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★藤岡信勝はもう「つくる会」理事ではない

(追記あり)
「新しい歴史教科書をつくる会」という組織は、どうしていつも大事な情報を会員に公表しないのでしょうか。
 
11日に下記の内容が「新しい歴史教科書をつくる会」のホームページ、FAX通信、メールマガジンで発表されました。
新しい歴史教科書をつくる会、一般社団法人に
平成25年1月4日に登記申請、無事完了
活動内容・趣旨などについては、任意団体時のものを継承


新しい歴史教科書をつくる会は、昨年から進めてきた一般社団法人化の作業について、1月4日に登記申請を行い、この度、無事登記が完了しました。よって「つくる会」は1月4日より、「一般社団法人 新しい歴史教科書をつくる会」として活動を続けてまいります。
なお、その活動内容や設立の趣旨については、任意団体時のものをそのまま引継ぎますので、会員及び関係者の皆様におかれましては、今後とも変わらずのご支援をお願い申上げます。

「新しい歴史教科書をつくる会」は任意団体ではなくなり、一般社団法人になったという告知です。一般社団法人とは平成20年の法改正でできた法人で、それまでの社団法人と違って主務官庁から認可を受ける必要はなく、登記申請のみで設立することができます。2人いれば作ることができ、資本金は必要ありません。
 
告知には「活動内容や設立の趣旨については、任意団体時のものをそのまま引継ぎます」とあります。確かに登記簿に書いてある「目的」は任意団体のときの会則にあった「目的」「事業」とほぼ同じです。
  
ところが大事なことを隠しています。「新しい歴史教科書をつくる会」は任意団体から一般社団法人に移行したときに、役員人事を変更しているのです。これが「一般社団法人新しい歴史教科書をつくる会」の登記簿(本日取得)です。

 
この登記簿によると、設立時役員は次の通りです。
 
代表理事 平田誠四郎(杉原誠四郎の本名)
理事 高池勝彦   理事 福地惇   理事 岡野俊昭   理事 高森明勅
監事 駒田強    監事 保科直美

 
業務上の重要事項を社員総会を開催することなく決定できるのは理事の5人です(監事には理事会での議決権はありません)。
 
扶桑社の教科書を継承している育鵬社の教科書は扶桑社の教科書を盗作している―というわけの分からないデタラメ宣伝を続けてきた藤岡信勝、小山常実や石原隆夫、富岡幸一郎、豊島典雄、諸橋茂一、吉永潤…らは「一般社団法人新しい歴史教科書をつくる会」の設立時理事ではないのです。理事会を設置する一般社団法人は理事は3人以上と定められていますが、上限はありません。なのに、藤岡信勝らは設立時理事に選ばれなかったのです。
 
任意団体の「新しい歴史教科書をつくる会」は消滅して「一般社団法人新しい歴史教科書をつくる会」に移行したのですから、藤岡信勝らは「俺は任意団体としてのつくる会の理事だ」と名乗ることはできません。
 
4日以降は「一般社団法人新しい歴史教科書をつくる会」です。任意団体の「新しい歴史教科書をつくる会」を名乗って何かを交渉している組織があるとすれば偽物です。「一般社団法人新しい歴史教科書をつくる会」の理事ではないのに任意団体の「新しい歴史教科書をつくる会」幹部を装って、約束事を持ちかけている人物がいるとすれば肩書詐称です。
 
オレオレ詐欺に気を付けましょう。おかしいと思ったら「あなたは一般社団法人新しい歴史教科書をつくる会の理事ですか?」と尋ねましょう。
 
それにしても、「新しい歴史教科書をつくる会」そして自由社で何が起きているのでしょうか。
 
【追記】この記事にあわてた「新しい歴史教科書をつくる会」はホームページに「2月8日追記」として、藤岡信勝らを一般社団法人の理事に選任するという議事録を掲載しました。
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7日付の★自分たちの盗作を隠している自由社=「つくる会」←クリックは引き続き大反響です。情報をお待ちしています。project-justice@mail.goo.ne.jp
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