世の覚え花やかなるあたりに、嘆きも喜びもありて、人多く行きとぶらふ中に、聖法師の交じりて、言ひ入れ、たたずみたるこそ、さらずともと見ゆれ。
さるべき故ありとも、法師は人にうとくてありなん。
<口語約>
世の覚え華やかなるあたりに、嘆きも喜びもあって、人多く行き訪れる中に、聖法師が交じって、言い入れ、たたずんでいるのこそ、そうまでしなくともと見える。
然るべき故あっても、法師は人に疎くてありなん(じゃないの?)。
<意訳>
権力者の家の葬式や結婚式には多くの人が訪れる。
その中に法師が交じって、受付すませて並んでいるのを見ると、なんでと思う。どんな理由あろうと、できるだけ法師は世間とは疎遠でありたい。
原作 兼好法師
さるべき故ありとも、法師は人にうとくてありなん。
<口語約>
世の覚え華やかなるあたりに、嘆きも喜びもあって、人多く行き訪れる中に、聖法師が交じって、言い入れ、たたずんでいるのこそ、そうまでしなくともと見える。
然るべき故あっても、法師は人に疎くてありなん(じゃないの?)。
<意訳>
権力者の家の葬式や結婚式には多くの人が訪れる。
その中に法師が交じって、受付すませて並んでいるのを見ると、なんでと思う。どんな理由あろうと、できるだけ法師は世間とは疎遠でありたい。
原作 兼好法師
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