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墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

俺にとっての奥様は魔女

2005-05-09 19:16:38 | テレビ番組
 実は俺はアメリカのホームドラマやホームコメディは、ほとんど観ていない。

 まともに観ているのは「奥様と魔女」ぐらいだ。
 
アメリカ製のアニメならけっこうチェックしてんだけどね。

 語る資格云々を言い出すと、俺にはほとんどアメリカのホームドラマについて何かを語る資格などないはずだ。
 だが、しかしだ。「奥様は魔女」だけは語りたい。

 何故なら、「奥様は魔女」は俺の中での「アメリカ」の源体験だからだ。
 「奥様は魔女」は幼稚園の頃。登園前におふくろと一緒に毎日のように観ていた記憶がある。

 ちょうど、その頃。この世界には外国があると理解しはじめた頃。
 はじめて知った国はアメリカ。

 それは、たぶん。「奥様は魔女」のおかげ。

 おかあさん。このテレビのひとたちはいったいなんなの?

「あれは、アメリカ人なのよ。」

 この世界には外国があり、アメリカという国が存在する!

 その事を俺に教えてくれたのが「奥様は魔女」なのだ。


いい気に評論(奥様は魔女の感想文)

2005-05-07 05:28:08 | テレビ番組
 さて。俺は前の記事で、いい気にラーメン評論なんぞたれてたが、俺は一体何様だ?

 日々旨いラーメンを追い求め。年間で、300食以上ラーメンを食い全国のラーメン屋をめぐっていような人から見れば、俺はまだまだ若造のチビゾウちゃんだ。

 俺の今年に入ってからのラーメンすすり込み数。今夜で五杯目。
 年間で30食も食ってない。あぁー。若造だ。
 真のラーメンマニアの方からいい気になってナニ語ってんだよ!と思われてしまう。

 俺はせいぜいラーメンファンで、ラーメンのなんたるかを語るレベルにはない。
 だが。もちろん。発言は自由だ。

 だから。こうして、俺がラーメンにどの程度、精通しているかを書いておけば、マニアの人は、素人のたわごとと記事自体を相手にしないだろう。

 評論には本来、語るにたる蓄積が必要だ。
 蓄積とは、知識であり経験であり。要するに数だ。

 よく知りもしない事を評論家気取りで語ってみても、それは所詮「能を今日はじめて見た子の感想文」にしかすぎない。
 
 なにかを語るには何かを語るだけの蓄積が要求される。

 一億総評論家時代と言われて久しいが、いい気になって口をきくのには、やはりそれなりの資格がいる。
 だから、本来。俺は漫画とアニメ以外の事については評論する気はなかった。
 漫画とアニメなら積み木崩しほどに蓄積がある。いくら俺の意見に対して反論がきても、じゃあ。この作品知ってる?とかわすこともできる。

 なにが言いたいかと言うと。実は匿名での評論には意味が無い。と言いたかったのだ。

 なにかを、どうしても評論したいなら、自分がナニモノであるかを公にすべきだ。

 なにが好きでなにが嫌いで、自分が何者であるか。さらに評論すべき対象をどのくらいくわしくしっているか?そういった事をきちんと明かした上で、はじめて評論は成り立つと思う。

 「奥様は魔女」についてもそうだ。
 小橋さんは「お前はどれだけ奥様と魔女にくわしいんだ?」と俺の語る資格自体を問うておられる。
 発言に自由はあるが、ここはそれなりに公の場。「はじめて能を見た子の感想文」で終わらせたくないならそれなりの努力が必要だ。


鯉に恋して故意にコク(奥様は魔女の感想文)

2005-05-05 18:12:59 | テレビ番組
 職場に着く。

 仕事の時間だ。少しはこの仕事にも慣れてきたらしい。
 考えなくても体が動くようになってきた。

 そうなると駄目。思考がグルグル。言葉とイメージが頭の中をいったりきたり。目の前の仕事とはまったく別の違う事を考えはじめてしまう。

 俺は仕事に集中しているフリをしながら、黙り込み。ひとり妄想にふける。

 昨日の事を思い出す。知人がやっているブログで「アメリカンヒーロー」という昔のドラマをネタにしていた。
 その記事のコメント欄は古いテレビの話で盛り上がる。知人は「奥様は魔女」の続きを早く出して欲しいと書いていた。
 ところが、あろうことか。そのコメントの反応は「奥様は魔女」今みても面白いですか?というもの。

 ありゃー。俺は知人が「奥様は魔女」のファンである事を知っていたので、助け舟のつもりでコメントを書く。

>「奥様は魔女」は今みても当時と同じくらいには面白い。
当時から、さほど面白いとは思って観ていなかったはずだ。
時代ではなく。そういう造りなんだよと思う。
Posted by: protozoa : May 4, 2005 04:21 PM

だが、このコメントは逆に彼の勘にさわったようだ。いつの間にやら、俺が敵役。

 悪気はなかったのに。
 だけども、これが俺の本心でもある。

 感受性の違いと彼は言っていたな。
 そのとうり。感受性の違いだ。

 では、俺の感受性とは?

 ガキの頃。俺のおふくろは「奥様は魔女」が大好きで、再放送をやる度に「奥様は魔女」を見ていた。

 幼稚園児の頃。幼稚園に行く前の朝の数時間、よくおふくろと一緒に「奥様は魔女」の再放送を見ていた。
 ちょうど、国分寺に引っ越して来た頃でテレビは足付きの白黒テレビから、下にテレビ台のあるカラーテレビに変わった頃だ。妹もやっと話しはじめて人間らしくなり「水」を「バーブ」とか言ってた。そんな頃だ。懐かしい。
 俺は当時のおふくろにつきあって何回も「奥様は魔女」を一緒に見ていたが、幼稚園児であった当時の俺の感想を今の親父な俺が代弁するなら。

 「奥様は魔女」はそれなりには面白いが、この番組自体は奥様だましのというか、大人から子供まで誰でも楽しめるという皮をかぶった、単なる二流ドラマだ。

 というものである。

 もちろん、当時。幼稚園児であった俺にこれだけの批判能力はない。

 調子にのってさらに代弁すると「魔法」という子供受けするネタをとりこみながらも、そいつにSEXという香辛料をちりばめたのが「奥様は魔女」なのだ。
 大人と子供が好きなものをいっしょくたの同じ皿に盛る。その為に「奥様と魔女」は中途半端で二流の印象を人に与えてしまうのだ。

 例えば、親父な君が「ワカメ酒」ならぐっときたとしても、「ワカメジュース」だと中途半端でしょ。

 「奥様は魔女」の表のテーマは子供から大人まで楽しめる娯楽作品であるが、もう一つの裏のテーマは「夫婦のSEX」なのである。
 
 もちろん、当時。男女のマグワイすら知らなかった俺に、こんな事を考えられるはずも無い。現在の俺の代弁だ。しかし、幼児であろうと、番組のそういう空気はよみとっていたから、なんとなくいかがわしい、それなりには面白いが二流の番組と感じたのだ。

 そして、その上に俺は白人が苦手。
 これが、「奥様は魔女」を楽しく観覧できない、もう一つの大きな要因だ。
 まず、白人はみんな同じ顔に見える。サンダーバードの操り人形のごとく。おおざっぱで、やたらに無駄にオーバーアクション。そのうえに口はパクパク。話し声と口がなんとなくあってない。(吹き替えだからね。)
 オカアサーン!この人達、変。てなもんだ。

 失礼だが、白人と俺たちが同じ生き物に見えない。

 思い出した。この白人が苦手という話しはブログの彼にすでに昔に話したんだ。
 そしたら、お前こそ、白人から見たら気持ち悪い。と言われた。

 そのとうり。良く知りもしない事や人を「気持ち悪い」というのは、怠惰な事だ。改めよう。

 ふと、彼の生い立ちに思いをはせる。彼は幼年期を北海道で過ごした。広大な大地には大陸アメリカとどこか通じるものがあったのかもしれない。
 反面、俺は多摩育ち。狭い平野でイジイジ暮らしてきた。環境はあきらかに個人の感受性に影響を与えるだろう。

 外人嫌いの俺でさえ、サマンサだけは別格で美人だよね。と幼稚園の昔から認めてた。その事だけでも認めて許して欲しい。知人の小○さん。

リンク: 前言撤回日記: AMERICAN HERO.