意志のなかにいる

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言葉で人を傷つけていた人の反省の言葉を信じるの? (アニメ感想)

2017-09-10 22:29:10 | アニメ感想2017年・3期







異世界食堂 第10話  クレープ/納豆スパ △+







>クレープ





小さなお客さんのご来店で、大きい方は制限があるけど
小さいほうはいくらでも融通がきくのがよいね、何よりかわいいw
しかしまあ「花の蜜」より「甘い」ものを提供できるってのは
人類の叡知をほこっているようで、優越感があるね
「マクロス」以来じゃないのか、こんなに「武力」以外で
直接的な優越感をえられるのは。





>納豆スパ




「柔軟な発想」も元をかえせばそっちが「先」でパスタは「後」なのね
しかしそれが「異世界」ではひっくり返るのがおもしろい
共通するのは「うまみ」であってあとはそれが前後左右しているだけという
なんというか「料理(本質)」に対する知能のたかさが見て取れるというか
「納豆」クセがあるけど万能食品なんすよね、ま店長が
「ウチ、洋食屋なんだけどな・・・」ってボヤくのが面白いね
もういまさらだろうけどw









アホガール 第10話  ドライブ!アホガール △(+)






なんちゅうか当作品はよしこのアホさ加減に大部分の魅力があって
他作品の「パロディ」のようなある種の「おりこうさ」とは相性が
あんましよろしくない気がするのね、そういう他者への配慮なんて
ブチ壊すのが「ギャグ」の神経で、まあアホになりきれない当作品の
限界ってとこではある、勿論それはとてもむつかしいことなのだけど。
にしても「イニD」とかマガジンを読んでいるようなリアル高校生
ぐらいの人にはネタがわかるんだろうか、私のようなオッサンなら
共通知識としてまだなんぼかわかるけど、そういう「ネタの鮮度」に
対する感度も原作者の知力がためされるのかもねえ
「アホ」を描くってのはむつかしいねえ。









徒然チルドレン 第10話  俺の屍を越えてゆけ/嫉妬/恋人たち/泡 △++






むしろこっちの方が笑いがとれる場合が多いねえw
とくにメガネが出てくるとカオスになっていくね
別の組だともどかしい様子をニヤニヤしながら見るのだけど
メガネははっきり言っちゃうからねえ、それが気分がいい。
他のカップルを見て自分達も気分が盛り上がるってのはあるかもな
とくに進展があんましないとこならなおのことだろうて
ま、でもオンナノコとしては何か他のチカラ(酒とか)を借りずに
「キモチ」ひとつで向かってきてほしいわけで
そういうピュアな恋愛ものとしての要素と「笑い」が
同時に提示できているとてもおいしい作品ですよ、当作品。










異世界はスマートフォンとともに。 
第9話  オエド、そして不死の宝玉。 △(+)







せっかく「オエド」に来たのにトーヤ君いつもの調子で
やっつけちゃうんだもんなあ、ヒロイン達の出番までとっちゃう。
あれっすね、そうなると不思議と「サービスシーン」が増える
ってのが大自然の法則になってるというところやねえ
今回の犠牲者は新キャラのくのいちだったということでござる。
当作品「チート」でありながらそれに応じる「敵方のチート」が
ないのね、意図的にパワーゲームを抑えていて
この「不死の敵」に対しての緊張感のなさもそれによるもので
一概につまらんわけではなくて、むしろこの「ふにゃ」っとした感じを
たのしむべきなんだろうとおもわれる。









サクラクエスト 第23話 雪解けのクリスタル △++






「商店街」ともぼちぼちケリをつけたかったわけで
「膿」を出した感じはありましたな、「平穏な日々」にも
やっぱりちょっとは、あるいは誰かには不満があって
それが長い時間がかかると自分でもわからなくなってしまう、ということだ。
モノが「無ければ」モノがあること自体が「商い」になるけど
もう大概田舎でも「モノ」だけなら「ある」時代になったのね
しかもそれをひとまとめにして、値段も質もそこそこそろっている
大・中規模店舗が商売相手になっているわけで
それに対して個々人の抵抗は相当ハードルが高くてそれこそ
意欲も個性も才能も資金も運も必要、っていう「バンピー」には到底手が出ない
状況に「個人商店」は追い込まれている、というわけだ
これはここだけのハナシではなくて資本主義の発達した国においては
こういった高度に発達した「資本システム」が「ふつうの人々」の
人生をみじめに押しつぶしてしまっている、という現実があるわけで
当作品はそういう「いやな現実」にだいぶんガッチリ立ち向かってきたとおもう
あるいは「SHIROBAKO」をも越えて真剣にかつ高品質に、だ。










サクラダリセット 第23話 
BOY, GIRL and the STORY of SAGRADA 4/5 △+







心の扉ひらく、見果てぬ永久(とわ)の街






子供は「オトナ」に対してまずは「ハナシ」を対等に
聞いてもらえる場をつくんなきゃいけない、ってのがリアルですなあ
「犠牲」をめぐる論議がおそらく人類が言葉を手に入れてから
延々と繰り返されてきた議題であるだろうとおもわれるね
おそらく「理想」にしろ「犠牲」にしろ選ぶのは個々人で
論理的に決着はつかない論議である、というのを確認するのが
いっぱいいっぱいで、だからこそ正宗さんを説得するのは無理だろうと
そしてケイもそれがわかっていて、実は「鍵」をかけていた
加賀屋さんを説得していた、というやり方
正面から加賀屋さんを説得しようとしたらきっと邪魔されたろうし
それに「負い目」がある加賀屋さんのほうが分が良かったのはたしか。
ケイが自分と正宗さんは似ている、というのはまことそのとおりで
視聴者はケイがちょっと道が異なった、未来の自分とたたかっていたような
印象を持っていたのではないだろうか
「自分に勝つ」なんと美しく、達成感のある闘いだろうか。
で、ここで終わってもいいのだけど、ケイと2人の少女との決着がある
こちらはこちらで自分との闘い以上にしんどいとこだ
が、見る側としては見ざるをえないね、この「どっちをとっても善くて、駄目」
っちゅう選択は。












将国のアルタイル 第9話 紅虎の将王 △+







「イェニチェリ」とか世界史をかじった人ならニヤリですね
「美少年・青年軍団」とか、おおよそ暴力装置たる軍隊にあるまじき
「美」の優先やね、そこには「君主(シャー)」の独善性と
ある程度の国家の余力があるわけだ。
「紅」だけあってドラならしたり、火をつけたり派手なやりかた
現代を舞台にした作品ならのそのやりたい放題感と非現実味に
鼻もつまみたくなるかもしれんけど「過去」しかも外国の王なら
そういうのもアリかもしれんとおもわされるねえ。
「同等の権利」を主張する「従属国」にたいしての会議が見物
「強権派」と「融和派」のいつもの争い
他人(国)は愚かで怠惰だから賢くて勤勉な自分達が
そいつらをぶちのめして正さなければならないって考えと
他者(国)も自分達と同じように(あるいはそれ以上に)
賢くて勤勉だから認めてやるべきだ、という考え
ま、こういうのに「誰もが納得いく答え」なんておおよそないから
結局「やりたいようにやって」ぶちのめされるなりやり返すなりして
それで納得がいって事が決着する、というのが人類のおきまりなのね
人類がみんなサクラダのケイぐらいおりこうさんになればそれも
なくなるのかもしれんけど、それはそれでおそろしい世界かもなあ。


























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