呉越同舟

寒くなりましたね。
今日から、師走。一年の過ぎるのは早いです。

私は、時々夫のお兄さんのお嫁さんとメールのやり取りをしている。
同じ姓を名乗り、立場が似ているし、優しい人なので甘えさせてもらっている。

夫は、三人きょうだいの末っ子。
６歳離れたお兄さんと、４歳離れたお姉さんがいる。
お兄さんとは年が離れすぎていて、喧嘩の相手にもならなかったらしい。

日本を発つ、少し前にポツリと夫が言った。
「おれ、シスコンかも知れない」
その通り！
私は深くうなずいた。

だって、何でもまずお姉さんに相談するもの。
メールのやり取りが頻繁だもの。

私は、自分の弟のメルアドも、携帯の番号も知らない。
ついでに、姉のも知らない。
そんな私のきょうだい付き合いは、夫には謎だったようだ。

夕べ、夫のお兄さんのお嫁さんからは、とてもユニークなメールを頂いた。
親戚話なのだが、私もかねてから不思議に思っていたことを、実に的確に言い切ってくれた。
ありがとう、おねえさん。
お蔭様で、気持ちが軽くなりました。

思えば、夫婦は元は他人同士。
その二人が、喧嘩したり、協力したりしながら暮らすものだ。
そこに、親戚がからみ、時に話がややこしくなったりもする。

呉越同舟、私は時々そうつぶやいてみる。
うまくいかない時、「呉越同舟なんだもの。くよくよしない。でも、それにしては頑張っているじゃない？」
そう、胸の中で思う。
今、シンガポールにいる夫は、「その船が泥舟じゃないといいね」
そう、言ったっけ。。。