昭和三丁目の真空管ラジオ カフェ

昭和30年代の真空管ラジオを紹介。
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東北関東大震災とラジオ

2011-03-21 | 昭和三丁目の真空管ラジオ

みなさんお久しぶりです。 未曾有の“国難”と呼ばれる、大変な事が起きて10日が過ぎました。被災地で犠牲になった皆様のご冥福をお祈りすると共に、避難生活を続けられている皆さんにお見舞いを申し上げます。

数日前、同級生の親友からメールが届きました。

 「今晩から緊急消防救援隊として、仙台に行ってきます。

  戻ってきた同僚の話や写真を見る限り、現地はかなり悲惨な状況です。

  約1週間で帰隊しますが、原発が気になります」

 使命・・・ 職務・・・ 不安・・・ 勇気・・・ プレッシャー・・・ 家族・・・

彼の今の気持ちを考えると、どんな励ましの言葉も、空虚に思えて返信をためらいました。

 「還ってきたら、みんなで慰労会をしようぜ!」

彼のメールを受けた同級生数名と彼宛に、何とも間抜けな短いメッセージを返信しましたが・・・・


被災地の様子は、マスコミから流れてくる断片的な情報でしか判りません。

福島第1原発事故を受け、市内の一部が屋内退避エリアとなっている福島県いわき市。

この町の社員数わずか10数名の小さな放送局コミュニティーFM放送局 『SEA WAVE FMいわき』 が、大地震が発生した今月11日以降、24時間、安否情報の他、水道局の給水・復旧作業情報、いわき市災害対策本部の情報などを地域住民へ放送しています。

津波で沿岸部が壊滅的な被害を受けた地域だからこそ、的確な情報を伝える手段としてラジオは有効です。

「テレビは悲惨な情景ばかり。視聴者から『こういう時こそ音楽が聴きたい』との声が増えており、音楽を再開した」と同局は語る。

被災者からは「音楽を聴きほっとした」との声が届いているという。

    

その様子は、サイマルラジオのホームページを通じて、リアルタイムでパソコンから聴くことができます。

被災地の復興に尽力されている自衛隊、消防隊、警察、行政をはじめとする関係者の方々の献身的な姿には、頭が下がるばかりです。

一方、被災地から遠く離れた僕らに出来るのは、明日の事を考えて、とにかく未来に向かって日常を進むこと。

偉そうな事は言えませんが、救助のプロがいれば、夢や希望を与える情報のプロもいます。

順番に役目が回ってきます。

    ▲jijicomより転載

いつか巡って来るその時の為に、今は前を向いて今まで以上にプロフェッショナルの自分を磨く。 どんな苦しさも、被災者の方々に比べたら大した事ありません。

元気に歩ける人は、笑顔で歩けば良いと思います。どんどん自分の道を進むべきです。

「先に進むけど、みんなが元気になったら歩きやすい様に道を切り開いておくよ」

という人も必要です。

結果的に、それも人を助ける事に繋がっています。

笑っていても痛みは感じているわけですから。

猛烈な痛みを、みんな感じていますから。

大地震。原発・・・・話が大きすぎて、ただただ無力感になりがちですが、まず自分をしっかりと持った上で、出来る事を考えてみます。