da259db5.jpg)
メーカー: Hallicrafters社 S-38E (1957-1961)
サイズ : 高さ(約178mm)×幅(約324mm)×奥行き(約235mm) 4.7kg
受信周波数 : 中波 540~1650kC/1.7~5.1MC /5.0~14.5MC/13.0~31.0MC
使用真空管 :
12BE6 局部発振・周波数変換
12BA6 中間周波数増幅
12AV6 検波・初段低周波増幅
50C5 低周波出力
35W4 整 流
電 源 : AC 115-125V/50-60cycles
スピーカ: Permanent Magnet Dynamic Loudspeaker (moving coil)
S-38Eと同時代の日本製真空管ラジオとの経年劣化の度合いを比べると、配線などの仕上げはともかく(笑)、コンデンサーなどパーツの品質ひとつとっても当時のアメリカがいかに頑丈な製品を供給していたのかが分る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/89/ef973ccfaa8633f468b9ff65a4e66031.jpg)
▲Hallicrafters社 S-38Eのシャーシ内部には高級パーツが並ぶ
S-38Eのシャーシ内部部を見ると、50年代半ばから後半にかけてGIBSONのエレクトリックギター Les Paul、LP Junior、ES-335他、伝説のモデルに採用されていたSprague社Bumble-BeeやCornell Dublier社TINY CHIEFといったコンデンサが使われている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/95/905555cb6f60b5bcd246b3930b9ff057.jpg)
コンデンサは、ギター内部パーツの中で、音色に最もかかわりが深いといわれているが、コンデンサを交換することにより確かに大きく音質の差がでます。
現在、多くのギターはトーンコントロール回路にセラミックコンデンサが搭載され、グレードアップと言うとオレンジドロップに変える事が定番のように言われています。コンデンサによる音質を変化を考えると、ヴィンテージコンデンサは、音の抜けが良く万人に好まれそうな音色、音抜けへと変わる。
ヴィンテージ・コンデンサは、現在Les Paulモデルの価格が高騰していることも関係し、ギターマニアの間では1個の価格が数千円~2万円で取引きされている。本来なら安全上、コンデンサや抵抗類はリキャップしたほうが良いのは判っているが、オリジナルのヴィンテージ・コンデンサを残しておきたい気持ちに傾いてしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/f2/10b2c194e3413d65bebc8167c14ee784.jpg)
前稿でご紹介したNational Radio社 NC-60 "NC-Sixty Special" と比較すると、コイルをはじめとする高周波回路等すべての作り込みにおいてHallicrafters社のほうが高級感が漂う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/97/66c148edfbb1f7374cf1bc66f6610e0f.jpg)
▲National Radio社 NC-60 "NC-Sixty Special"のシャーシ内部
S-38Eの特長でもある大型横行き形状のメインダイヤル周波数インジケータには、POLICE、AMATEUR、GOVERNMENT、WWV(標準電波)といった短波帯を使用する業務区分別の帯域表示と主要国名が細かくプロットされている。
ちなみに写真の△CD(Civil Defense:民間防衛)マークが、640KHzと1240KHzの周波数にプロットされている。ソ連から発射されるミサイルは各都市のラジオ局の周波数を目標にして飛来するため、ミサイル発射を察知した時点でミサイルを攪乱させる目的で全米の全ラジオ局が同一周波数で放送を行なうという、当時の東西冷戦構造のなごりである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/79/84f337f4d2675223af12d615771733ae.jpg)
まだ今ほどグローバル化が進んでいない50年前、アメリカの青少年たちは電波に乗って届く "未知なる世界の情報" がギッシリ詰まっているこの箱(S-38E)を前に、胸躍らせたことだろう。
1946年に発売されたS-38からS-38Cまでの機種は、Hallicrafters社のアイデンティティとも言える左右対象にレイアウトされた半円形状周波数インジケータが特長的なフロントパネルデザインだったが、S-38Dでは大型横行き形状の周波数インジケータがフロントパネルを占める平面的なスタイルへ変更され、デザイン的な魅力が失われたことは前稿ですでに述べた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/a4/da505144da8786aef9323785a8a3afc4.jpg)
▲S-38Eはシリーズ最後期モデルながらHallicraftersの名に恥じない力作
しかし1957年に発売されたS-38Eでは、大型横行き形状の周波数インジケータ部をさらに一回り大型化した。また選局ダイヤル/ヴォリュームつまみ等をフロントパネル下側へ配置し、シンメトリックなレイアウトへ変更するとともに、キャビネットが平面的にならないよう周波数インジケータ部分のフロントグラスを中心とする多面体ボディを採用した。
このフロントグラスとボディ部分の面構成が実に秀逸なのである。また多面体の各面をつなぐエッジに緩やかなラウンド処理を行なうことで、シャープさを損なうことなく鋭角なイメージを和らげ、洗練された豊かさと落ち着きを与えている。
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▲S-38Eのデザインはフロントグラスとボディ部分の面構成が実に秀逸
人間に例えると齢(よわい)50才・・・ちょっと枯れた味を漂わせながら、菅野美穂や伊東美咲風のR35オンナを従え、20代のオトコ連中から
「悔しいけど、このオヤジ、かっけー(カッコイイ)ぜ!」
と羨ましがられる艶っぽい(?)オヤジ像とS-38Eが重なる! w(゜O゜;)w ワォ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/9f/b4c95d4fd641c2fc1ae29e2cee908c12.jpg)
実は世に溢れる工業製品のほとんどは多面体で構成されているのだが、それをいかに単純化し、S-38Eのように訴求ポイントとしてデフォルメし、プロダクトに仕上げるかが、デザイナーの腕のみせどころ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/13/4867a8eb5f8c3d83b9dbcf7321716e05.jpg)
オークションに出品されていたS-38Eは、一部キャビネットの僅かな凹みと左端のバンド・スプレッド用ツマミに割れの補修跡があるそうだが、写真で見る限りコンディションも良さそうだ。職場の若手を数名引き連れて、居酒屋に行ったつもりで入札ボタンを押す・・・・。 他の入札者もあらわれず、すんなり出品価格で落札できた。落札から数日後、宅配便で送られてきた S-38Eは、キャビネットの焼付け塗装にも艶があり、ダメージやツマミの割れの補修跡も、指摘されなければほとんど気にならない状態だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/84/fe43f3318312c857b293e4318aa50b47.jpg)
キャビネット裏側の段ボール製裏蓋を取外すと、50年の歳月を感じさせないキレイなシャーシの上に、Hallicraftersブランドがプリントされた'58年当時の真空管(mt管)とIFT、高周波同調バリコンが整然と並ぶ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/35/6cef808389240c7f18fabb04da259db5.jpg)
メーカー: Hallicrafters社 S-38E (1957-1961)
サイズ : 高さ(約178mm)×幅(約324mm)×奥行き(約235mm) 4.7kg
受信周波数 : 中波 540~1650kC/1.7~5.1MC /5.0~14.5MC/13.0~31.0MC
使用真空管 :
12BE6 局部発振・周波数変換
12BA6 中間周波数増幅
12AV6 検波・初段低周波増幅
50C5 低周波出力
35W4 整 流
電 源 : AC 115-125V/50-60cycles
スピーカ: Permanent Magnet Dynamic Loudspeaker (moving coil)
S-38Eと同時代の日本製真空管ラジオとの経年劣化の度合いを比べると、配線などの仕上げはともかく(笑)、コンデンサーなどパーツの品質ひとつとっても当時のアメリカがいかに頑丈な製品を供給していたのかが分る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/89/ef973ccfaa8633f468b9ff65a4e66031.jpg)
▲Hallicrafters社 S-38Eのシャーシ内部には高級パーツが並ぶ
S-38Eのシャーシ内部部を見ると、50年代半ばから後半にかけてGIBSONのエレクトリックギター Les Paul、LP Junior、ES-335他、伝説のモデルに採用されていたSprague社Bumble-BeeやCornell Dublier社TINY CHIEFといったコンデンサが使われている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/95/905555cb6f60b5bcd246b3930b9ff057.jpg)
コンデンサは、ギター内部パーツの中で、音色に最もかかわりが深いといわれているが、コンデンサを交換することにより確かに大きく音質の差がでます。
現在、多くのギターはトーンコントロール回路にセラミックコンデンサが搭載され、グレードアップと言うとオレンジドロップに変える事が定番のように言われています。コンデンサによる音質を変化を考えると、ヴィンテージコンデンサは、音の抜けが良く万人に好まれそうな音色、音抜けへと変わる。
ヴィンテージ・コンデンサは、現在Les Paulモデルの価格が高騰していることも関係し、ギターマニアの間では1個の価格が数千円~2万円で取引きされている。本来なら安全上、コンデンサや抵抗類はリキャップしたほうが良いのは判っているが、オリジナルのヴィンテージ・コンデンサを残しておきたい気持ちに傾いてしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/f2/10b2c194e3413d65bebc8167c14ee784.jpg)
前稿でご紹介したNational Radio社 NC-60 "NC-Sixty Special" と比較すると、コイルをはじめとする高周波回路等すべての作り込みにおいてHallicrafters社のほうが高級感が漂う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/97/66c148edfbb1f7374cf1bc66f6610e0f.jpg)
▲National Radio社 NC-60 "NC-Sixty Special"のシャーシ内部
S-38Eの特長でもある大型横行き形状のメインダイヤル周波数インジケータには、POLICE、AMATEUR、GOVERNMENT、WWV(標準電波)といった短波帯を使用する業務区分別の帯域表示と主要国名が細かくプロットされている。
ちなみに写真の△CD(Civil Defense:民間防衛)マークが、640KHzと1240KHzの周波数にプロットされている。ソ連から発射されるミサイルは各都市のラジオ局の周波数を目標にして飛来するため、ミサイル発射を察知した時点でミサイルを攪乱させる目的で全米の全ラジオ局が同一周波数で放送を行なうという、当時の東西冷戦構造のなごりである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/79/84f337f4d2675223af12d615771733ae.jpg)
まだ今ほどグローバル化が進んでいない50年前、アメリカの青少年たちは電波に乗って届く "未知なる世界の情報" がギッシリ詰まっているこの箱(S-38E)を前に、胸躍らせたことだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/71/4e3582dc8d308ed3eaa3fd3307fbae29.jpg)
どちらがデザインをパクッタのか、S-38EとNC-60は良く似てますね。シヤーシ下側のコイルはやはりS-38Eに比べると、NC-60は小さくて感度が悪そうですね。
ところで、NC-60のシャーシの色は、銅板の様に見えますが、無垢の銅板ですかそれとも鉄に銅メッキですか?ドレークの無線機もR-4Bとかはこんな色だったと思います。でも真空管最後のR-4Cは鉄のシャーシになってましたね。
私は、シャーシはコリンズのようにアルミが経年変化も少なく、自作する場合加工も楽なので良いと思っています。
ではまた
かめ様
NC-60は銅板だと思います。しかし銅板なら酸化して緑色になってもおかしくないのですが?
アルミは相場が乱高下してコストに安定性が無かったのか?
S-38DおよびS-38EのヒットをNationalがリスペクトしたものですが、似て非なる代物になったのだろうと思います。
店長のデザインを語る文章は、いつも仕事モードですね。あい変わらずイラストの腕前はお上手ですね。
でもネクタイ外してギター弾いてる姿はカッコつけすぎ!ナルシってますよー
ギターを弾いているのは、店長でしたか!そう言えばなんとなくそんな感じです。
昼のTVニュースでは、赤いコルトプラスを作っていた人たちが、会社休業につきボランティアで公園の草取りをしていましたよ。いつまで続くのでしょうかねー?
昨日仕事が終わってから、ラジコン室内ヘリの練習をしていたら、また墜落して4枚のローターがバラバラになってしまいました。室内用ですからローターは、発砲スチロールで出来ていて、危険防止のためすぐに壊れてしまいます。ヘリが向こうに向いている時は良いのですが、こちらに向いたらだめですね!
赤いコルトプラス様
確かにデザイン絡みになると、つい熱血入ってしまいます(笑)
っーか、真空管ラジオもテクニカルな興味というよりは、デザインや時代背景といった比較文化論的な部分に魅せられて、嵌ってしまいました。
ギターを弾いている人は、いったい誰でしょうか?
ネクタイを外した誰かに見えなくはないでしょうが、偽装工作かも?!(笑)
なお近頃、密度の薄くなりつつ頭もハードジェルで固めて、偽装している店長なり~♪
かめ様
確かに今、中量産品を中心とした製造業は危機的状況ですよね! ワークシェアリングなどとしたり顔で言うマスコミもいますが、そんな悠長なことを言えるのも今のうちだけかもしれません。
ただ「様子見」と縮こまっていても仕方ないので、ラジコンヘリを操縦するごとく、慎重かつ大胆に悪あがきすれば活路は見出せると信じて頑張らなくっちゃ・・・と思っています。
ギターの写真が店長とはかっこいいですね~
職場の親父仲間にGIBSONファンがいますが、同じことを言っています
Spragueは音の艶が良いとか深みがあるとか芸術的?な話で、親父には良く判りません
Spragueがあったら何でもいいから欲しいと言うので、ハリクラの外し品を袋いっぱいあげたら大変喜んでいました(笑)
ギターの写真、あれはマジで偽装工作です(笑)
音楽をかじった人にとってスプラグのビンテージコンデンサは、もぅ伝説というか神話と思われるほど信者の方が多いようです。コンデンサ1個で数千円から2万で取引されるとは・・・ でもマニアってそんなものなんでしょうね。
容量抜けか否かの点検を簡単に行なう方法はないものでしょうか?
各部位の電圧をチェックするしかないのでしょうか?
コンデンサー談義になってますが、Spragueと書かれたコンデンサーは、アメリカ製の無線機の中で見たことがあります。
真空管でも、アメリカ製,ロシア製,ヨーロッパ製,中国製など、国やメーカーによって音が違うとか、スピーカーのコードを無酸素銅に変えたら、音が良くなったとか聞きます。コンデンサーでも違いが出るとは知りませんでした。私などはあまり音楽に興味が無いので良く分かりませんが、アメリカの真空管ラジオとカナリアの違いは分かります。
知り合いに絶対音感のあると言う人がいましたが、耳の良い人には違いが分かるのでしょうね。
まあ、趣味とか道楽と言うのは、他人から見れば「それがどしたん?」と言うことが重要なのだと思います。
コンデンサの点検を実装状態でやるには、回路図を見ながら電圧を計る位ですね
これは容量抜けを計るのではなく、絶縁抵抗を計る方が主になります
手間はかかりますが、確実なのは片側を切離して計る方法ですね
かめ殿
親父は芸術には縁がありません(笑)
電気的な特性は気にしますが、自分が気に入った音で鳴っていれば満足しています
確かに真空管やコンデンサによって音が変わるのは感じますが、定数が変わるからだと思っています
SpragueのコンデンサにはBumble-Bee、Black Beauty、Vitamin Q、Orange Dropなどと名称(愛称?)が付くほど深く浸透していたんですね。そのあたりも調べると面白いかもしれません。
知人のピアニストによれば、「『絶対音感』は記譜や楽曲の記憶には便利だけど、いい音かそうでもないかを聞き分けることは別物ですよ~」と言っていました。
確かに「それがどうした!」ということを極めることが道楽の奥義かもしれませんね(笑)
ラジオ親父様
やはりコンデンサの容量は片側を切離して計る方法しかないんですね。素人で技量の無い自分は、抵抗やコンデンサを交換するとき、1個交換しては、電源を入れて鳴動することを確認しつつ、次へ進んでいます。。。
こんな調子だから、修理が進まず、ラジオは溜まる一方になるはずです(笑)