今回ご紹介する かなりやZSは、一見2スピーカータイプを思わせるシンメトリックなキャビネットを使い、実は1スピーカーであったという「なんちゃって2スピーカータイプ」の変ったスタイルのラジオだ。
東芝かなりやシリーズは、生産ピークである昭和36年(1961年)には、1スピーカータイプを6機種(NS、OS、PS、TS、US、ZS)、2スピーカータイプは2機種(RS、YS)の合計8機種が発売されたようで、全機種とも中波/短波をカバーする2バンド対応機である。
機能的に差異のない5球スーパーラジオに「かなりや」という愛称をつけ、デザインに工夫を凝らしてシリーズ化した東芝だが、このかなりやZSは、どのような経緯で2スピーカータイプの外観でありながら実は1スピーカーという「なんちゃってデザイン」のスタイルで発売するに至ったのか?・・・大変に興味深いところだ。
真空管ラジオのスタイルも幅45cmを超える横長2スピーカータイプが流行し始めたこともあり、その背景を含めて推察すると・・・
① 2スピーカータイプのコンパクト化(幅36cm)を目論んだが、内部設計が間に合わなかった
② ①の目論見を実行しようとしたが、製造コストが合わなかった
③ 外観を高級な2スピーカータイプのデザインにして、中身をケチった
④ 単にデザイン上のウケを狙った
いずれにしても企画・マーケティングの詰めの甘いまま、世に送り出された機種であることは容易に想像できる。
しかし既成概念にとらわれず、「デザインに付加価値を求める」というコンセプトの東芝は、次々と新しい発想のラジオを世に送り出したことが、40年以上経った今日でも多くの かなりやファンを魅了している所以(ゆえん)であろう。
ところがこの かなりやZSは、「なんちゃって2スピーカー」という以外、かなりやシリーズらしからぬ平凡でまったく面白みのないデザインだ。ちなみにキャビネットには、ブラック・バージョンもあります。
かなりやシリーズでは機種毎にコンビを組んだであろう営業部門担当者とデザイナーの力量の違いにより、製品デザインの優劣が如実に表れる。
そんなことも含め、昭和のインダストリアル・デザインの過渡期における一幕を垣間見るようで、大変興味深い。
ボリューム感のあるサーモンピンクのキャビネットと半透明の細かい格子状のフロントグリル、その中央に集約配置されている周波数表示窓とツマミ3個(左から 電源スイッチ兼ヴォリューム/バンド切替スイッチ/チューニング)で構成されたシンメトリックなレイアウトは、誰が見ても2スピーカータイプのデザインそのまんま東国原宮崎県知事?だ。
フロントグリルの細かい格子状を基調とした外観と内部のスピーカー取付け配置構造から察すると、“外観を高級な2スピーカータイプのデザインにして、中身をケチった”「なんちゃって2スピーカータイプ」を狙った確信犯的設計だと断言せざるえない。(笑)
発売から40年以上過ぎたコレクターだから「ご愛嬌」だと笑っているが、当時なけなしの金額を支払って購入した人は、さぞビックリ&落胆されたのではないかと思うと、何だか切なくなってくる。
店内では年齢20代後半とおぼしきモデル系美女の性格もやさしいキャバクラ嬢と昼間に店外デートしたら、どう贔屓目に見てもメイクで歳を誤魔化した30代後半、オマケに豪華な食事とブランド品を買わされて凹んでいる友人、お坊ちゃま氏の ヘ(´o`)ヘ トホホな姿が頭をよぎった・・・。
メーカー:東京芝浦電気(TOSHIBA) かなりやZS 5UL-534
サイズ : 高さ(約15cm)×幅(約36cm)×奥行き(約11cm)
受信周波数 : 中波 530KC~1605KC/短波 3.9MC~12MC
使用真空管 :12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)
このところ真空管ラジオの相場も、やや落ち着いている。先週たて続けに程度の悪くない かなりやFSなど、¥5,000以下の値段にて落札されていた。所有している かなりやFSと色違いのものに入札を考えたが、送料+振込み手数料を合計すると結構な金額になるため、ゴールデンウィークに向けたオトナの遊び?の軍資金確保のために、また部屋にこれ以上ガラクタが増えるとマズイので、グッと堪えた。(笑)
今回のかなりやZSはシリーズの中でもその存在が怪しいせいなのか、オークションでは誰も入札せず、居酒屋1回分の金額で落札できた。
宅急便で届いた かなりやZSは、キャビネットに大きな傷、エンブレムや装飾部品等の欠損は見られない。ただ何十年も放置されていたのだろう・・・フロントの透明パネルとキャビネットの間に埃が堆積し、キャビネット自体の色艶が褪せている。
そのサーモンピンクのキャビネットが年甲斐もなく若づくりをした、自称24才、世のオヤジどもを一瞬喜ばせ店外デートで落胆させる、実年齢37才のキャバクラ嬢を見るようで涙を誘う。 ρ(・・、)
ところが裏蓋を取外すと、誰かに清掃・修理された様子はないが、キャビネット底部やシャーシ上の真空管やIFTに埃はうっすら積もっているだけで、以外にキレイだ。実年齢30代後半でも、服を脱ぐと20代を思わすキレイな肌と体形のご婦人に出会い、驚いた御仁もおいでかと・・・ そんな場面に出くわした、宮坂おとうさんの気分だ。(TBSラジオ・小沢昭一的こころのような語り口調♪) (^▽^)
ツマミを抜き、イヤホン端子の止めネジ、シャーシ、スピーカーを順次取り外し、シャーシ内の点検を行なう準備に取りかかった。
出品者の方のコメントには、「通電確認しました」としか書かれていない。ん~、この微妙な言い回し・・・パイロットランプは点灯するが受信はできないってことか? えーぃ、今回はいきなり電源を入れちゃえ! てな訳で電源を入れてみたところ、パイロットランプは点灯するが、ガリガリッ、ゴソゴソッと内部雑音がするだけで受信は出来なかった。12BA6、12AV6などの真空管を揺すると、内部雑音が酷い。
チューニング・ツマミを回すと、糸掛けプーリーがスリップする。
真空管を抜いてシャーシー上と内部の埃を平筆を使って丹念に清掃しながら、目視点検を行なったが、これといった不具合は分からない。とりあえず全部の真空管のピン足をヤスリで磨き、ストレーナーで曲がりの補正を行ない、真空管ソケットもラジオペンチで締めてみた。またカップリングコンデンサーをはじめ、ペーパーコンデンサーを全品交換。スリップする糸掛けはプーリーから一旦取外し、テンション用バネを調整した。(この作業も不器用なボクには苦行でござる)
再度電源を入れると、ガリガリ・ゴソゴソの内部雑音が消え、スピーカーから空電ノイズだけが聞こえてくる。チューニングつまみをゆっくり回すと、地元の民放中継局と隣町のNHK中継局の番組がスピーカーから流れ始めた♪ シャーシを揺すっても、接触不良の異音・雑音は発生しない。
ところでこの かなりやZSはバンド切替ツマミが抜けず、慎重かつ強引に抜こうとして、ツマミ先端の金属モールとツマミ自体も破断してしまった。こんなのは初めての経験だ。ツマミを左右上下に小刻みに揺すりながら力をこめて引っぱったら、じわじわと抜けてきた。ただ気付くと、素振りを500本したあとのように、人差し指の皮が剥けてまい、立ち上がろうとすると眩暈がしてきた。頭の血管切れなくてよかったっス。
40年以上の汚れにまみれたキャビネットは、埃を取り除いたあと、希釈したマジックリンとスポンジで素早く洗浄し、フロントパネルの格子状の孔も歯ブラシを使い流水で丁寧に汚れを落とした。
ここ何度か抵抗の焦げ付きか何か原因不明の煙が出ただけに、今回も異常が発生しないかエージングテストをかねて、地元民放中継局にダイヤルを合わせると、広島VS阪神のデーゲーム中継を放送中だ。聞き始めた時点では5回表タイガースの攻撃中、3-4で負けていたが、すぐにカープが5点の猛攻で逆転!時速90Kmの不規則に揺れるナックルボールを武器にするフェルナンデス投手の好投で、カープ今季初の連勝となった♪
春の日差しを浴びながら、日光を反射する銀色に輝くパーツや真空管が剥き出しになっている修復された かなりやZSから流れる野球中継に耳を傾け、約2時間近くかけてキャビネットを隅々まで丹念に磨く。仕事や日常生活のことを忘れ、頭を空っぽにして、まったりと過ごす至福の時間だ。
日没後、アンテナ線を延ばして受信してみたが、東京、名古屋、関西、福岡の50~100kWクラスの民放局、NHKは良好に多数受信できる。短波もラジオNIKKEIをはじめ、近隣のアジア・太平洋地域の大出力局が、時間によって各メーター・バンドで強力に入感する。
たまたまチューニングした福岡のRKBラジオで、このGWにロードショー上映されている「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(原作:リリー・フランキー 監督:松岡錠司) の話題がのぼっていた。
原作は、1963年に福岡県で生まれたフランキーが「ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きてくれた人」という亡き母の思い出を中心につづった自伝的小説。ボクとオカン、そして付かず離れずにひょうひょうと生きるオトンとの間にある普遍的な親子、そして夫婦の愛情などを情感豊かに描く。出演はオダギリジョー、樹木希林、小林薫。
(C) 2007「東京タワー~o.b.t.o.」製作委員会
東芝かなりやシリーズは、生産ピークである昭和36年(1961年)には、1スピーカータイプを6機種(NS、OS、PS、TS、US、ZS)、2スピーカータイプは2機種(RS、YS)の合計8機種が発売されたようで、全機種とも中波/短波をカバーする2バンド対応機である。
機能的に差異のない5球スーパーラジオに「かなりや」という愛称をつけ、デザインに工夫を凝らしてシリーズ化した東芝だが、このかなりやZSは、どのような経緯で2スピーカータイプの外観でありながら実は1スピーカーという「なんちゃってデザイン」のスタイルで発売するに至ったのか?・・・大変に興味深いところだ。
真空管ラジオのスタイルも幅45cmを超える横長2スピーカータイプが流行し始めたこともあり、その背景を含めて推察すると・・・
① 2スピーカータイプのコンパクト化(幅36cm)を目論んだが、内部設計が間に合わなかった
② ①の目論見を実行しようとしたが、製造コストが合わなかった
③ 外観を高級な2スピーカータイプのデザインにして、中身をケチった
④ 単にデザイン上のウケを狙った
いずれにしても企画・マーケティングの詰めの甘いまま、世に送り出された機種であることは容易に想像できる。
しかし既成概念にとらわれず、「デザインに付加価値を求める」というコンセプトの東芝は、次々と新しい発想のラジオを世に送り出したことが、40年以上経った今日でも多くの かなりやファンを魅了している所以(ゆえん)であろう。
ところがこの かなりやZSは、「なんちゃって2スピーカー」という以外、かなりやシリーズらしからぬ平凡でまったく面白みのないデザインだ。ちなみにキャビネットには、ブラック・バージョンもあります。
かなりやシリーズでは機種毎にコンビを組んだであろう営業部門担当者とデザイナーの力量の違いにより、製品デザインの優劣が如実に表れる。
そんなことも含め、昭和のインダストリアル・デザインの過渡期における一幕を垣間見るようで、大変興味深い。
ボリューム感のあるサーモンピンクのキャビネットと半透明の細かい格子状のフロントグリル、その中央に集約配置されている周波数表示窓とツマミ3個(左から 電源スイッチ兼ヴォリューム/バンド切替スイッチ/チューニング)で構成されたシンメトリックなレイアウトは、誰が見ても2スピーカータイプのデザインそのまんま東国原宮崎県知事?だ。
フロントグリルの細かい格子状を基調とした外観と内部のスピーカー取付け配置構造から察すると、“外観を高級な2スピーカータイプのデザインにして、中身をケチった”「なんちゃって2スピーカータイプ」を狙った確信犯的設計だと断言せざるえない。(笑)
発売から40年以上過ぎたコレクターだから「ご愛嬌」だと笑っているが、当時なけなしの金額を支払って購入した人は、さぞビックリ&落胆されたのではないかと思うと、何だか切なくなってくる。
店内では年齢20代後半とおぼしきモデル系美女の性格もやさしいキャバクラ嬢と昼間に店外デートしたら、どう贔屓目に見てもメイクで歳を誤魔化した30代後半、オマケに豪華な食事とブランド品を買わされて凹んでいる友人、お坊ちゃま氏の ヘ(´o`)ヘ トホホな姿が頭をよぎった・・・。
メーカー:東京芝浦電気(TOSHIBA) かなりやZS 5UL-534
サイズ : 高さ(約15cm)×幅(約36cm)×奥行き(約11cm)
受信周波数 : 中波 530KC~1605KC/短波 3.9MC~12MC
使用真空管 :12BE6(周波数変換)、12BA6(中間周波数増幅)、12AV6(検波&低周波増幅)、30A5(電力増幅)、35W4(整流)
このところ真空管ラジオの相場も、やや落ち着いている。先週たて続けに程度の悪くない かなりやFSなど、¥5,000以下の値段にて落札されていた。所有している かなりやFSと色違いのものに入札を考えたが、送料+振込み手数料を合計すると結構な金額になるため、ゴールデンウィークに向けたオトナの遊び?の軍資金確保のために、また部屋にこれ以上ガラクタが増えるとマズイので、グッと堪えた。(笑)
今回のかなりやZSはシリーズの中でもその存在が怪しいせいなのか、オークションでは誰も入札せず、居酒屋1回分の金額で落札できた。
宅急便で届いた かなりやZSは、キャビネットに大きな傷、エンブレムや装飾部品等の欠損は見られない。ただ何十年も放置されていたのだろう・・・フロントの透明パネルとキャビネットの間に埃が堆積し、キャビネット自体の色艶が褪せている。
そのサーモンピンクのキャビネットが年甲斐もなく若づくりをした、自称24才、世のオヤジどもを一瞬喜ばせ店外デートで落胆させる、実年齢37才のキャバクラ嬢を見るようで涙を誘う。 ρ(・・、)
ところが裏蓋を取外すと、誰かに清掃・修理された様子はないが、キャビネット底部やシャーシ上の真空管やIFTに埃はうっすら積もっているだけで、以外にキレイだ。実年齢30代後半でも、服を脱ぐと20代を思わすキレイな肌と体形のご婦人に出会い、驚いた御仁もおいでかと・・・ そんな場面に出くわした、宮坂おとうさんの気分だ。(TBSラジオ・小沢昭一的こころのような語り口調♪) (^▽^)
ツマミを抜き、イヤホン端子の止めネジ、シャーシ、スピーカーを順次取り外し、シャーシ内の点検を行なう準備に取りかかった。
出品者の方のコメントには、「通電確認しました」としか書かれていない。ん~、この微妙な言い回し・・・パイロットランプは点灯するが受信はできないってことか? えーぃ、今回はいきなり電源を入れちゃえ! てな訳で電源を入れてみたところ、パイロットランプは点灯するが、ガリガリッ、ゴソゴソッと内部雑音がするだけで受信は出来なかった。12BA6、12AV6などの真空管を揺すると、内部雑音が酷い。
チューニング・ツマミを回すと、糸掛けプーリーがスリップする。
真空管を抜いてシャーシー上と内部の埃を平筆を使って丹念に清掃しながら、目視点検を行なったが、これといった不具合は分からない。とりあえず全部の真空管のピン足をヤスリで磨き、ストレーナーで曲がりの補正を行ない、真空管ソケットもラジオペンチで締めてみた。またカップリングコンデンサーをはじめ、ペーパーコンデンサーを全品交換。スリップする糸掛けはプーリーから一旦取外し、テンション用バネを調整した。(この作業も不器用なボクには苦行でござる)
再度電源を入れると、ガリガリ・ゴソゴソの内部雑音が消え、スピーカーから空電ノイズだけが聞こえてくる。チューニングつまみをゆっくり回すと、地元の民放中継局と隣町のNHK中継局の番組がスピーカーから流れ始めた♪ シャーシを揺すっても、接触不良の異音・雑音は発生しない。
ところでこの かなりやZSはバンド切替ツマミが抜けず、慎重かつ強引に抜こうとして、ツマミ先端の金属モールとツマミ自体も破断してしまった。こんなのは初めての経験だ。ツマミを左右上下に小刻みに揺すりながら力をこめて引っぱったら、じわじわと抜けてきた。ただ気付くと、素振りを500本したあとのように、人差し指の皮が剥けてまい、立ち上がろうとすると眩暈がしてきた。頭の血管切れなくてよかったっス。
40年以上の汚れにまみれたキャビネットは、埃を取り除いたあと、希釈したマジックリンとスポンジで素早く洗浄し、フロントパネルの格子状の孔も歯ブラシを使い流水で丁寧に汚れを落とした。
ここ何度か抵抗の焦げ付きか何か原因不明の煙が出ただけに、今回も異常が発生しないかエージングテストをかねて、地元民放中継局にダイヤルを合わせると、広島VS阪神のデーゲーム中継を放送中だ。聞き始めた時点では5回表タイガースの攻撃中、3-4で負けていたが、すぐにカープが5点の猛攻で逆転!時速90Kmの不規則に揺れるナックルボールを武器にするフェルナンデス投手の好投で、カープ今季初の連勝となった♪
春の日差しを浴びながら、日光を反射する銀色に輝くパーツや真空管が剥き出しになっている修復された かなりやZSから流れる野球中継に耳を傾け、約2時間近くかけてキャビネットを隅々まで丹念に磨く。仕事や日常生活のことを忘れ、頭を空っぽにして、まったりと過ごす至福の時間だ。
日没後、アンテナ線を延ばして受信してみたが、東京、名古屋、関西、福岡の50~100kWクラスの民放局、NHKは良好に多数受信できる。短波もラジオNIKKEIをはじめ、近隣のアジア・太平洋地域の大出力局が、時間によって各メーター・バンドで強力に入感する。
たまたまチューニングした福岡のRKBラジオで、このGWにロードショー上映されている「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(原作:リリー・フランキー 監督:松岡錠司) の話題がのぼっていた。
原作は、1963年に福岡県で生まれたフランキーが「ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きてくれた人」という亡き母の思い出を中心につづった自伝的小説。ボクとオカン、そして付かず離れずにひょうひょうと生きるオトンとの間にある普遍的な親子、そして夫婦の愛情などを情感豊かに描く。出演はオダギリジョー、樹木希林、小林薫。
(C) 2007「東京タワー~o.b.t.o.」製作委員会