goo blog サービス終了のお知らせ 

墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

日曜の早朝(酒を求めて)

2007-01-14 20:06:11 | 日常
 今朝はなんだかとんでもない時間に目が覚めてしまった。
 2時である。
 朝じゃないだろ深夜だろってかんじだが、目覚めたものは仕方ない。

 なんとか寝なおそうと思ったらなんだか眠れなくなった。
 仕事のある日なら1分で多く寝なきゃ損だとばかりにすぐにグッスリと寝なおせるのだが、幸い今日は仕事が休みだ。休みとなると、1分でも多く起きていないと損したような気分になるのだから人間とは不思議なものである。

 眠れなくなったので、起きてパソコンの電源を入れる。パソコンの前に座ってネットを徘徊したりタイピングをしたり。そんな事をしながらウダウダしているうちにタバコが切れた。
 外は寒い。タバコを買いに行くのは面倒だなぁと思う。でも、タバコがないと駄目なんだよなぁと、やっと意を決して外に出ると朝の6時前。

 タバコの自販機は右に曲がってすぐの交差点の角にある。
 なのに足が勝手にコンビニのある左の方角に向いている。まるで、何者かに操られているかのように。
 いや、嘘だ。
 しっかりと自分の意志で、タバコと酒も売っているコンビニに向かって歩いている。
 理由は酒が飲みたいなぁと思ったからだ。
 なんて事だろう、朝の6時前からアルコールである。
 俺はアル中かもしれん。病院に行った方が良いのかもしれない。
 いや、病院に行ったら確実に「アルコール依存症」の診断を受けて医師に酒を止められるだろう。そしたら酒を飲めない。
 病院に行くのはやめておこう。

 コンビニで、タバコとビールを2本だけ買って外に出る。少し立ち読みをしたから外は明るくなりかけている。
 家に向けて歩き出す。
 街は妙に静かで、住宅のエアコンのモーター音のみが騒がしい。
 
 まだ暗く、見るべきものは空しかない。
 空を見上げて歩く。

 アタマの真上から背後の西にかけては、三日月があって星も輝いている。まったくの夜空だ。
 だが、俺の歩いて行く方向。東の空では闇がとろけ始め、空が白く輝きはじめている。
 そして、真っ正面の東の空の際は、太陽の出現を待ちかまえていたかのように赤黒く輝きだしている。
 今の空に、きれいな色は一色も無い。
 どこも闇に濁った暗い空が広がるばかり。
 星空と、白くなりかけた空に、赤く焼けた空。
 所々を見るなら、まったく統一感のカケラもない空が、平然と上空には広がっている。夜から朝に変わるまでのわずかな空。

 寒いな。部屋に帰ったら、酒を飲んで寝なおそう。


缶コーヒー

2007-01-14 05:13:41 | 日常
 コーヒーという飲み物は特に好きではない。
 だが、缶コーヒーは好きで毎朝のように飲んでいる。
 缶コーヒーの何が好きって聞かれても困るんだけど、仕事の前に腰を下ろしてタバコ吹かしながら飲む毎朝の缶コーヒーが俺に活力を与える。
 なにしろ働くのが嫌いだから、缶コーヒーでも飲んで気合いでも入れなきゃ職場の前まで行っても「今日はやる気がしない」とか言い出して帰宅しかねない。でも、缶コーヒーさえ飲めば、6時間までは気合いで勤務にたえられる。それ以上となると、あとは申し訳ない。
 
 ホットの缶コーヒーってまずいよね?
 と言うと、すぐに納得してくれる人と、「えー、なんでぇ」と納得してくれない人がいる。
 温めなおしたコーヒーがうまいワケないんだけど、真冬の寒い時に温かい缶コーヒーを飲むとどうしてもうまく感じる。寒いから温かいものを飲むと体がだまされて、うまいような気がしてしまうのだろう。
 実際、缶コーヒーを飲み始めた頃の俺もそうだった。何の疑問もなく寒い冬には温かい缶コーヒーを当たり前に飲んでいた。
 だが、どうもホットの缶コーヒーを飲むと後で胸焼けする。そのころは朝昼夕と1日に3本ぐらい缶コーヒーを飲んでいたから、缶コーヒーの飲み過ぎかなと思っていた。でも、冷たい缶コーヒーなら1日に3本ぐらい飲んでも胸焼けはしない。

 どうも胸焼けの原因は缶コーヒーの飲み過ぎでなく、温かい缶コーヒーにあるらしい。
 同じ銘柄の缶コーヒーを、ホットと冷たいのとで飲み比べると分かる。温めたコーヒーは胸焼けしそうな味がして後味も悪い。
 自販機で買ってきた温かい缶コーヒーを自宅の冷蔵庫で冷やしてから、もともと冷たい缶コーヒーと飲み比べる。こうすれば温めた缶コーヒーは、明らかに酸味が変なぐあいにエグくなっていて、胸焼けをおこしそうな味に変わっている事が分かると思うのだが。
 たぶん、温めなおす事で缶コーヒーの成分がなんか変な具合になるのではないかと想像する。

 例えば、自宅でいれたコーヒーをカップに注いで、それにラップをかける。ラップをかけたら鼻歌でも歌いながらコーヒーを数時間ほど放置。
 そして十分に冷めきったコーヒーを、湯せんなりレンジでチンなりお好みの方法で温めなおす。果たしてそんなコーヒーがうまいだろうか?
 いや、試すまでもなくまずいに決まっている。
 ホットの缶コーヒーも、缶に入っているかいないかだけの違いで、実はこの例えと同じような事をしているのではないだろうかと思う。

 まぁ、缶コーヒーは冷やにかぎる。


モブログ投稿と鳩の死骸

2007-01-13 19:22:33 | 日常
 パチンと音を立てて二つ折りの携帯電話をたたむ。

(ちなみに、この携帯は3年前の冬に立川のビックカメラで0円で購入したものだ。いや0円じゃ購入したと言い切って良いものかと不安になるが、とにかくこの携帯は3年前から使用している。
 電話をかける相手も、かかってくる相手もいない。
 メールを送る相手もいない。
 だが、ほぼ毎朝、かかさずメールを送るところがある。
 その送り先が、このブログ『日記』だ。
 このブログには、毎日のように「なん曜の朝」という短い記事がのっているが、それは出勤途中のわずかな時間に携帯から送信したものである。
 貧乏性。
 そう俺は貧乏性だ。出来る事はやっとかないと損したような気がしてくる。せっかくモバイル投稿が出来るんだからやらなきゃ損だと思って、出勤する時には、毎朝かかさないように投稿してきた。
 だが、ただでさえ打ちにくい携帯をあやつり、起きたての寝ぼけた頭でなんとか送信しているような文章だから、たいした記事じゃない。
 毎日、ほとんど似たような内容の繰り返しで、あってもなくても良いような記事だ。暑いか寒いか晴れてるか曇ってるか、それだけの内容。
 たぶんこんなの誰も読んでないとは思うけど、最新鋭のモバイル投稿をしているんだぜという自己満足の為だけに毎日投稿している)

 パチンと音を立てて二つ折りの携帯電話をたたんだ。
 通勤電車の中で本文を打ち終わり、ホームを歩きながら送信ボタンを押す。
 朝の儀式がすんだ。
 コレが俺の存在証明なのか、老人が神棚の前で手を合わせるのと変わらない。
 今朝は少し寒い。
 真冬である1月の早朝に『少し寒い』という感想が出てくる事じたいが少しおかしい。この冬は明らかに暖冬だ。
 正規の始業時間は6時半からだが、いろいろないきさつもあり、6時5分までには入店するようにしている。
 今の時間は5時47分。入店までにまだ十数分の余裕がある。
 電車のダイヤの関係で、毎朝のこの十数分の余裕は仕方の無いものだ。次の電車だと始業開始ギリギリの時間になってしまう。
 財布から120円だして駅の自動販売機に投入する。
 ガコン!
 雨の日も雪の日も、どんなに寒い日だろうと、必ず冷たい缶コーヒーを購入する。
 冷たい缶コーヒーのみが、俺を社会人としてくれる。
 なにがあろうと今日一日はこのコーヒーで乗り切る覚悟だ。
 この先、どんなに馬鹿にされようと何時間立ち続けようとも、朝のこの冷たいコーヒーがお前は社会人なんだぜ頑張れよと励ましてくれる。缶コーヒーの苦みばしった甘さが俺の甘さをバッサリと斬るのだ。

 改札を抜けて、まだ、日も昇らぬ暗闇の中。

 駅前の公園に行く。
 ベンチに腰掛けようと歩いていたら、ベンチの上に異物を見つけた。
 とうもろこし?
 いや、
 たけのこ?
 野菜っぽいものがベンチの上に置いてある。
 なんだろう?
 近づいて、良く見たらハトの死骸であった。
 何度か鳥の死骸を見たことはあるが、翼をたたんで死んでいる死骸ははじめて見た。
 たいていは翼を広げて、あるいは半開きで死んでいる。
 暗闇に置いてある流線型は野菜しか連想させない。
 夜中で寒いし、暖をとる為に翼をたたんで寝ていたのだろう。その姿勢のまま死んだのだな。
 だが、ベンチの上で眠るハトは普通いない。たいてい人目につかないところでハトは寝る。昨日の夕方、寝床に戻る体力もなくなり、飛び立つ事もかなわず公園のベンチの上で一夜を明かしているうちに息絶えたのだろうか。
 可哀想になぁと思いながらも。
 見たところ特に外傷もなく、なぜ死んだのか特定は出来ない。思わず好奇心から手をのばして死因を確かめたくなった。
 手をのばし、指を触れかけた瞬間。ある言葉が俺を金縛りにした。

『鳥インフルエンザ』

 あっ!
 ならやばい。

 このハトの死因が鳥インフルエンザなら、触るのは危険だ。俺まで感染する怖れがある。国内でまだ感染者はいないが、海外には鳥インフルエンザに感染して死亡した者もいると聞く。
 俺は酉年生まれの、鳥頭の37才だが、その俺が鳥インフルエンザで死んだんじゃシャレにならない。いや、シャレにはなるが、つまんないダジャレみたいな死に方はしたくない。

 言葉は人を縛る。
 空気感染も怖いので、思いっきりハトから離れ、公園の隅っこで一服する。


理解する女と独創性の男

2007-01-09 19:44:38 | 日常
 今年はじめて帰宅の時に便利なコンビニを利用した。

 家からはやや遠いんだが、帰宅する時の帰り道ならココしかないってかんじのコンビニエンスさなのだ。
 去年の年末ぶりの来店である。
 思わず心の中で『ア・ハッピィニュウイヤー!』と唱える。

 そのコンビニでビールとタバコを買う。

「ハイライトひとつ」

 しくじった。
 圧倒的に声量が足りないし滑舌も悪い上にかんでいる。鼻もつまっていてすごい鼻声だ。これでは絶対に聞き取れないし、俺が何を言ったのか誰も理解できだろう。
 蚊でも鳴いたのかと思うぐらいの情けない声だ。
 すぐに言いなおそうと思ったら、レジにいた女の子が目をキランと輝かせて言った。

「ハイライトですね!」
 ビシッ。

 指を一本立てて。

「1つですね!」
 バシッ!

「はい」と俺が答えると、お前は流線形かってぐらいの素早い動きでハイライトを注文どおりに1つだけ手に取って、ピッ。
 素早い。
 もし、誰かが世界一素早い生き物はと今の俺に尋ねたなら、間違いなくこの女性の店員を指差して『こいつです!』と、答えるだろう。

「はい、1250円です」

 1250円払って店を出る。
 コンビニの店員としてなら、明らかに女は男より優れた生き物だ。
 ハイライトがなんだか分からなくて迷ったり、ひとつをよっつと聞き間違える男なんかと比べようもないほど優秀だ。
 人の話を良く聞いて素早く理解する能力は、女の方が男より3倍ぐらい勝っている。
 だが、好き勝手やって良い能力となると、やや男が勝つ。


成人の日と中央線

2007-01-08 20:19:40 | 日常
 今日は休日、成人の日なので午後の仕事が一部カットされた。その関係で、午後1時過ぎには帰路につく。

 西武線沿線のとある駅前にある中華料理屋の「五目ソバ」は文句なく絶品だ。今日は時間があるので、その店の五目ソバを食おうと決めて店の前に立った。
 だが、店の前に立ったら気が変わってナスの炒め物定食を食う事にした。
 理由はウンコがゲリぎみだからだ。
 ゲリ便ばかりしてるので肛門が痛い。
 ウンコがゲリぎみなのは、炭水化物と肉ばかり食っているせいだと思う。野菜が足りないからだ。だから、野菜を摂る為に火曜日のおすすめ定食「ナス炒めのなんとか定食」にした。したのは良いがどうも勘違いしてたようで今日は月曜日だ。月曜日のおすすめ定食は「レバニラ定食」だった。だから「おすすめ定食」と注文したらレバニラ定食が出てきたのでビックリした。
 ビックリしていても仕方ないのでレバニラ定食を食う。
 どうせ味も内容も、ナスがレバニラにすり替わっただけでたいして変わらないだろうと自分を納得させる。

 食って外に出て西武線に乗って国分寺駅に行ったら、晴れ着の女の子が数人いた。中央線の青梅特快に乗って立川に帰ると、立川駅にも晴れ着の女の子がいた。女の子が晴れ着なのは成人の日の関係なのだろうが俺には関係ない。
 ところで、中央線の快速はほぼ各停のくせに、特快は急にとばしすぎだと思う。とくに通勤特快は限度を知らない。立川の次は国分寺でその次は新宿までどこにも停まらない。限度を知らない馬鹿みたいだ。
 
 晴れ着の女の子をながめながら思った。晴れ着を着た女の子はなんかみんな白の毛っぽいふわふわの襟巻きを首にかけている。これは巻かなきゃいけないものなのだろうか。なくても良さそうに見えるが必須のアイテムなのか。なんか存在感が耳かきのケツについてる白いボンボンに似ていると思う。

 それはともかく腹具合が良くならない。今晩はもう寝よう。