誰か俺に変わって、この『平成マシンガンズを読んで』を完成させてくれないかなぁ。もう終わらせる自信がない。
今まで隠していたが、もうばれているかもしれないが、じつはラストさえ決まっていないのだ。とにかく書き出せばなんとかなるだろうの甘い読みではじめたらこのザマだ。
『平マ』制作者募集!
給金は払わないが、文庫化のあかつきには50%をあなたに支払います。
でも、文庫化するかしないかは、あなたのラストしだい!
さぁ、口を閉じて『学級文庫』と言ってみろ!
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こうさぎのおいしは完全にむくれていた。
マダムは言う。
「悪かったよぉ。アイス買ったげるから機嫌なおして!」
この炎天下だ。アイスは少し食べたいなとおいしは思った。
おいしはうなづいた。
中央線に乗ったら目の前の席がちょうど1人分だけ空いている。
「レディーファーストです。どうぞ、お姫様」
死神がそう言う。
そう言うなら仕方ないか、お姫様扱いだしぃー。
シートに腰を下ろすと、死神は真ん前に立った。
左右には中年の親父が座り込んでいて、ギチギチで前以外には動けそうもない。
おやっ?
これってゆるやかな拉致かな?
逃げ場を塞がれている。
私って拉致られてる?
真夏の炎天下の路上で、白いこうさぎ相手に話し込んでいる女がいた。
彼女こそが『マダム protozoa 』。『作者の protozoa 』が、死神に送った妖艶な刺客。
得意技は占いと召還である。
はたから見ると、小動物相手にお話をしている「危ない女」に見えるが、彼女はそんな事など全く気にしない。
周囲の人間の目など無視して、自分の召還獣と自由にお話できるだけの精神力が彼女にはあるのだ!
なんと強い精神力であろうか!
通りすがりの人達は「なんだこの女!」という目でマダムを冷たい目で見るが、そんなものはマダムにとって屁以下だ!
私を振り向かせたいなら、もちっと臭い屁をこいてごらんてなもんである。マダムはこうさぎに言う。
「こうさぎの『おいし』よ、腰が痛いのは分かる。
生きてりゃつらい日もあるだろう。
でも、私はあなたには頑張って欲しいの。
男なら負けると分かっていても立ち向かわなきゃならない時もあるのよ!
え?
えぇと、あんたメスなの。
まぁ、体調の悪いときもあるけどさぁ、やるときゃやんないと!
わかるかな?
それが今なんだよ!
今!!
今やんなきゃいつやる!
今やりなさいというのが私からのアドバイスだ!
私の『ころりころげた気の根っこ占い』は、ほぼ完璧に失せ物や尋ね人を見つけ出す。木の根っこでころげたウサギの肢体の様子で方向から座標、住所まで一発検索なのだ。さらに目的地までの運賃まで割り出せる。
いいか、私の使命は『死神の抹殺』である!
人間にとり使命とは、ウサギにとってのニンジンに等しい!
オレンジで固いんだよ!
それが使命だ!
ニンジンが歯ごたえあるように、使命も果たさねばならない!」
こうさぎのおいしはコクンとうなづいた。
「おぉ!
やってくれるのかぁ!
ここに木の根っこ置く!
コレを目指して走って転げよ!」
こうさぎのおいしは、後ろ足で地面を蹴り上げた。
そのとたんに飛ぶようにウサギは地を駆ける。
ととととと!
ガッ!!
パタン!
こうさぎは見事に走り転んだ!
マダムの目ん玉には涙が浮かぶ。
「信じてたよ!
お前はやれば出来る子だと!
なんと見事なこけっぷり!
感動したよ。凄いよ!」
おいしも満足げな表情を浮かべる。
だが、マダムは肝心な事を忘れていた。
「あっ。転げさせるのに必死になってて占うのを忘れてたっ!」
こうさぎのおいしの額にブルーの縦線が走る。
「わっ、悪いけど、も一度ころげてくれないかなぁ?」
おいしは首を横にふる。
西武多摩湖線は、微妙なかんじで西武国分寺線とクロスしていて、西武新宿線と連絡もしている。
西武多摩湖線の主な運行は「萩山」と「国分寺」の往復運転だけど、たまに根性だして「西武園」まで行ったりする小平市民の重要な足である。
西武線なくして小平市の繁栄はあり得ない。
その、西武多摩湖線のまっ黄色の電車の中で、死神はひざまずき、うやうやしくかまえながらシートに座る私の前に正座した。
恥ずかしい!
正直、小平市民にとって西武多摩湖線の車内は近所の路上と同じだ。
車内のどこに御近所の人が乗り合わせているか分からない。
ひざまずく男に、制服の女子中学生。
明らかに異様なシュチュエーションで、周囲の乗客は『無関心』を装いながらも、うちらに興味津々なのがイタいほど感じられる。周りの人達の好奇心のアンテナをビンビンに感じる!
クワァァ!!
私の体温は恥ずかしさで異常に上昇する。
このままとろけてバターになりそうなほど体が熱い。
この場からダッシュで逃げ去りたい!
西武多摩湖線は、ワンマン運転で電車の運転士が車掌の代わりも勤める。
運転士さんが電車を停車させてから、車両の扉を開く。
西武多摩湖線は国分寺駅に到着した。
プシュッー!
ガコッ、ガコン!
(ワンテンポあって)
ズシャー!(扉が開く音)
そのとたんに死神は立ち上がって言った。
「さぁ、中央線に乗り換えだ。急ごう!」
私は恥ずかしさで、この場から逃げたい一心で死神に従いホームに出る。
死神の影に隠れながら、うつむきながら歩いているうちに、JR 中央線の『上りホーム』に着いていた。
着いたとたん。数10秒ほどでオレンジ色の中央線がホームに到着して、私はあわてて乗り込む。
乗り込んでホッとする。
中央線の車内は、もはや地元でなく公の場だ。
知り合いもほぼいない。
ここまでくれば安心、安心。
そこで、死神がシレッと言う。
「ますます、お家が遠くなったな!」
あっ。
そうだった。
死神の復讐計なんかにつきあいきれないから、家に帰るつもりだったんだ。
なのに、まんまと復讐現場にドナドナって連行されている。
私は子牛かっ!