墨汁日記

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「奥様は魔女」に現在つけられているカテゴリはおかしいかもしれない!

2005-05-10 20:59:34 | テレビ番組
 ありがたき幸せ。俺の記事に反論が来た。

 反論の反論の前に。
 俺がいつも酒を飲んでここの作文を書いている事を詫びておこう。

 ここは、簡易居酒屋。俺の意見は酔っぱらいの戯言。
 わかりにくい文章であり、俺が本来、言いたいと思っている事をきちんと伝えきれていない事を謝ろう。
 言うなりゃ酔った口がヌラリヒョンみたいなもんだ。
 真剣に相手すると疲れる。と、だけ警告しておく。

 ただ、俺が勘違いを訂正している事に小橋さんはあまりふれていないように見える。
 俺が訂正した勘違いは「奥様は魔女」の価値観を根本から変える大事な事に思えるのだが。どうだろうか?

 駄目かな?

 でも。俺はその勘違いの訂正により、現在「奥様は魔女」は正当に評価されていないと再評価しだしている。
 まさしく猫まっさかりだ。

 「奥様は魔女」は綿密にターゲティングされ、受け手の評価を計算した上で制作された可能性が高い。
 せめて、当時のスタッフのコメントでも見つけられれば証明できるのだが。

 とにかく、少し深くつっこんでみよう。俺は暇だし。

 小橋さんの意見はコメントじゃもったいないので、ここに抜粋しておく。



>>>
 まず上司との関係ですが、上司とフレンドリーな態度で接する関係は向こうでは普通の事として様々なドラマで書かれてますよね。「ER」だろうが「24」だろうが、みんな上司をファーストネームで呼ぶ。友人と認めなければ「私はボスだ。名前で呼ぶな」とハッキリ言います。だからその事に違和感を感じるのは「日本人のメンタリティ」がそう感じさせているだけだと思います。

また「ベッドでキス」というラストシーンがどれほど多いかは統計を取ったわけではないので何とも言えませんが、仮にあったとしてもベッドが一日の終わりの場所であり、キスが夫婦の日常の挨拶として定着している以上、とくに不自然とも思えません。まして「新婚」という設定ですし。
なのでそれがSEXを暗示する描写、と感じたとしてもそれを「裏のテーマ」とまで言い切ってしまうのはムリがあるのではないでしょーか。


>1960年代のおばあちゃんは誰もが戦争経験者だ。

これは……戦争を経験するとみんな意地悪になる、という意味なら断じて同調できません。

エンドラ(サマンサの母)に関しては日本では嫁姑の確執が描かれる事が多いのですが、アメリカではこれが婿と義母の確執に置き換わる事が多いようで、これも単なる文化の差かと思います。
ただ彼女の言動を見ると人類至上主義に対する警句、と受け取れなくもない。たかが人間ごときが、という。


> 既存の何ものにもとらわれない魔女のサマンサは1960年代の主婦にとり理想の主婦だったのだ。

んー、どうかなあ。まあ、それは当たらずと言えども遠からず、かもしれません。
当時のアメリカは世相的にはウーマンズ・リブの時代ですから、あるべき女性の姿、としてサマンサが描かれた、という見方はあるでしょう。
ただ、そうとらえるにはサマンサはあまりにも貞淑な妻として描かれすぎていますよね。むしろ奔放なセリーナ(サマンサのいとこでエリザベス・モンゴメリーの一人二役)の方が時代を反映した女性像と言えるでしょう。もちろんドラマがその時代の世相に影響を受ける事は不思議でもなんでもありません。
したがって「奥様だまし」という部分も結論ありきで鑑賞すればそうとれなくもない、というレベルかと。

それで一番期待していた

> 家族みんなが楽しめる作品として鑑賞するなら二流だが、

という部分の説明が端折られています。
そこちゃんと解説してくれないと(笑)。



追記。

やはりサマンサに関しては主婦にとっての理想、というより、男性の願望を具体化した女性、かと思います(詳細は割愛)。


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