昭和三丁目の真空管ラジオ カフェ

昭和30年代の真空管ラジオを紹介。
アンティークなラジオを中心とした、自由でお洒落な、なんちゃってワールド♪

東北関東大震災とラジオ

2011-03-21 | 昭和三丁目の真空管ラジオ

みなさんお久しぶりです。 未曾有の“国難”と呼ばれる、大変な事が起きて10日が過ぎました。被災地で犠牲になった皆様のご冥福をお祈りすると共に、避難生活を続けられている皆さんにお見舞いを申し上げます。

数日前、同級生の親友からメールが届きました。

 「今晩から緊急消防救援隊として、仙台に行ってきます。

  戻ってきた同僚の話や写真を見る限り、現地はかなり悲惨な状況です。

  約1週間で帰隊しますが、原発が気になります」

 使命・・・ 職務・・・ 不安・・・ 勇気・・・ プレッシャー・・・ 家族・・・

彼の今の気持ちを考えると、どんな励ましの言葉も、空虚に思えて返信をためらいました。

 「還ってきたら、みんなで慰労会をしようぜ!」

彼のメールを受けた同級生数名と彼宛に、何とも間抜けな短いメッセージを返信しましたが・・・・


被災地の様子は、マスコミから流れてくる断片的な情報でしか判りません。

福島第1原発事故を受け、市内の一部が屋内退避エリアとなっている福島県いわき市。

この町の社員数わずか10数名の小さな放送局コミュニティーFM放送局 『SEA WAVE FMいわき』 が、大地震が発生した今月11日以降、24時間、安否情報の他、水道局の給水・復旧作業情報、いわき市災害対策本部の情報などを地域住民へ放送しています。

津波で沿岸部が壊滅的な被害を受けた地域だからこそ、的確な情報を伝える手段としてラジオは有効です。

「テレビは悲惨な情景ばかり。視聴者から『こういう時こそ音楽が聴きたい』との声が増えており、音楽を再開した」と同局は語る。

被災者からは「音楽を聴きほっとした」との声が届いているという。

    

その様子は、サイマルラジオのホームページを通じて、リアルタイムでパソコンから聴くことができます。

被災地の復興に尽力されている自衛隊、消防隊、警察、行政をはじめとする関係者の方々の献身的な姿には、頭が下がるばかりです。

一方、被災地から遠く離れた僕らに出来るのは、明日の事を考えて、とにかく未来に向かって日常を進むこと。

偉そうな事は言えませんが、救助のプロがいれば、夢や希望を与える情報のプロもいます。

順番に役目が回ってきます。

    ▲jijicomより転載

いつか巡って来るその時の為に、今は前を向いて今まで以上にプロフェッショナルの自分を磨く。 どんな苦しさも、被災者の方々に比べたら大した事ありません。

元気に歩ける人は、笑顔で歩けば良いと思います。どんどん自分の道を進むべきです。

「先に進むけど、みんなが元気になったら歩きやすい様に道を切り開いておくよ」

という人も必要です。

結果的に、それも人を助ける事に繋がっています。

笑っていても痛みは感じているわけですから。

猛烈な痛みを、みんな感じていますから。

大地震。原発・・・・話が大きすぎて、ただただ無力感になりがちですが、まず自分をしっかりと持った上で、出来る事を考えてみます。


北の大地、北海道グルメ旅 ― 店長、FM-ドラマシティに生出演♪Vol.3

2009-09-22 | 昭和三丁目の真空管ラジオ
ガラス張りのスタジオの収録テーブルに、パソコンのMedia Playerで見慣れたメガネのイケメン・オヤジ?MARUさんとアシスタントの ともよチャンがマイクの前でお喋りしています。
スタジオ奥のミキシングテーブルには、人のよさそうなお兄さんと店長好みのキレイな女性が・・・・  おぉ、佳織ネーサンじゃん!


         

 ガラス越しに土産袋をかざして手を振ると、それまで真剣な表情だったMARUさんが人懐っこい笑顔で会釈され、音楽の合間にスタジオ・ブースから出てこられた。

  MARU 「はじめまして~ MARUです♪ 遠いところをよくおいでくださいました。」
  店長  「どもども・・・・はじめまして~ 約束の もみじ饅頭、持って来ましたよ♪」

がっちり握手を交わしたのもつかの間、

  MARU 「店長さ~ん、せっかくだからチョットだけ番組に出演していただけませんか?」

 突然の申し出に戸惑った店長・・・ 最初は丁寧にお断りしたが、折角の機会。
少しでも番組を盛り上げるお手伝いができればと、意を決してスタジオ・ブースに入り、FM-ドラマシティのリスナーの皆さんへご挨拶することにした。

  MARU 「いまFM-ドラマシティを遠く離れた本州で聞いていただいている、
        皆さんお馴染みの店長さんがスタジオにおいでいただきました~♪」
  店長  「厚別の皆さん、はじめまして・・・! もみじ饅頭持って、本当にお邪魔しちゃいました」

思いもよらない番組出演は、やや緊張し、何をどう喋ったのか覚えていませんが、MARUさんと ともよチャンのリードで、番組の最後まで同席させていただいた。 またオン・エア中に多くのリスナーの方々から、特別出演の店長にあてた質問やメッセージが届き、貴重な経験だった。

        

サイマルラジオの画面で見なれたオレンジ色のテーブルに座っていると、

  「こんな小さな場所から、毎日、地元と全国に向けて情報が発信されている・・・
   ここはMARUさんやパーソナリティの方々が集う、『小さな夢工房』なんだ!」

と、感動と実感が湧き上がります。

 その後、新さっぽろ から ススキノへ佳織さんの運転する車で移動。 MARUさんお薦めのお寿司屋さん「菱田」へ連れて行っていただき、美味しい魚と北海道の地酒「国稀」を酌み交わしながらの懇親は、大いに盛り上がった。
        

  ★MARUさん
    純粋な少年の心を残しながら、毒を吐くラブリーなオヤジ・・・
    オシャレな赤いフレームのメガネと、少年の心を忘れない眼差しが印象的。
    黄色と緑のスーツ姿で出社したお話とシェラトンからの飛び降りネタに、笑ってしまいました!
    酔っ払って、デカイ店長に、何度も抱きつく姿がラブリーです。

  ★佳織ネーサン  
    想像通り穏やかでエレガント、そして包み込む温かさを持つ美人・・・
    MARUさんを支え、MARUさんに支えられてる永遠のお嬢様です。
    松田聖子さんの追っかけで、聖子さんのカラオケ、心に染みました!
    店長が「俺、佳織さんがタイプなんっすよ~」と連呼してたとき、
    佳織ネーサンを守ろうとされていた姿にMARUさんの愛を感じました。
        
  ★ともよチャン
    小顔でカワイイ、よく気の付く、しっかり者の大学生・・・
    若いのに何であんなによく気がつくのかと、感心しました!
    一緒に歌ったドリカム、気持ちよかったー。 ありがとうね

  ★セニョ~ルさん
    穏やかな人柄と、裏情報に精通し、ドラマシティを影で支える謎のエンジニア・・・
    店長と同じ、エッチなキャラが見え隠れするのは、勘ぐりでしょうか?
    でも優しそうな笑顔と知的な会話が印象的でした
        
 MARUさんをはじめ、関係者の皆さんは、とても温かい人ばかりで、初めてお会いしたにもかかわらず、いつの間にか旧知の間柄のように打ち解けてしまい、一緒にお邪魔した店員5号?も、感激していました♪

こんな素敵なメンバーが作り上げるFM-ドラマシティだから、地元の札幌市厚別区だけではなく、遠く離れた全国のリスナーの心にも届くんだよな・・・・と、大いに納得した。

ちなみに2次会のパブでは、もぅ完全に「お友達感覚」です♪

 MARUさんは店長に何度もハグハグしちゃうし・・・
  佳織ねーさんと ともよチャンは一緒にピンクレディーを歌って踊るし・・・
   店長とセニョールさんは札幌でカープの応援歌を熱唱するし・・・
    店員5号と ともよチャンは、ドリカムになりきってるし・・・
     セニョールさんは、ハイエナのような眼光で女性客を物色してるし・・・

気付くと、深夜3時を回っていました。

初めて訪れた北の大地、札幌の夜をドラマチックな思い出にしていただき、MARU局長とスタッフの皆さん、本当にありがとうございます!

数あるコミュニティFMの中でも地元・厚別に根ざしながら、全国レベルでも通用する、「ドラマチックなコミュニティ・ラジオ」、FM-ドラマシティをこれからも応援しています!

北の大地、北海道グルメ旅 ― 店長、FM-ドラマシティに生出演♪Vol.2

2009-08-14 | 昭和三丁目の真空管ラジオ
新千歳空港に降り立ち、「花畑牧場のホエー豚丼」、「羊ヶ丘展望台」で始まった"北海道ぶらり独り旅"・・・ススキノにほど近い中島公園のシティホテルへチェックイン。
札幌といえばナイト・ライフ・・・これからは、夜の部も待ってるぜ~、ベイビィ~!!

 札幌に欠かせないグルメ・スポットの一つが、サッポロビール園とジンギスカン
おなじみの赤レンガの建物は、札幌製糖会社の工場として1890年(明治23年)に建設されたもので、1905年(明治38年)にはサッポロビールの前身、札幌麦酒の製麦所に改修され、旧北海道庁とともに明治の面影を残す数少ない貴重な文化遺産だ。
現在はサッポロビール博物館として展示に使われるほか、、3200席以上を備えたビール園を併設している。
        
 今回は、団体観光客の来ない、落ち着いたビアホール、Lilac(ライラック)のウッド・デッキのオープンテラスで、赤レンガを眺めながら、本場のジンギスカンとサッポロビールの喉ごしを楽しむことにした。
        
 冷えたジョッキに注がれ運ばれてきた、本場のサッポロビールをゴクゴク・・・ 無遠慮な音をたて、乾いた喉に流し込む。
 「プッハ~~~~、美味しい~!!」  思わず、感嘆の言葉が出てしまう。
テーブルの上に備え付けのコンロで熱したジンギスカン鍋に、北海道産の食材を乗せると、野菜とラム肉がグリルされる香ばしい香りが漂う。
        
 ジンギスカンの"味" 自体は、さして驚くほどではないが、次第に夕暮れに包まれる赤レンガ建築と緑の木々の間をする抜けるように吹く冷たい風の心地よさにビールがすすむ。
今が旬のアスパラ、湯がいたジャガイモにバターをのせただけのバター・ポテト、クレソンと生ハムを注文し、北海道の大地で採れた食材の味を堪能しつつ、とりとめの無い会話が弾む。
        
 サッポロビール園での夕食後、週末の夕方にインターネットを通じて聞いている、以前、このブログでもご紹介した札幌市厚別区を拠点にしたコミュニティ・ラジオ FM-ドラマシティ 77.6MHz のスタジオへお邪魔するため、JRに乗り、札幌の副都心、新さっぽろ駅の複合商業施設アークシティ サンピアザ へと向った。
        
 このFM-ドラマシティ 77.6MHzは、富良野塾で倉本聰氏に師事した後、STVラジオの深夜番組「アタックヤング」のパーソナリティーなどを務め、現在は「劇団32口径」を主宰する放送作家・通称MARUこと丸山浩樹局長と丸山佳織女史のご夫妻が自らマイクを握る、小さなFM放送局だ。
        
 丸山ご夫妻を中心に、自前のパーソナリティやインディーズ系ミュージシャン、アーティストに時間枠を任せた番組、そして地元・北星学園大学の大原、鈴木両教授、青葉町の熱い男・鳥本氏3名とゲストによる厚別区発信のトーク番組 "厚別の達人" など、バラエティにとんだクオリティの高い自主制作プログラムの多さは、数あるコミュニティFMの中でも群を抜いている。
         
 とりわけ丸山浩樹局長自らマイクの前に向かう、土曜日夕方の4時間番組『MARUの時間』は、MARUさんの奥深いキャラがリスナーの心を捉えて離さない。 
その日の話題やリスナーからのメッセージに、MARUさんとアシスタントの ともよチャンがコメントし、それを聴いた地元や全国からまたメッセージが届くというリアルタイムのやりとりが、リスナーの心をしっかり掴む。
        
 またFM-ドラマシティのすべてのライブ番組は、FM電波で札幌市・厚別区に流れると同時に、インターネットのサイマルラジオを通じて全世界へ届けられ、スタジオの様子はMedia Playerの映像で観ることができる。
 電波のみに頼った従来の全国FMネットワーク局と異なる、"小さなコミュニティFM放送局"だからこそできる、電波とインターネットを活用した「インタラクティブ(双方向性)なコミュニケーション空間の新たな可能性」が、FM-ドラマシティの魅力だ。
        
 偶然、サイマルラジオで聴いた北海道のコミュニティFM局へメッセージを送り、それを番組でご紹介いただいたことから始まったMARUさんとの出会いから数ヶ月後・・・・

  店長  「今度、生まれて初めて札幌に行くんですけど、美味しい店を教えてもらえますか?」
  MARU 「せっかくだからスタジオに遊びにおいでてくださいよ~♪」
  店長  「じゃあ もみじ饅頭をお土産にチョット顔を出しましょうか・・・」
  MARU 「もみじ饅頭だけ?(笑) ススキノの美味しい寿司屋に連れて行きますので、
       支払いはラジカフェ店長さんということで、飲みましょうか?」

 こんな冗談のようなやりとりがあって、本当に来ちゃいましたよ、MARUさん!

北の大地、北海道グルメ旅 ― 店長、FM-ドラマシティに生出演♪Vol.1

2009-07-22 | 昭和三丁目の真空管ラジオ
なかなか梅雨は明けず、連日蒸し暑く、部屋ではエアコンをかけっぱなしの当地を逃れ、飛行機で2時間弱・・・「梅雨がない」と言われる北海道へ、ぶら~り独り旅に出かけてきた。
北海道はまだ訪れたことの無い、未踏の地! さてどんな旅になるやら・・・

 東京への出張はいつも飛行機で行くのだが、北海道便に搭乗する機会はなかった。 そこで今回は、思い立つままJAL日本航空の北海道便の航空券を購入。
北海道便の機体MD-90は、東京出張に使う300人乗りのB777やA300の約半分。後部に2基の小さなエンジンを装備した、T型の尾翼が印象的なマクドネル・ダグラス社の170人乗り短距離中型ジェット機だ。
        
        ▲T型尾翼が印象的な、離陸前の短距離中型ジェット機 MD-90
 少し早めにチェックインし、JMBのプレミアムメンバーだけが無料で利用できるJALサクラ・ラウンジのソファーに腰を沈め、出発までの時間を、ゆったり過ごす。
JALラウンジは、にぎやかな搭乗ロビーとは隔絶された静かな空間だ。ラウンジ内備え付けのソフトドリンクやビール・アルコール類や軽食を口にしながら、新聞・雑誌を読んだり、無線LANを利用して自分のパソコンを自由に使ったりできる、出張や旅には欠かせない快適なオアシスである。
        
        ▲JALサクラ・ラウンジのソファーで、出発までの静寂を楽しむ
 どうせ気ままな男の一人旅、¥1,000余分に支払い、少しだけ贅沢なClass-Jのシートとサービスをチョイスした。 通常より一回り広い快適なリクライニングシートとCAのサービスが、“見栄っ張りな男心”を満たしてくれる(笑)・・・・ まぁこれ位の贅沢は、自分へのご褒美だ♪
 機内オーディオをソフト&スムース・チャンネルに切り替え、ヘッドフォンから流れるミシェル・ルグランの「アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー」に耳を傾けながら、機内誌《SKYWARD》を眺めてリラックス・モード。 前日は深夜まで翌週の会議の解析資料を作っていたため、少し眠くなってきた。 
そんな頃合を見計らったように、アテンダントがおしぼりとコーヒー、お菓子を勧めてくれる。 
        
        ▲店長お気に入りの少しだけ贅沢なClass-Jのシート
 蛇足だが、客室乗務員に対する社内での呼称は会社によっても違い、ANAでは「キャビン・アテンダント」(CA)を用いているが、JALでは単に「アテンダント」(AT)、英語圏ではフライト・アテンダントまたはキャビン・クルーの呼名が一般的だ。
(店長のこういった豆知識が、イラっとくるんだよねぇ~:by HIROチャン@AT)
 水平飛行のあいだ浅い眠りにつき、シートベルト着用のアナウンスで、目覚めた。 窓の外を眺めていると、初めて見る「北の大地」の風景が眼下に広がる。本州とはまったく異なる、雄大な緑と青空のおりなすコントラスト、真っすぐに延びる直線道路がアメリカの地方都市を思わせる景観だ。
        
        ▲着陸前の十数分間、眼下に広がる「北の大地・北海道」の風景
 正午過ぎ、MD-90は、新千歳空港に無事到着。 愛用のサングラス、カーゴパンツにTシャツ、その上にクラシカルなadidasの長袖ジャージを羽織ったラフな格好で北海道の地へ降り立った。
この季節の北海道はカラッと乾いたやや肌寒い気候を想像していたのだが、前日まで降り続けた雨と初夏を思わせる日差しのせいか、Tシャツ1枚でも大丈夫。
 空港ターミナルビルの前で、迎えの車を待つ間、サングラスを外し、青く広がる空を見上げ、大きく深呼吸・・・

  ♪果て~しない大~空と 広~い大地の その中で~♪  頭の中に、松山千春の曲が流れ始める。
        

 ほどなく、今回アテンドしていただく方と合流。 今回の旅の目的の一つは、内地ではお目にかかれない、北海道ならではのグルメ旅だ。
お互い、昼食がまだということで、まずは十勝名物の豚丼・・・それも思いっきりミーハーっぽく、田中義剛が経営する「花畑牧場 ホエー豚亭」に突入じゃぁ~!
         
        ▲道内各地や東京・青山にも展開する「花畑牧場 ホエー豚亭」 
ホエー豚丼とは、ホエーと呼ばれる、牛乳からチーズを作るときに出る残り汁を飲ませ育てた豚がたっぷり乗った豚丼。
豚肉の脂身の独特の臭みが和らぎまろやかになり、肉自体にも甘みが増すとのこと・・・ うん、肉がうまいのか、タレがうまいのかよくわかんないけど、確かに美味い!
        
        ▲「ホエー豚丼」(豚汁・漬物付き、1470円)は高いのか、安いのか?
 十勝名物の豚丼を堪能し、話題の生キャラメルも買い込み、オペル・ヴィータに乗り込んで、一路札幌へ向かって走る。 せっかくの北海道・・・観光客気分を味わいたいのが人情。そこで札幌屈指の観光地でもある「羊ヶ丘展望台」へ立ち寄ることにした。
        
 札幌中心部へ入る前に日本ハム・ファイターズの本拠地、巨大な札幌ドームを横に見ながら、ポプラ並木を通り過ぎ「羊ヶ丘展望台」へ到着。 
緑の絨毯の向こうに宇宙船のような札幌ドーム、札幌市街地や石狩平野を見渡すことができる緩やかな丘の上にある「羊ヶ丘展望台」は、腕を伸ばしたウィリアム・スミス・クラーク博士の全身像が置かれ、市街地を背景に丘の上で羊が牧草をはむ牧歌的な風景が広がる。
         
        ▲牧草地の緑と銀色の札幌ドーム、市街地のコントラストが美しい
 北海道の開拓者精神の象徴である"Boys, Be Ambitious!"(少年よ、大志を抱け)のクラーク博士像の斜め手前に設置された、石原裕次郎「恋の町札幌」歌碑が、何ともトホホであり、観光名所チックな雰囲気を醸し出し、微笑ましくもあり、つい笑ってしまう(爆)
        
        ▲「恋の町札幌」歌碑 石原裕次郎×クラークさんの夢のコラボ!
 とは言え、由緒正しき旧・北海道農業試験場、現在は独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構北海道農業研究センターの敷地内にある「羊ヶ丘展望台」。
売店で売っていた300円の夕張メロンのように、北海道の旨みが凝縮され、道外の観光客が一瞬にして「北海道気分を味わえる」お薦めスポットだ。
        

続く・・・・

梅雨だ、暑いぞ、 ビールが美味い! 溶岩板で焼く地鶏も旨いぜベィビィ♪

2009-06-21 | 昭和三丁目の真空管ラジオ
梅雨入り宣言があったのに、当地ではほとんど梅雨らしい雨は降りません。一方、「梅雨はない」と言われている北海道は、連日、雨模様とか。温暖化現象が叫ばれて久しく、ホント、地球に何かの異変が起きていることは間違いないようです
とは言え、夏はすぐそこ。連日の蒸し暑い夜が続、エアコンをドライ設定にし、寝苦しい夜をしのいでいます。
こんな鬱陶しい季節には、やっぱりキュッと冷えた生ビール!! ・・・です♪

 そんな訳で先々週あたりから、仕事を早めに切り上げ、職場の仲間や同級生、友人などと立て続けに冷たいビールを求めて街へ繰り出しています。
先週は、10年来の同僚であり、また飲み友達でもあるアメリカ人(歳は彼の方がずいぶん上! 念のため)と後輩の3人で鹿児島地鶏を溶岩板で焼く、「溶岩焼」の店へ行ってきた。
        
 地鶏・つくね・せせり・ハラミ・カタ・野菜を遠赤外線効果のある溶岩で焼くため、外側はパリッと中身はふっくらジューシーに焼き上がり、その鶏をカキ醤油・ごま油・ゆず胡椒・天然岩塩といったお好みの天然調味料で頂きます。
        
 しかしこの不況・・・アメリカ人の彼も、「焼き鳥、串焼きは庶民の味方デ~ス♪」
と言い、手羽先も追加。
ビールの大ジョッキを各々5杯ほど飲み干し、お会計はダッチ・スタイル(割り勘)で、一人¥4,000なり。
        
 その後は、オネーサンが隣に座ってくれる新装開店のキャバクラへ無理やり誘われ(?)・・・・ Let's Go~!
店長はこういった系統のお店、心のこもっていないお決まりの接客的会話の相手が面倒なうえ、オネーサンたちに気を遣ってしまう性分なので、「何でお金を払って、こんなところで飲まなきゃいけないんだ・・・」と思ってしまいます。
        
 しかしここは大人のお付き合い。ウィスキーの水割り片手に、乾き物をつまみながら、オネーサンたちのどーでもいい下世話な会話に相槌をうつこと1時間半・・・・カラオケを奨められ、RCサクセションの「トランジスタ・ラジオ」や「キモちE」、「雨上がりの夜空に」を後輩と熱唱、お会計は一人¥5,000なり。

 二人と別れ、隠れ家のショットバーに独りで腰掛け、一息つきながら、先月他界された忌野清志郎さんについて、マスターと静かに語りあった。
大阪に暮らしていた頃、RCサクセションのライブには何度も行き、死ぬほど聴いていただけに、思い出深い。
        
「清志郎さんって、パンクロッカーを演じてたけど、彼の歌って、結局はどれも、バラードなんだよね」 ボクはマスターに尋ねてみた。
マスターは軽く頷き、1枚のCDを取り出し、プレーヤーへ差し込んだ。
        

清志郎さんの魂の叫びが静かに流れる。 マスターはショットグラスに Boulard という銘柄のブランデーを注ぎ、黙って差し出してくれた。 
生前、清志郎さんが愛飲していたブランディーだそうだ。
        

    ♪昨日は車の中で寝た、あの娘と手をつないで
     市営グランドの駐車場 二人で毛布にくるまって♪

    ♪カーラジオからスローバラード、夜露が窓をつつんで
     悪い予感のかけらもないさ

     ぼくら夢を見たのさ、とってもよく似た夢を♪ 

         

清志郎さん・・・・清志郎さんは、ボクたちの心の中に、ずっと生き続けています。

        

ネットで聴けるコミュニティFM! FMドラマシティ♪

2009-04-18 | 昭和三丁目の真空管ラジオ
当地では桜の花も散り、日中は20℃半ばを越える春真っ只中だが、最近の週末は、真空管ラジオの修理から脱線し、全国各地のコミュニティFMラジオ局をパソコンからリアルタイムで聴取できるポータルサイト「SimulRadioサイマルラジオ」にはまっている。
    
    FMドラマシティのホームページ http://www.dramacity.jp/
 当地では桜の花も散り、日中は20℃半ばを越える春真っ只中。仕事の合間をぬってゴルフやツーリング、野球観戦などアウト・ドア ライフを楽しむ季節が始まった。
スポーツで汗を流し、ゆっくり風呂につかった後は自分の時間を優雅に楽しむ・・・・はずなのだが、世の中は不景気の真っ只中。
    
 休日はリフレッシュのために無理やり?外出しているが、帰宅するとシャワーで簡単に汗を流し、そのままパソコンに向かい、データベースと表計算ソフトのマス目に数値を入力してはグラフを眺め、翌週からの仕事の段取りに溜息をつく・・・ そんな虚しい日々が続いている。
(昭和三丁目真空管ラジオカフェのブログ更新もままならない状態なんです・・・すいませ~ん)
    
    ▲週末の夕方はパソコンの前で、サイマルラジオを聴いて和む店長であった・・・
 そんな状況で、日本全国各地28局のコミュニティFMラジオ局が電波で送信する同じ内容の放送を、インターネットで同時配信(放送)する「SimulRadioサイマルラジオ」を聴きながら、パソコンに向かうとディスプレイを睨みつける店長の心にも余裕ができ、つい笑っていたりする。

 コミュニティFMとは市区町村内の地域に密着した情報を、タイムリーに届けるため、平成4年に制度化された出力20W以下のFM放送局で全国に200局以上開局している。
運営形態も行政とタイアップした第3セクターから地方新聞社の経営など設立母体など各局様々だが、基本的には株式会社組織の経営形態だ。
 ところが、なんと! 社長・丸山佳織女史と局長であり通称MARUこと丸山浩樹氏のご夫妻が自らマイクを握り、有限会社組織で運営するコミュニティFMラジオ局が存在する。
北の大地・北海道の空の玄関、新千歳空港にほど近い、札幌市厚別区シェラトンホテル札幌の隣、新さっぽろアークシティ サンピアザセンターモールに3Fにスタジオを構える「ドラマシティFM新さっぽろ」だ。
    
    ▲シェラトンホテル札幌の隣、新さっぽろアークシティ サンピアザ3Fにあるスタジオ
 土曜日夕方の4時間番組『MARUの時間』を担当する局長、通称MARUこと丸山浩樹氏は、富良野塾で倉本聰氏に師事した後、STVラジオの深夜番組「アタックヤング」などのパーソナリティーなどを務め、現在は「劇団32口径」を主宰するるなど、北海道ではかなり知られたマルチな方。その浮世離れした?(失礼:笑)独特なキャラクター、またアシスタントの村上ともよ嬢との世代のギャップを感じさせないやりとりに、経営者としての心配りを垣間見ることができ、企業の中間管理職を勤めるワタクシ店長も共感する部分が多く、和ませていただいている。
    
    ▲清楚な社長(上左端)と通称MARUこと丸山浩樹局長(上左から2番目)
 勿論、社長・局長ご夫妻だけではなく、自前のパーソナリティを使った番組からインディーズ系のアーティストに時間枠を任せた番組など、バラエティにとんだ自主制作番組の多さは、数あるコミュニティFMの中でもクオリティーは高い。
平日はOL嬢、休日はパーソナリティ嬢に変身して「サンデーグランドスラム」を担当される松島聡美嬢の道新(北海道新聞)をめくりながらその日の目にとまったニュースを拾い読みされたり、競馬の予想をたてる"おやじギャル"をとおり越した"オッサン"的なノリに、ついつい引き込まれてしまったりする♪(笑)
    
    ▲こんな和やかな雰囲気で進行する、ホノボノ感がFMドラマシティの魅力
 近年、ラジオドラマの普及が激減している。FMドラマシティ新さっぽろでは、日常生活の様々なドラマを発掘することはもちろん、ラジオドラマの制作にも力を入れ、またインターネットのサイマルラジオを通じて全国、全世界に情報を発信する。
さらに同局は、ストリーミングサーバーを使い、音声のみならずON AIRの映像を同時配信しているため、スタジオの様子も伝わり、パーソナリティとの心理的距離感がグッと近く感じる。
            
    ▲Media Playerの映像はパーソナリティとの心理的距離感がグッと近くなる
 例えば音楽と予定調和的なトークになりがちなFMの中では異例の2時間のノンストップトーク番組「魂のラジオ」では、彫刻家 原田ミドー氏が、人生を、芸術を、人を、ただひたすら語る。
"人間のあり方"を探求する彼の言葉の一つひとつが、リスナーの琴線に触れ、魂を突き動かす。
            
 FMドラマシティは、日常起こるひとつひとつの小さな出来事が"ドラマ"であると考えているそうです。
その感動をラジオを通じて、地域の人々と共感しあいたいと自社制作番組をリアルタイムで発信するコミュニティFMラジオ局、そんな「ドラマシティFM新さっぽろ」に耳を傾けながら、パソコンの前で来週の仕事の段取りや分析をしたり、少年のようにリクエストメールを送ったり、50年以上前の真空管ラジオを修理してるラジカフェ店長って、一体何者なんだぁ~~?!
        

新春の休日、歴史の街を散策

2009-01-04 | 昭和三丁目の真空管ラジオ
期間限定... 新春スペシャル 年末からの九連休も終わり、明日から職場復帰だ… そんな今日、当カフェの常連としてサポートいただいているかめ様とお会いすることになった。
 連休の最終日のため、車だと渋滞に巻き込まれる恐れもあるため、在来線に乗り、隣県へと向かった。最近、プライベートタイムでは在来線に乗った移動が、気に入っている。ちょっとした旅行気分だ。
電車の固いシートに腰掛け、車窓から差し込む冬の日差しが心地よい… 車内の乗客に目をやると、老若男女様々な人が乗り合わせているのだが、
  「この人はちょっとオシャレしてるけど買い物かな」
  「この男性の着てる服、センスいいなぁ~」
などと人間観察してみたり、乗客の話し声が漏れ聞こえてくる内容に「フムフム・・・」と頷いてみるなど、退屈しないでゆったりとした時間が流れる。
        
 お昼前に電車は到着し、改札口には、ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』や『HERO』の名脇役を演じる人気俳優 角野卓造(失礼?:笑)の雰囲気を醸し出した紳士が立っておられ、直感的に かめ様と判った。すでに還暦を越えておられるとのお話だったが、角野卓造よりは頭髪も多く、50代半ば前後にしか見えない若々しさが第一印象♪ 
角野&キムタクのHEROコンビの誕生だ!(誰がキムタクだょぉ~[怒]!...影の声)
        
 かめ様お住まいの街は、古墳時代を経て奈良時代には国府が置かれ、室町時代には僧侶でもある水墨画の巨匠を生み出した土地である。
        
 古墳時代の伝承神話や、水墨画の巨匠が当地で幼少期を過ごした当地での逸話など、「その土地ならでは」のエピソードを聞きながら、のんびり散策していると年末から正月にかけての暴飲暴食・不摂生と世俗的煩悩が浄化されていくような気分になる。
        
 暖かい新春の日差しを浴びながら、それらの歴史を今に伝える寺社仏閣や古墳を案内いただいた後、地元では美味しいt評判の手打ち讃岐うどんの店へGo!
午後1時を回っているのに広い店内は、満席! 天ぷらうどん を注文し、しばし後に出てきた丼には、大きな海老の天婦羅が二本並び、うどん自体のボリュームもかなりある。大晦日からお正月にかけて放蕩三昧だった日々の最終日に、あっさりした うどん は、嬉しい限りだ。 

 まず麺を口に運ぶ・・・・ 美味い!!

表面は柔らかいのに腰のある手打ちうどん独特の食感と、薄口醤油を使いすっきりした辛目のダシ、海老の天婦羅の衣が混然一体となり、心地よい暖かさがお腹に染みわたる♪
        
 美味しいうどんに大満足のメタポ先輩@かめ様とメタポ予備軍@店長の二人は、かめ様邸へ移動し、しっかり整備されたSTORMBERG-CARLSON社 MODEL 1500HやZENITH MODEL H-615を拝見。
        
 両機を聞き比べてみたが、明らかにZENITH MODEL H-615のほうがダイナミックレンジが広く、厚みのある音を奏でている。出力管の違いか、スピーカーの違いなのか定かではないが、誰もが寝静まった深夜、このZENITH MODEL H-615でオールディーズやジャズを聴くと、疲れた心と身体を癒してくれること間違いなし!
        
 その他にも、かめ様の多彩な趣味の一つであるラジコン飛行機の数々や、アメリカからご自身の手で買い付けられたアマチュア無線用周辺装置など、興味深い品々を拝見した後、JRの駅までお送りいただいた。
 車中では混迷する経済情勢や日本的雇用システムの崩壊についての話題、さらには社会人・人生の先輩としてのご指南も頂戴し、大変有意義な時間だった。

 ブログを通じて知り合った先輩のご好意に感謝するとともに、人との出会い、「縁」の大切さを感じることのできた、充実したお正月休み最終日を終え、帰りの電車では心地よい揺れに身を任せ、帰路についた次第である。

新年明けましておめでとうございます

2009-01-03 | 昭和三丁目の真空管ラジオ
遅ればせながら... 新年 明けましておめでとうございます
四年目を迎えた、当「昭和三丁目真空管ラジオカフェ」も、のおかげ様で、一日200IP前後、アクセス数も一週間で1,500~3,000を超え、また多くのコメントを頂戴し、いつも皆様に支えていただいていることを実感、感謝しています。
 世界的な不況の嵐の中で、新しい年を迎えました。米国発の経済危機の大波は、あっという間に私たちの足元にまで押し寄せてきた。
どう立て直せばいいのか。厳しいときだからこそ、次の時代を見据えた新たな展開が急がれる・・・・的なご高説は、報道関係者やその道のプロにお願いするとして・・・
        
        ▲新春着用予定のネオ・クラシックデザインの英国調スリーピース
 自然環境は変化に富み、世界最先端の技術、“ものづくりの伝統”と“高い労働倫理”が息づく日本であることを、再認識する必要があるだろう。

 NHK-BSテレビで、アメリカで活躍する日本人メジャーリーガーの特集を観た。
なかでも印象的だったのは、1998年球団創設されたフロリダ州セントピーターズバーグに本拠地を置く、タンパベイ・レイズに所属する岩村 明憲(いわむら あきのり)選手の活躍だった。

 松坂大輔の契約金の大きさに日米のメディアが大騒ぎしているころ、岩村明憲の交渉権を落札した球団名が明らかになった。「タンパベイ・デビルレイズ」。新興球団で最下位が定位置というチームである。
        
        ▲交渉権を落札したタンパベイ・デビルレイズの入団会見
 10年間の通算成績は645勝972敗(勝率.399)という数字が物語るとおり、2004年の地区4位以外はすべてのシーズンで地区最下位。一昨年海を渡り入団した岩村明憲は、そんなチームに愕然とした。守れない、打てない、連係プレーはお粗末・・・・しかし、それは逆に、大きなチャンスが開けているということも意味する。岩村の課題は、いかに日本で培ってきた力を発揮できるかだ。3年連続打率3割、30本塁打を記録している攻撃力、ゴールデングラブ賞7回の堅実な守備力はチームの即戦力だ。

 一向に戦力の整わないレイズの唯一の救いは、25才以下の若い選手で占めるチーム構成だった。 逆にそれがウィークポイントでもあった。シーズン前、岩村は監督からサードしか守れない有望な若手のために、定位置を譲り、岩村自身は経験の無いセカンドへのコンバートを要請される。

 サラリーマンに例えるなら脂の乗り切った業績優秀な中堅社員に、「有望新人がいるのだが、彼は君の担当している仕事でしか能力を発揮できないので、別の部署へ異動してくれ」と上司から要請されたようなものだ。
あるいは、高い技術力を見込まれ、1年前から精密部品を納入していた取引先から、「貴社から納入いただいていた部品は、別の会社に発注する。新たに別の部品を発注するので、納入して欲しい」と、突然言い渡されたようなものだ。
        
        ▲岩村選手の「何苦楚(なにくそ)魂」がレイズを戦闘集団に変えた
 初めて体験するセカンドの守備をメジャーリーガー・クラスまで高めるには、相当の覚悟と努力が必要だ。下手をすると、自分自身がお払い箱になるかもしれない・・・そう考え、理不尽な要求には抵抗するのが一般的な反応だが、岩村はチーム全体の役割とバランスを考え、承諾したのである。 

   「滅公奉私」 「自己犠牲」 「何苦楚(なにくそ)魂」

 しかし岩村の『全体を優先する価値観と行動』と、何事も苦しむことが礎となるという意味の『何苦楚(なにくそ)』魂が、様々な壁を乗り越え、負け犬根性の染み付いたバラバラのチームを変えた。

   岩村は若い選手の先頭に立ち、試合に挑んだ。 

 チーム名もこれまでのDevil ray(エイ)から、Ray(光線)に変更され、ユニフォームやロゴも一新した。
投手陣と堅実な守備になった野手陣の「守りの野球」でレイズは開幕から好調を維持した。近年毎度のようにニューヨーク・ヤンキースとボストン・レッドソックスが優勝争いをしていた、メジャーで最もハイレベルな地区と言われるア・リーグ東地区で去年の覇者レッドソックスと首位争いを展開。春先の当初は昨年までのこともあって「春の珍事」・「勢いだけ」・「いつか落ちるだろう」などとレイズの突然の快進撃について周囲からは冷ややかな反応が多かったが、その後もそういった声をあざ笑うかのように着実にレイズは白星を積み重ねていった。
そしてとうとう球団創設初の地区優勝に加え、アメリカンリーグ優勝を成し遂げた。
        
 この奇跡の影には、「滅公奉私」 「自己犠牲」 「何苦楚(なにくそ)魂」といった岩村選手の日本的価値観と行動力があったことを、誰も疑わない。

 新年早々、つい熱く語ってしまったが、冒頭述べたとおり、日本には自然環境は変化に富み、世界最先端の技術、“ものづくりの伝統”と“高い労働倫理”が息づく。
我々日本人はただ自覚してないだけで、厳しい世界規模の危機的経済状況を、逆にチャンスとして活かし世界をリードする『逞しさ』と『知恵』があることを岩村選手から感じた、平成21年のお正月であった。
        
        ▲約2倍の重量を打ち上げる能力のある次期国産大型ロケットH2B


しかし、新春早々ラジオネタではない、スタートになてしまいました・・・トホホ

明日から昭和21年の始まりだ~

2008-12-31 | 昭和三丁目の真空管ラジオ
いつも「昭和三丁目の真空管ラジオカフェ」にアクセスいただき、ありがとうございました。年々1年間のサイクルが短くなると感じてしまうのは、年齢(とし)のせいか、充実してるからか、惰性になってるのか・・・微妙です。
 
最近のご時世は、何かかなりおかしくなってきています。
世間には失業者があふれ、余裕のないギスギスした世の中で、ALWAYSの時代と反対に、物は豊かになりましたが、人の心はすさんできつつあります。
        
そんな背景があるのか、昭和レトロブームと言われて、真空管ラジオに癒しを求める方々が増えてきたのかもしれません。

今年の当カフェは、マニアックな機種を購入したかと思えば、唐突な話題に変わったりと、迷走した一年でしたが、多くの方々に読んでいただき、またコメントを頂戴し、それが何よりの励みになってきました。
そう思うと、日常生活もブログも多くの人々に支えられていることに、感謝するばかりです。
        
来年こそ希望が持てる年になる様祈念し、皆様の益々のご活躍とご健康をお祈りします。

では、来年もよろしくお願いします。良いお年をお迎えください。

忘年会シーズンがやってきた♪

2008-12-14 | 昭和三丁目の真空管ラジオ
 12月と言えば忘年会・・・ここ近年は早々と11月末から「忘年会」という名の"飲み会"に誘われることもしばしば・・・・。 どーのこーのと理由をつけて、年中飲んでる感はありますが、楽しい「飲みニュケーション」は大事かと♪
 この4月、全社プロジェクトを終え、新しい部署へ異動となった歓迎会の席上、
「今年の重要な課方針の一つは、年に4回以上、必ず飲み会を行なうことです! 春・夏・秋・冬 3ヶ月に1回、心から美味しいお酒が飲めるよう、日々みんなで協力して頑張っていきましょう」
と挨拶し、バリバリ仕事はできるが斜に構えてクールを決めている、課内で一番若いY嬢に
「お前さんを課長代行補佐に任命するので、1年間この任務を滞りなく遂行するように!」
と異動して最初の特命業務指示を出しました(笑)
        
 そして今回は今年度、第3回目の飲み会。
場所は駅にほど近い高架下に移転、新装開店した鉄板焼のお店。定刻の18時前に到着すると、ほぼ全員座ってワイワイ談笑中。ちょうど15~20名が入る座敷の空いている席に座り、「ヤァヤァお疲れ様です・・・今日は冷えますよねぇ」と忘年会モードの会話で輪の中に入り込みます。 
        
 予算は食事¥3,000+飲み放題¥1,000=¥4,000 ですから、そんな期待はできませんが、まぁ楽しく飲めればいいんです。 
幹事のY嬢の仕切りで始まった今年の忘年会。簡単な挨拶を済ませたボクは乾杯の音頭に、いつも物静かな26才イケメン君を指名。 イケメン君はハニカミながら乾杯の発声を行なってくれました。普段おとなしい社員にこういった場で目立ってもらう配慮も、教育のひとつです。

    カンパ~イ!!! いや~~~ ビールが美味い♪

        
 まず運ばれてきた大皿にビックリ!!
60cmはあろうと思われるヒラメの姿造りの周りに、大きなホタテやイカの刺身がふんだんに盛られたお皿が二つ。 小皿に取り分けて貰い、ヒラメの刺身を口に運ぶと・・・・
「んめぇ~~!」   思わず唸り声が出てしまいます。
        
 汲出し豆腐、一切れ10cmはある蛸の酢の物の小鉢、さらに巻貝の浜辺焼、フグの空揚げなど、次々に料理が運ばれてきます。 
        
ここは鉄板焼の店ですから、てっきり肉系の料理が中心かと思いきや、今日はシーフード系のコースなんですね~♪

  「生ビール3つと焼酎湯割り2つ、あとウーロン茶1つ 注文入れてもっらっていいですか~?」 
壁にオーダー用のインターホンが設置してある席に座っていたので、幹事のY嬢から指令が飛んできた。

  「オッケ~! ○○さん、ジョッキ空けちゃいましょうよ! Yちゃん、生ビールは3つでいい?」
15才以上も年の離れた先輩にビールを奨めながら、10才以上年下の幹事の指示に従い、動くのも心地よい。年齢や立場を超えて、ワイワイ騒ぐ・・・・忘年会はこうでなくっちゃね!

 そうこうしているうちに、店員さんが卓の上に備え付けたガスコンロに火をつけ、真打登場♪ 
写真のようにモヤシ、キャベツ、ニラ、玉ネギなどたっぷり野菜の上に、塩・胡椒をふりかけ焼き上げた県内産牛肉、地鶏が乗っています。 左側の卵焼き、実はこのお店の人気メニュー、卵で覆った「イカの姿焼き」なのです。これらの鉄板焼を手前右のポン酢ベースの特製タレにつけて食べると、ヤミツキになること間違いなし! 
        
 
  「ご飯が食べたーい! お味噌汁とお漬物も追加注文しちゃっていいっすか?」

 加藤あい似で普段はクールに構えてる幹事のY嬢も、思わず絶叫&はじけモード!(笑) 
食べる、飲む、喋る、笑う、また食べる、飲む・・・・ いや~みんな思いっきり忘年会しちゃってます。あっと言う間に3時間以上過ぎてるんですけど・・・・ まぁ明日は土曜日だからいいけど、20~50代、総勢15名のこのパワーは何なんだ?

  Y嬢 「ここまできたら、締めはスイーツ食べた~い♪ 注文していいっすか?」

 『鉄板焼屋さんにそんな気のきいたものあるわけ無いじゃん』と思ったら、透明カップにバニラ、ストロベリー、チョコチップの3種類のアイスが出てきてビックリ! 自分の持っているアイスとは種類の違う隣の人のアイスをお互いにすくって食べてる姿は、微笑ましくもありましたが、気付くとボクのアイスカップにも誰かのスプーンが侵入しています・・・・ スプーンの持ち主を見ると、いつもはクールを決め込んでるY嬢が子供のような悪戯っぽい顔で 
  Y嬢 「エヘヘヘッ・・・ 全~部盗っちゃえ~!!」
  ワシ 「こら、ワシのアイスが無くなるじゃろうが!」

 儚い抵抗も虚しく、2口しか食べていない大半のアイスは、Y嬢のカップへ! そして彼女の口元へと運ばれる姿を眺めながら、 『ん・・・でも待てよ・・・ これってY嬢と間接キスか?』
などと、中学生レベルの下世話な思考が酩酊状態の脳裏をかすめニヤリとした瞬間、

  「Yちゃん、このアイス、ワ・タ・シにもちょうだ~い♪」

Y嬢へ譲った " 店長の食べかけアイス " は、そのまま50代後半のオバサン社員の胃袋へ・・・・
オバサン社員の余計な一言で、店長のハートは天国から奈落の底へと一直線!

ボクの心の中での盛り上がりは一瞬にして醒め、何ともトホホな気分に突き落とされたのは言うまでも無い、今年の忘年会であった。