バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

センター・レッスン vol.5 アン・トゥールナン

2011-01-17 11:15:34 | 日記
ブリゼバロッテカブリオールなど跳躍しながら空中でさらに脚を動かすパの練習が続きましたので、今回は回転のパを練習しようと思います。
とてもシンプルでそれほど難易度の高いパではありませんが、足下をきちんとまとめ、トルソーを真っ直ぐにコントロールすることでより美しい動きになります。
まずグリッサード・アン・トゥールナンを練習しましょう。
右脚前5番ポジシオン・クロワゼでアームスはアン・バ。
プレパラシオンで右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ、アームスは右がアン・ナヴァン、左がア・ラ・スゴンド。

プレパラシオン→1 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセにドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ、左脚ドゥミ・プリエ→2 左脚前5番ポジシオン・クロワゼでドゥミ・ポワント→3 右方向に回転→4 右脚前5番ドゥミ・プリエに収める
カウント1でドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブをしてエファッセ・ドゥヴァンになった脚の上に、カウント2でトルソーを移動してドゥミ・ポワント(=ルルヴェ)をします。
プレパラシオンからカウント2までがグリッサードです。
アームスは回転をはじめるのと同時にアン・ナヴァンに集め、回転が終わって5番ポジシオン・ドゥミ・プリエに収めるときにドゥミ・スゴンドかアン・バに下ろします。
ではグリッサード・アン・トゥールナンを続けてみましょう。
→8 プレパラシオン⇒1 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセにドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ、左脚ドゥミ・プリエ→2 左脚前5番ポジシオン・クロワゼでドゥミ・ポワント→3 右方向に回転→4 右脚前ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ、左脚ドゥミ・プリエ→5 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセにドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ-ドゥミ・プリエ→6 左脚前5番ポジシオン・クロワゼでドゥミ・ポワント→7 右方向に回転→8 右脚前ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ-ドゥミ・プリエ→1 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセにドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ-ドゥミ・プリエ→2 左脚前5番ポジシオン・クロワゼでドゥミ・ポワント→3 右方向に回転→4 右脚前ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ-ドゥミ・プリエ→5 右脚ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・エファセにドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブ-ドゥミ・プリエ→6 左脚前5番ポジシオン・クロワゼでドゥミ・ポワント→7 右方向に回転→8 右脚前ポワン・タンジュ・ドゥヴァン・クロワゼ-ドゥミ・プリエ→
連続した回転をする場合、アームスは右脚ポワン・タンジュ・クロワゼ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエのときに右アン・ナヴァンと左ア・ラ・スゴンド、回転するときにアン・ナヴァン、次の右脚ポワン・タンジュ・クロワゼ・ドゥヴァン-ドゥミ・プリエでまた右アン・ナヴァンと左ア・ラ・スゴンド、のように、開く 閉じる 開く 閉じる を繰り返します。
もっとも大切なことは、5番ポジシオン・ドゥミ・ポワント・クロワゼにトルソーを移動したとき、きちんと深く両脚を重ねて5番ポジシオンを守ることです。
グリッサード・アン・トゥールナンを続ける場合は、トルソーが後ろに残らないように、アンダー・バストが5番ポジシオンの前側の爪先の上にくるように気をつけるといいですよ
はじめは、ゆっくり丁寧にドゥミ・ロン・ドゥ・ジャンブをする脚の動きやトルソーの向き、5番ポジシオンに注意しながら練習して、少しずつスピードを上げていきましょう。
速いスピードで連続して行われる均一なグリッサード・アン・トゥールナンは、美しいものですよ

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