「気をつけろ。突っ込んでくるぞ!」
「総統!こちらへ!!」
つづく
マニアックなキャラもの
オーロラ・ボックスアートギャラリー
星柄パンツが笑える。
コミカルなおとぼけ女吸血鬼。
あの『怪奇家族』や『アダムス・ファミリー』に
登場したキャラクターをイメージしているのだろうか。
ところで、この女吸血鬼の
ボックスアート下部に注目してほしい。
「PLASTICS A CORP」のロゴが見える。
聞いたことのない企業名だが、
これはオーロラ倒産後、旧経営陣の
家族がオーロラの復活をめざして
2007年に設立したもので、60年代に発売
していた同社製品の再販を公表していた。
その後の企業活動については不明だが、
フランケンやドラキュラなど、大手メーカーに
金型が移ったものを除いた残りのキャラものプラモや、
60年代にオーロラがリリースしていた
航空機を中心に製品を発売していく予定であったが、
結局のところ、ほとんどが計画だけで終わってしまった
ようだ。
やはり、一度倒産した企業の再出発は、相当に
キビシかったらしく、消滅した可能性が
高い。しかも弱肉強食のし烈なバトルが
繰り広げられていた米国プラモ業界の
ことだ。先のフランケンなどの有名モンスターや
バットマン等のスーパーアメコミキャラを欠いた
主役なきキャラものでは、とても勝負に
ならなかっただろう。
さらに、60年代のオーロラ航空機プラモは
確かにマニアは喜ぶかもれない(私もそのうちの一人だが…)が、
内容的にはとても一般ウケはしないだろうから、実際再販したと
しても、どの程度売り上げを伸ばしたのか未知数だ。
ただ、熱狂的なオーロラファンを対象としたインターネット通信
販売というスタイルであれば、ある程度の売り上げは確保できたかもしれない。
どちらにしても、オーロラを復活させようとした動きがあったのは、
誠にうれしいことだ。なんとか実現することを、ひたすら祈るのみである。
セクシーな「バンピレラ」お姉さま。
顔が「ゲゲゲの鬼太郎」の猫娘風なのが
少し気になるが…
こちらは「犠牲者」のお姉さま。
コ、コラッ!
こんな姿で、悪人やモンスターを誘惑したら
拉致されちゃうのは、当然でしょ!
見た目はタダのオッサンだが、意外にも悪の天才科学者。
頭脳明晰、超優秀。
以下、オッサンの研究室。
ここで、よからぬことをやっているんだよネ。
このオッサン、とんでもない怪物を作りおった。
東宝映画「ラドン」に登場したメガヌロンの成虫風(映画に成虫は登場しないけど)
だが、色がケバケバしく、キモい。
以下、アメリカ雑誌のキャラクターらしいのだが、
イマイチようわからん。
かなりマニアックな世界にのめり込みつつある。
こりゃ、何じゃ?
チト、訳がワカランのう。
実在した拷問具かどうかは知らないが、
妙にメカニカルなところが、オモシロい。
こいつは…!
「狂気の働くおじさんシリーズ」
イカレた医師、歯科医師、理容師の
プラモ。
これじゃ、お客さんは生きた心地がしない。
いつかは犠牲者が出るゾ!
次回の更新は、8月15日終戦記念日です。