プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
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漫画「君たちはどう生きるか」読みました

2019-10-03 10:30:22 | 読んだ本
昨日の続きで例えると、
一つの縦糸的になるお話。
大人が思春期の子どもに向けて
真面目に、一生懸命に語りかける、
ということ自体にきっととても意味がある。

価値観として「自分とは違うなぁ」と
思ったとしても、大人がしっかり関わろうとしてくれる、
とか、あなたのこと、一生懸命、考えようとしているよ、
生きるって、こういうことだと思うよ、とか
こんなことを考えるのってイイと思うよ、とか
が伝わってくることがとても大事なのだと思う。

内容で引っかかるのは「男として」的な
言い回しがいっぱいあるところ。
「世の中の発達のために」という視点。
でも、吉野源三郎さんは明治32年の生まれ。
この本が書かれたのは1937年。
旧制中学の学生向けとのことだから、
私の父親世代ぐらいを想定して書いていると考えれば、
まあ、当然といえば当然な書かれよう。

吉野源三郎さんは岩波新書を創刊した人で、
岩波少年文庫の創設にも尽力した人だそうなので、
新書(そのころは岩波しかなかったから)を
読むのがカッコイイと思ってて、
古畑種基著「血液型の話」とか愛読してたことや
「ドリトル先生」や「星の王子様」とか、思えば、
いっぱい、いっぱいお世話になってたのだなぁと感慨深い。

それにしても、この本が200万部売れた
ということがびっくりだなぁ。


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