只見川沿いの薬湯「早戸温泉 つるの湯」さん。
温泉の由来は約1200年前のこと。
只見川渓谷の巨岩の下に一羽の鶴が飛来して動かないのを怪しんだ農民が覗き見たところ、
清冽な温泉がこんこんとわき出でて、鶴が傷ついた足を浸していました。
農民自らも入浴を試みたところ、一浴にして手足の傷や腰痛疲れが癒され、魔法のような効能に驚愕したそうです。
それを伝え聞いた近郷近在から入浴を懇願する声が溢れ、人助けのためならと湯治場を開いたのが「つるの湯」の由来なのだそうです。
入場はこちら。
7月、紫陽花が斜面に綺麗に咲いていました。
只見川。
只見川には21景があるそうです。
早戸温泉つるの湯は、早戸地区にある温泉組合の有志16人と特別会員1名で設立。
平成16年4月に「つるの湯」をオープンさせました。
同年12月には飲用許可も取得して「飲める温泉」となりました。
翌年には理事7名体制となり、18年4月には「ラーメンハウス つるや」をオープン。
同年7月には旅客不定期就航事業「屋形船 つるの湯丸」の営業を開始しました。
その屋形船は現在運休しています。
飲泉所のお湯は、持ち帰りは有料。
飲むととてもしょっぱいお湯です。
館内の広間は無料。
夕刻になるにつれ川霧が出てきました。
写真が無くてお届けできないのが残念ですが・・・
内湯は広めで、源泉がドバドバと流れています。
ポカポカと良く温まるお湯です。
露天はMAXで6名ほど入れるでしょうか。
束の間でしたが、運よくひとり露天を楽しむことができました。
川霧と黄昏の幻想的な景色の中、薬湯と呼ばれるつるの湯の露天に身を浸せば、とても平穏で静かな心持になります。
こんな素晴らしい温泉が福島にあったなんて・・・。
健康を大事にして、これからもいろんな温泉を巡ってみたいものです。
■早戸温泉 つるの湯
住所 福島県大沼郡三島町大字早戸字湯ノ平888