絶版プラモデルやじ馬考古学・ボックスアート美術館(なつかしき50~60年代アメリカプラモの世界)

古き良き時代の絶版プラモを発掘する、インターネット考古学。現在、・ボックスアート美術館にてエレール特別展を開催中!

もうひとつの老舗・リンドバーグPart4

2011年06月15日 | プラモデル

ドイツ軍によるボックスアート輸送大作戦


DOM! DOM! DOM!


BAKOM! BOKAN!


「まだ弾着が遠いぞ。
 奴らが修正をしてくる前に
 一気に走り抜けるんだ」


Vuooooo‥‥‥


Vuooooow!


「なんてこった。
 
列車後方に敵戦車!!

つづく



素晴らしき民間機プラス1
     ボックスアート美術館





上2点は、お父ちゃんと遊べるゴム動力の模型ヒコーキ。
プラモとは性格が異なるが、素材がプラスチック製なのが
いかにもプラモメーカーらしい。




























グレンコモデルで復活したときのものが、コレ。


ホンモノ画像 Wikipedia











リンドバーグの大西洋横断飛行映像。
航空史上、アメリカが誇るべき快挙を

当時のニュース映画(無声)より。
http://www.youtube.com/watch?v=lDxOyhLQ1Oc



ツポレフTu-104実機映像
http://www.youtube.com/watch?v=tWPA6HgbbPs&feature=related



1961年公開のプレスリー主演映画『ブルー・ハワイ』より。
復員してきた主人公がホノルル空港へ降り立つシーンに、
このDC-8が登場。ただし、航空会社はパンナムではなく
ユナイテッド航空だった。


http://www.youtube.com/watch?v=cOvapRh7iAI

脱線ついでに、プレスリーの映像を…



1956年、米テレビのバラエティー番組『ミルトン・バール・ショー』に出演した
エルビス・プレスリーの映像。司会のオジサンが興奮してプレスリーのモノマネを
するのがオモシロい。しかし、このときの放送はプレスリーの動きが下品・卑猥だ
という抗議の嵐が吹き荒れ、大騒ぎとなった。
http://www.youtube.com/watch?v=zU4i5gyFK1s&feature=related

当時米テレビのバラエティー番組で絶大な人気を誇った『エド・サリヴァン・ショー』に
出演したエルビス・プレスリーの映像(1956年)。
当初、プレスリーなど低俗だといって自分の番組への出演を拒否していた
サリヴァンだったが、あまりのプレスリー人気で呼ばざるを得えなくなったという
エピソードがある。ただ、プレスリーの腰の動きが卑猥だと判断していた
テレビ局は、抗議殺到を恐れ下半身を極力映さないように放送した。
また、衣装もラフなスタイルではなく、まともなスーツを着用するようプレスリーに
要求するなど、局のテンヤワンヤぶりがうかがえる。
 
http://www.youtube.com/watch?v=mWzkoem_Psc&feature=related

Wikipedia
DC-8といえば、やはりこの時代の日本航空が
なつかしい。ちょっと地味な塗装だが、現在の
ものに比べれば落ち着いていてイイ…なんて、私もオジサンに
なったもんじゃて。

日本航空といえば、東京FMの『ジェットストリーム』が
思い出される。とくに、城達也氏のナレーションは
すばらしい。あのオープニングは、いま聴いても
非常に洗練されていて、まったく古さを感じさせない。
http://www.youtube.com/watch?v=WXOzUIPz9NE&feature=related

ヒコーキをテーマとした曲としては、この「高度60000フィートの飛行」が
最高だろう。かつて、東京FMの『ジェットストリーム』でも
よく流れていた。 動画なし。
http://www.youtube.com/watch?v=cFzJ5OqyxH0

TBSのテレビ番組『兼高かおる世界の旅』。
1959年から1990年まで続いた超人気番組で、
海外旅行が高嶺の花だった私の子ども時代、手軽に楽しめる
ガイドブック的存在だった。
セレブ的雰囲気の兼高かおるとオッサン丸出しの芥川隆行のトークも、
キャラの違いが浮き出て、オモシロかった。
当時、番組の協賛がパンアメリカン航空で、航空会社といえば
パンナムだ…というイメージが、私の脳裏に刷り込まれてしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=v5YIpFMPb54

1956年公開の映画『八十日間世界一周』予告編。
ビクター・ヤングのテーマ曲もよかったナ。
映画のなかで神奈川県鎌倉の大仏が登場した。
http://www.youtube.com/watch?v=JQgOld79N6o&feature=related



1960年、空港のパンナム・ボーイング707映像。
映像のいたるところに、豊かなアメリカが感じ取れる。
http://www.youtube.com/watch?v=QI1bZeSDDFI


ボーイング707の原型  Wikipedia

背面飛行ができるジェット旅客機として、
唯一の存在。もっとも、お客さんを乗せた
状態でやることはないだろうが、優れた操縦性と
強力なパワーがあるからこそできる芸当なのだろう。

聞いた話では、原型機のデモフライトの際、招待客や
マスコミにアピールするため、パイロットが独断で背面飛行を
敢行して一同の度胆を抜いたそうだ。
ボーイングの経営陣は、事故発生と勘違いし卒倒しそうになったとか。
このパイロットは、その後どんな処分を受けたのか気になるところだ。




1958年にコンベア社が制作したCV-880プロモーション・フィルムPart1
機体の強度試験映像など。
http://www.youtube.com/watch?v=QNlZFsTr178&feature=related

1958年にコンベア社が制作したCV-880プロモーション・フィルムPart2
機体製作工程の紹介。

http://www.youtube.com/watch?v=ZNzIa5_z3F0&feature=related

Wikipedia
プレスリーの自家用機だったCV-880。
「リサ・マリー」という愛称がつけられていた。

リッチな人は、スゴイ!
ワシなんか自慢じゃないが、借金して
ようやくクルマを買ったんじゃぞ。
借金の返済が終わるまでの地獄の日々…(;^ω^)
…どうでもいい話だけど…



ユナイテッド航空御用達カラベル映像
http://www.youtube.com/watch?v=JFZh3ai5Gzg


フランスの旅客機なので、ボックスアートには
フランスの象徴たるエッフェル塔が描かれている。
古き良き時代のレトロなヨーロッパをイメージした
雰囲気が絵全体に出ていて、イイ感じだ。



エール・フランス広告映像
広告の雰囲気が、チョッと小粋でお洒落な国フランスを感じさせる。
http://www.youtube.com/watch?v=Axlk43sP7ls

Wikipedia
主翼下にエンジンポッドを取り付けていないので、
機体全体がスッキリまとまっている。
いかにもフランスらしい洗練されたデザインだ。


かつて、ノースアメリカン社はXB-70をベースとした超音速旅客機の計画を
発表したことがある。
リンドバーグでは、まだ構想段階の機体をいち早くリリースしたのだが、
肝心の開発計画がボツになってしまい、結局は幻の機体となってしまった。


XB-70が再販されたときのボックスアート。
一見油絵風の描き方が印象的。

オマケ国産メーカーの民間機プラモ




観光会社のパンフレットを思わせるデザインが、GOOD!
ご当地の名所旧跡や物産などが、写真ではなくイラストを
使用しているところが、手作り感が感じられていい。
旅の楽しさやワクワク感をパックしたボックスアートという
のも、ちょっと珍しい。もっと、この種のボックスアートが
あってもいいと思う。
このアイデアを出した人は、かなりの切れ者だ。






























宇宙モノ











宇宙ステーションとロケットをペアで
発売したときのボックスアート。

おやっ、発売時期で、商品名が変化しているゾ

最初は、月に着陸したかと
思いきや…


お次は、火星探査船として登場。


さらには、漠然とした星探査船に衣替え。
旧版にあった「火星」の文字は
どこにもない。どこの星を調べるので
あろうか。
「スペースシャトル」の名称も登場し、
もうわけがわからん。


グレンコモデルがリンドバーグの金型を
使用して発売したものでは、月着陸船に
任務変更、もとの任務に戻ったわけだ。
同一の探査船で、これだけ宇宙の
調査に活躍したものも珍しいのでは
ないだろうか。

ところで、一見ヘンテコなスタイルをした
このプラモは、実のところあの偉大な
人物がデザインしていたのだ。
その人物とは‥‥
Wikipedia
NASAの頭脳、ウェルナー・フォン・ブラウン!

SCIENTIFIC AMERICAN
「SCIENTIFIC AMERICAN」というサイトに掲載されていた
スケッチには、彼のサインと1952(1952年という意味か)
という数字が書かれていた。

サイトの説明によると、宇宙ステーションと月面との間を往復する人員
輸送用の宇宙船で、先端の丸い部分に宇宙飛行士が50人ほど搭乗
できる超大型のもの。


上のスケッチをもとにイラスト化したもので、1952年に発売されたアメリカの
週間雑誌「コリアーズ」に掲載された。
リンドバーグのプラモは、どうやらこの宇宙船を若干アレンジしてモデル化した
ようだ。

クルマ

















これも立派なアメ車だ。



ジョン・フォード監督の1939年公開の映画『駅馬車』
アパッチ族が駅馬車を襲撃するシーンが有名。
追いつめられて、いよいよダメかというときに、
騎兵隊が救援に駆けつける西部劇おきまりのパターンが見られる。
でも、騎兵隊はどうやって駅馬車の現在地を割り出したのだろう。
これを考えると、夜も寝られなくなってしまう。
http://www.youtube.com/watch?v=ZUb5UPzHR6U&feature=fvwrel

Wikipedia
地球にやさしい乗り物であることには、間違いない。

バイクもあるでヨー!


1960年代なつかしむ


このキモい連中は、一体誰だ…

1960年代、米ソの宇宙開発競争が激化すると、人々の関心は
宇宙に向けられたが、それにともない宇宙をテーマとした
「スペースサウンド」なる音楽がヒットするようになった。

スペースサウンドといえば、このグループを忘れてはならない。
独特の澄んだ音色で人気を呼んだスウェーデンのグループ、スプートニクスは
その画期的(?)なステージ衣装とともに記憶に残る。
日本で知られた同国のアーティストといえばアバがあまりに有名なので、
どうもその存在が薄れがちなのが、チトかわいそう。

「スプートニクスのテーマ」 
短い曲だが、けっこうノリのいいところがグッド。
http://www.youtube.com/watch?v=XjHaSTr74LQ

スプートニクス「ロケットマン」 宇宙時代の幕開けをイメージさせる
ステージ衣装は当時話題となったが、ヘルメットをかぶった姿を
見ると何とも異様なスタイルだ。
http://www.youtube.com/watch?v=Ooa62i53XSg&NR=1

スプートニクス「空の終列車」 宇宙服風ステージ衣装の別バージョン。
金魚鉢風の透明ヘルメットを着用している。
               
http://www.youtube.com/watch?v=Dc6ReHtCTqk


次回の更新は、6月30日夜の予定です。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿