昭和三丁目の真空管ラジオ カフェ

昭和30年代の真空管ラジオを紹介。
アンティークなラジオを中心とした、自由でお洒落な、なんちゃってワールド♪

ネットで聴けるコミュニティFM! FMドラマシティ♪

2009-04-18 | 昭和三丁目の真空管ラジオ
当地では桜の花も散り、日中は20℃半ばを越える春真っ只中だが、最近の週末は、真空管ラジオの修理から脱線し、全国各地のコミュニティFMラジオ局をパソコンからリアルタイムで聴取できるポータルサイト「SimulRadioサイマルラジオ」にはまっている。
    
    FMドラマシティのホームページ http://www.dramacity.jp/
 当地では桜の花も散り、日中は20℃半ばを越える春真っ只中。仕事の合間をぬってゴルフやツーリング、野球観戦などアウト・ドア ライフを楽しむ季節が始まった。
スポーツで汗を流し、ゆっくり風呂につかった後は自分の時間を優雅に楽しむ・・・・はずなのだが、世の中は不景気の真っ只中。
    
 休日はリフレッシュのために無理やり?外出しているが、帰宅するとシャワーで簡単に汗を流し、そのままパソコンに向かい、データベースと表計算ソフトのマス目に数値を入力してはグラフを眺め、翌週からの仕事の段取りに溜息をつく・・・ そんな虚しい日々が続いている。
(昭和三丁目真空管ラジオカフェのブログ更新もままならない状態なんです・・・すいませ~ん)
    
    ▲週末の夕方はパソコンの前で、サイマルラジオを聴いて和む店長であった・・・
 そんな状況で、日本全国各地28局のコミュニティFMラジオ局が電波で送信する同じ内容の放送を、インターネットで同時配信(放送)する「SimulRadioサイマルラジオ」を聴きながら、パソコンに向かうとディスプレイを睨みつける店長の心にも余裕ができ、つい笑っていたりする。

 コミュニティFMとは市区町村内の地域に密着した情報を、タイムリーに届けるため、平成4年に制度化された出力20W以下のFM放送局で全国に200局以上開局している。
運営形態も行政とタイアップした第3セクターから地方新聞社の経営など設立母体など各局様々だが、基本的には株式会社組織の経営形態だ。
 ところが、なんと! 社長・丸山佳織女史と局長であり通称MARUこと丸山浩樹氏のご夫妻が自らマイクを握り、有限会社組織で運営するコミュニティFMラジオ局が存在する。
北の大地・北海道の空の玄関、新千歳空港にほど近い、札幌市厚別区シェラトンホテル札幌の隣、新さっぽろアークシティ サンピアザセンターモールに3Fにスタジオを構える「ドラマシティFM新さっぽろ」だ。
    
    ▲シェラトンホテル札幌の隣、新さっぽろアークシティ サンピアザ3Fにあるスタジオ
 土曜日夕方の4時間番組『MARUの時間』を担当する局長、通称MARUこと丸山浩樹氏は、富良野塾で倉本聰氏に師事した後、STVラジオの深夜番組「アタックヤング」などのパーソナリティーなどを務め、現在は「劇団32口径」を主宰するるなど、北海道ではかなり知られたマルチな方。その浮世離れした?(失礼:笑)独特なキャラクター、またアシスタントの村上ともよ嬢との世代のギャップを感じさせないやりとりに、経営者としての心配りを垣間見ることができ、企業の中間管理職を勤めるワタクシ店長も共感する部分が多く、和ませていただいている。
    
    ▲清楚な社長(上左端)と通称MARUこと丸山浩樹局長(上左から2番目)
 勿論、社長・局長ご夫妻だけではなく、自前のパーソナリティを使った番組からインディーズ系のアーティストに時間枠を任せた番組など、バラエティにとんだ自主制作番組の多さは、数あるコミュニティFMの中でもクオリティーは高い。
平日はOL嬢、休日はパーソナリティ嬢に変身して「サンデーグランドスラム」を担当される松島聡美嬢の道新(北海道新聞)をめくりながらその日の目にとまったニュースを拾い読みされたり、競馬の予想をたてる"おやじギャル"をとおり越した"オッサン"的なノリに、ついつい引き込まれてしまったりする♪(笑)
    
    ▲こんな和やかな雰囲気で進行する、ホノボノ感がFMドラマシティの魅力
 近年、ラジオドラマの普及が激減している。FMドラマシティ新さっぽろでは、日常生活の様々なドラマを発掘することはもちろん、ラジオドラマの制作にも力を入れ、またインターネットのサイマルラジオを通じて全国、全世界に情報を発信する。
さらに同局は、ストリーミングサーバーを使い、音声のみならずON AIRの映像を同時配信しているため、スタジオの様子も伝わり、パーソナリティとの心理的距離感がグッと近く感じる。
            
    ▲Media Playerの映像はパーソナリティとの心理的距離感がグッと近くなる
 例えば音楽と予定調和的なトークになりがちなFMの中では異例の2時間のノンストップトーク番組「魂のラジオ」では、彫刻家 原田ミドー氏が、人生を、芸術を、人を、ただひたすら語る。
"人間のあり方"を探求する彼の言葉の一つひとつが、リスナーの琴線に触れ、魂を突き動かす。
            
 FMドラマシティは、日常起こるひとつひとつの小さな出来事が"ドラマ"であると考えているそうです。
その感動をラジオを通じて、地域の人々と共感しあいたいと自社制作番組をリアルタイムで発信するコミュニティFMラジオ局、そんな「ドラマシティFM新さっぽろ」に耳を傾けながら、パソコンの前で来週の仕事の段取りや分析をしたり、少年のようにリクエストメールを送ったり、50年以上前の真空管ラジオを修理してるラジカフェ店長って、一体何者なんだぁ~~?!