ハイスコアガール 第4話 ROUND 4 △++
「あれからン年」っていうのを説明するのに「ゲームの変遷」
ってのをやればいいのだから、いい設定よなあ。
ただ、そこにはいろいろと含みがある
「ゲーム」が暗い場所で不良がするものから
あまねく場所に暇を埋めるようになり、逆に駄菓子屋のような
場所からはその主とともに姿を消しだし
「待ちガイル」をすれば勝てるようなシンプルな遊戯から
反射神経と複雑怪奇なボタンさばきと高度な読みあいを要求する
それこそ「スポーツ」のようなものになりつつあった、そういう時代。
「空白期」を埋めるべくあたらしいヒロインがご登場で
大野との相違は「見る」べきものであるっちゅうことやね
それは春雄もそうだし「ゲーム」もまたしかり
「眺めているだけでしあわせ」ってのは中学生の女子としては
適切な恋愛における距離感で、そしてそれがまた「ライバル」の
登場によって変わっていくことが予感もされまあそういうのをヌキにしても
この淡いコイバナに一見の価値があるのはたしかだ。
アンゴルモア元寇合戦記 第4話 国府へ △++
この「斬った・斬られた、裏切った・裏切られた」がごろっと
目の前に投げされるのが、よいね。
「夜襲」の敵味方の細やかな反応とその内容が微にいる
そして敵味方関係なく容赦なく死人がばったばった出る。
敵の副官が「狩り」をしにこちらに乗り込んでくるのが
「なめられてる」ということで、まあ当然のことだね
ン万の大軍がただの漁村を襲っているのとほとんど
違いがないのだから、そしてその絶対不利がたった「7日」の
おはなしを目を血ばらせて見させるものにしているのだろう。
はたらく細胞 第5話 スギ花粉アレルギー △+
「雑菌野郎を駆除すればおしまい」っちゅうわかりやすい敵ではなく
内部の混乱がダメージを与えるっていうのが「アレルギー」の本質で
そのてんやわやぶりが見事に理解できるのがすごいねえ。
「記憶」をしているヤツが不安を振りまくのが困るのだけど
普段はいい仕事をしているのだから、悩ましいところだね。
このごちゃごちゃとした状況を最後は「ステロイド」で力業で
まとめてしまうのがいいオチだね、圧倒的に強力なやつなんで
味方同士のいざこざもふっとんでしまうというのが薬名そのままの効能だ。
あそびあそばせ 第5話 悪魔的センス/誘導尋問/前多の呪い/性教育 ○
ハナシの展開がジェットエンジン積んでいるかのような爆発力ですよねえ
花子が残念な服を着るだけで、喫茶店は火に包まれ
オカルトの子とちょっとした遊びをしたり性教育をするだけで
もの凄い滅茶苦茶なことになるのが火遊びのうまさだw
まあメインの3人の娘の味付けがうまいわなあ
みな、常識的なとこと非常識な部分が曖昧に存在しており
そういうのを埋め合わせたりしてごちゃごちゃやっている内に
どうにもならなくなるという、その「計算失敗」の計算通り加減ときたら。
ちおちゃんの通学路 第5話 サンキュー、ジョージ/まななっちお △++
「通学途中でトイレに行きたくなる」とか誰もが経験するねえ
あの時の緊急性と思考の乱れさ加減をちおちゃん(大空さん)は
見事にやってのいたかとおもう。
「黄色いアレ」の正体をちおちゃんが知らないのはいかにもかもね
男なら誰でも知っているし、女性でも「トイレ掃除」とかやるとわかる。
高いところに登ってトラブルに逢うのがアレのアレたるゆえんだw
ちおちゃんが1人の時のトラブルとはまた違う味わいで
「まななっちお」には面白みがあるね、どっちも相手の阿呆さ加減は
良く分かっていて、それでいて「退屈な日常」を打破する気マンマン
という感じがこれでもかってぐらいに伝わってきますわなあ。
そういう「馬鹿な友情」ってのはそういう友情を知らないと
描けないモノだわな、生憎ボクは理解できてしまうのだけどw
ヤマノススメ サードシーズン 第6話 コーヒーってなんの味? △+
=大人の味
あおいがひなたに触発されて何かをやりだすのはいつもどおりのやり方
っていうかこのオハナシのほとんどの動機はこれなんでまあ得難い友だわな。
山登りに加えてヒーコーを丁寧に描きだしてるのは「大人」のたのしみ
こうやって「子供」⇔「大人」を往来しているのがこの作品の魅力で
その舞台として「山」っちゅう最高のロケーションを用意しているわけだ
そしてその隣には山のようにでっかいココロのトモダチがいる、という幸福。