「しゃくなげ荘」の夕食は、1Fの個室のお部屋でした。
間仕切りがあり、とてもゆったりしたお部屋に案内されました。
このお宿は、脱衣所にもファンヒーターが完備され、宿に入ってしまえば、あたたかく過ごすことができる配慮がなされています。
食事の評判が良いのは情報収集済みでしたが、それを目の当たりにして「うわ~」と笑みがこぼれてしまいました。
こんなに丁寧な食事なら、ゆっくり頂きたいものです。
酒田の「上喜元」の冷酒をオーダー。
「綺麗なお酒」ともいうんでしょうか、引っかかりなく、すんなりと飲める山形の地酒でした。
山形牛の握りと鮪の握りに、このお酒はよく合っていました。
お刺身はバラエティーがあって、身が厚切りなので、コリコリモチモチした食感が楽しめました。
頃合いよく・・・・・
女将さんが、あつあつの茶碗蒸しを運んできてくれました。
この茶碗蒸し、旅館でこんなに大きなものを出された記憶など思い当たらないほど第一印象「大きい~!」んです!
とても食べ応えがあり、しかも手作りな感じが嬉しいメニューでした!
それからは山形牛尽くし。
しゃぶしゃぶのお肉、本当に綺麗なお肉でした。
軽くお湯に潜らせば、柔らかくて、甘くて・・・
陶板焼きの山形牛のステーキも、バターが敷いてあってとてもいい香りで焼けました。
噛むとジュワ~っと甘い汁が溢れてきました。
揚げたてのハタハタの唐揚げが運ばれてきました。
ハタハタを揚げで食べるのは初めてでしたが、魚独特のエグさがかき消され、パリパリで身も香ばしく美味しく頂きました。
食後のまったりした余韻の時間を経て、山形の牛肉のお汁にデザートが運ばれてきました。
何一つ既製の食品に頼らない女将さんの「食」の姿勢、おもてなしの心に、感動を覚えた私でした。
翌朝・・・
とりあえず温泉で体を温め、浴衣を着て大広間に行くと・・・
夕飯と一緒の個室に案内されました。
誰とも顔を合わすことなく、夕飯の続きのような朝食でした。
朝なのに、本当に豪華です。
普段なら、家族にこんな朝食を用意するのは、難しいと思います。
さらに・・・
陶板焼きには。山形牛のステーキがのっていたからサプライズです!
今までいろんな宿に宿泊しましたが、これだけの心からのおもてなしができる宿・即再訪したいと思う宿は、そう簡単にはないと思います。
ますます赤倉温泉が好きになりました。
すべてに感謝!