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★集団自決は軍命令だ-byつくる会の新発行元


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 扶桑社の中学歴史・公民教科書は有識者グループ「改正教育基本法に基づく教科書改善を進める有識者の会」(教科書改善の会、屋山太郎代表世話人)の支援を受けて、扶桑社の子会社「育鵬社」から引き続き発行されます。一方で、扶桑社から絶縁されて異端となった「新しい歴史教科書をつくる会」(藤岡信勝会長)は扶桑社に代わる発行元として「自由社」(東京都文京区、石原萠記社長)という会社を決めました。その自由社はどんな会社かという調査報告
 ★「つくる会」と「自由社・石原萠記」と「ソ連」と「中国」と「社会党右派」と「創価学会」  
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 を掲載したところ、大きな反響がありました。

 
 それを裏付ける記事が「AERA」10月22日号〈分裂「つくる会」新教科書出版元の正体〉 に掲載されました。以下は記事からの引用です。

【自由社と創価学会の関係】
 「自由」の学会寄り記事は広く知られていて、学会に批判的な人物は「保守論壇の間では学会が自由社の経営を支えているのは常識」とまで言う。
 ただし、創価学会本部は、
「雑誌を講読しているだけで、資金提供などはありません」
 と真っ向から否定。石原氏も、
「旧知の学会員が、協力してくれ、というから、私は『何でもやれや』と掲載するようになった。言論誌である以上、反対の人には反論の誌面を提供すればいいのだから」
 と事情を説明する。
 
【沖縄戦集団自決、昭和天皇の戦争責任】
 一字一句の修正で対立した揚げ句に決裂した扶桑社との深い溝を思い起こせば、石原氏のリベラルな路線は、つくる会と折り合えるのだろうか。
「集団自決について、僕は軍に責任があると思う。当時は手投げ弾を渡されたら、それは自決しろということ。分かり切っている」
「昭和天皇の戦争責任もそう。それがなかったら誰に責任があるのか。責任をとらなかったことはどう考えてもおかしい」
 石原氏はそう明言するのだ。

 
 このように、創価学会は「自由」の大量購読という形で自由社を支援していることを認めました。石原萠記社長は「反対の人には反論の誌面を提供すればいい」と言いますが、そのような記事は一度も掲載されていません。
 石原萠記社長は、今話題の沖縄戦の集団自決について「軍に責任がある」「手投げ弾を渡したのは自決命令だ」と、つくる会の藤岡信勝会長と正反対の主張をしています。そして昭和天皇の戦争責任についても、「昭和天皇が責任をとらなかったのはどう考えてもおかしい」と、著書の記述より踏み込んで明言しているのです。
 石原萠記社長はつくる会から頼まれて、創価学会のときと同様「何でもやれや」と引き受けたのでしょう。一方で、昭和天皇の戦争責任や沖縄の日本軍の悪行を主張し続けるのでしょう。 

 AERAから「リベラルな路線」と認定してもらったつくる会発行元の社長。

 つくる会の善良な会員の皆さんは、これが何を意味するのかまだ気付かないのでしょうか。
 
 最後までお読みいただきありがとうございました。

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