昭和三丁目の真空管ラジオ カフェ

昭和30年代の真空管ラジオを紹介。
アンティークなラジオを中心とした、自由でお洒落な、なんちゃってワールド♪

梅雨だ、暑いぞ、 ビールが美味い! 溶岩板で焼く地鶏も旨いぜベィビィ♪

2009-06-21 | 昭和三丁目の真空管ラジオ
梅雨入り宣言があったのに、当地ではほとんど梅雨らしい雨は降りません。一方、「梅雨はない」と言われている北海道は、連日、雨模様とか。温暖化現象が叫ばれて久しく、ホント、地球に何かの異変が起きていることは間違いないようです
とは言え、夏はすぐそこ。連日の蒸し暑い夜が続、エアコンをドライ設定にし、寝苦しい夜をしのいでいます。
こんな鬱陶しい季節には、やっぱりキュッと冷えた生ビール!! ・・・です♪

 そんな訳で先々週あたりから、仕事を早めに切り上げ、職場の仲間や同級生、友人などと立て続けに冷たいビールを求めて街へ繰り出しています。
先週は、10年来の同僚であり、また飲み友達でもあるアメリカ人(歳は彼の方がずいぶん上! 念のため)と後輩の3人で鹿児島地鶏を溶岩板で焼く、「溶岩焼」の店へ行ってきた。
        
 地鶏・つくね・せせり・ハラミ・カタ・野菜を遠赤外線効果のある溶岩で焼くため、外側はパリッと中身はふっくらジューシーに焼き上がり、その鶏をカキ醤油・ごま油・ゆず胡椒・天然岩塩といったお好みの天然調味料で頂きます。
        
 しかしこの不況・・・アメリカ人の彼も、「焼き鳥、串焼きは庶民の味方デ~ス♪」
と言い、手羽先も追加。
ビールの大ジョッキを各々5杯ほど飲み干し、お会計はダッチ・スタイル(割り勘)で、一人¥4,000なり。
        
 その後は、オネーサンが隣に座ってくれる新装開店のキャバクラへ無理やり誘われ(?)・・・・ Let's Go~!
店長はこういった系統のお店、心のこもっていないお決まりの接客的会話の相手が面倒なうえ、オネーサンたちに気を遣ってしまう性分なので、「何でお金を払って、こんなところで飲まなきゃいけないんだ・・・」と思ってしまいます。
        
 しかしここは大人のお付き合い。ウィスキーの水割り片手に、乾き物をつまみながら、オネーサンたちのどーでもいい下世話な会話に相槌をうつこと1時間半・・・・カラオケを奨められ、RCサクセションの「トランジスタ・ラジオ」や「キモちE」、「雨上がりの夜空に」を後輩と熱唱、お会計は一人¥5,000なり。

 二人と別れ、隠れ家のショットバーに独りで腰掛け、一息つきながら、先月他界された忌野清志郎さんについて、マスターと静かに語りあった。
大阪に暮らしていた頃、RCサクセションのライブには何度も行き、死ぬほど聴いていただけに、思い出深い。
        
「清志郎さんって、パンクロッカーを演じてたけど、彼の歌って、結局はどれも、バラードなんだよね」 ボクはマスターに尋ねてみた。
マスターは軽く頷き、1枚のCDを取り出し、プレーヤーへ差し込んだ。
        

清志郎さんの魂の叫びが静かに流れる。 マスターはショットグラスに Boulard という銘柄のブランデーを注ぎ、黙って差し出してくれた。 
生前、清志郎さんが愛飲していたブランディーだそうだ。
        

    ♪昨日は車の中で寝た、あの娘と手をつないで
     市営グランドの駐車場 二人で毛布にくるまって♪

    ♪カーラジオからスローバラード、夜露が窓をつつんで
     悪い予感のかけらもないさ

     ぼくら夢を見たのさ、とってもよく似た夢を♪ 

         

清志郎さん・・・・清志郎さんは、ボクたちの心の中に、ずっと生き続けています。