バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

センター・レッスン vol.5 アン・トゥールナン part2

2011-01-20 11:00:30 | 日記
前回練習したグリッサード・アン・トゥールナン、とくに連続して行う場合スムーズに回転と移動を続けられるようになりましたか?
今回もシンプルな回転するパの練習です。
まずストゥーニュ・アン・トゥールナン・アン・ドゥダーンを練習しましょう。
右脚前5番ポジシオン・クロワゼ、アームスはアン・バで準備して下さい。
プレパラシオンで左脚ポワン・タンジュ・デリエール・クロワゼ、アームスは右アン・ナヴァン、左ア・ラ・スゴンド。
プレパラシオン→1 左脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド・アン・ファス、右脚ドゥミ・プリエ→2 左前5番ポジシオン・ドゥミ・ポワント・クロワゼ→3 右方向に回転→4 右脚前5番ポジシオン・ドゥミ・プリエ・クロワゼ
アームスは、アン・ファスでデガージェ・ア・ラ・スゴンド-ドゥミ・プリエのときに両方ともア・ラ・スゴンド、左脚前5番ドゥミ・ポワントのときにアン・ナヴァンに集めて回転します。そして回転が終わってドゥミ・プリエに下りるときにドゥミ・スゴンドに下げます。
はじめにドゥミ・プリエをした右軸脚の前に左脚を引き付けて、ドゥミ・ポワントに引き上げます。5番ポジシオンで両脚を深くしっかり重ねましょう。
回転するときに足踏みのように小刻みに足を踏み変えてはいけません。それではパ・ドゥ・ブーレになってしまいます
左脚ア・ラ・スゴンド・デガージェ-アン・ファスのとき、必要以上に脚を高く上げてはいけません。あくまでも5番ポジシオン・ドゥミ・ポワントに引き上げるための予備動作だということを忘れずに
デガージェ・ア・ラ・スゴンド-アン・ファスのときに、脚を上げることに集中しすぎて、ドッカリと座り込むようなプリエをしてはいけません。トルソーをしっかり引き上げてプリエをしましょう。
今度はストゥーニュ・アン・トゥールナン・アン・ドゥオールを練習しましょう。
右脚前5番ポジシオン・クロワゼ、アームスはアン・バで準備して下さい。
プレパラシオンで左脚アティチュード・ア・テール・デリエール・クロワゼ、アームスは右アン・ナヴァン、左ア・ラ・スゴンド。
プレパラシオン→1 右脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド-左脚ドゥミ・プリエ-アン・ファス→2 右後ろ5番ポジシオン・ドゥミ・ポワント・クロワゼ→3 右方向に回転→4 右脚前5番ポジシオン・ドゥミ・プリエ・クロワゼ
アームスは、アン・ファスでデガージェ・ア・ラ・スゴンド-ドゥミ・プリエをするところまではアン・ドゥダーンのときと同じですが、次に右脚を後ろに引き付けて5番ドゥミ・ポワントをするところで、アン・バを通してアン・ナヴァンに引き上げます。そして回転が終わってドゥミ・プリエに下りるときにドゥミ・スゴンドに下げます。
アン・ドゥダーンとアン・ドゥオールのわずかな違いが分かりましたか?
同じように右脚前5番ポジシオン・クロワゼ、そして左脚ポワン・タンジュ・デリエールまたは左脚アティチュード・ア・テール・デリエールから始めても、アン・ドゥダーンでは左脚をデガージェ・ア・ラ・スゴンドにし、アン・ドゥオールでは左脚に重心を移して右脚をデガージェ・ア・ラ・スゴンドにします。そしてどちらも回転は左脚前5番ドゥミ・ポワントで右方向に回転するのですから、はじめのデガージェ・ア・ラ・スゴンドとその脚を5番ポジシオンで前に引き付けるか後ろに引き付けるかでアン・ドゥオールかアン・ドゥダーンかが決まります。
それでは、アン・ドゥオールとアン・ドゥダーンを続けてみましょう。
右脚前5番ポジシオン・クロワゼ、アームスはアン・バ。
プレパラシオンで左脚ポワン・タンジュ・デリエール、アームスは右がアン・ナヴァン、左がア・ラ・スゴンド。
→8 プレパラシオン⇒1 左脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド-ドゥミ・プリエ-アン・ファス→2 左前5番ドゥミ・ポワント・クロワゼ→3 右に回転→4 左脚アティチュード・ア・テール・デリエールに着地⇒5 右脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド-ドゥミ・プリエ-アン・ファス→6 右後ろ5番ドゥミ・ポワント・クロワゼ→7 右に回転→8 左ポワン・タンジュ・デリエール・クロワゼ⇒1 左脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド-ドゥミ・プリエ-アン・ファス→2 左前5番ドゥミ・ポワント・クロワゼ→3 右に回転→4 左脚アティチュード・ア・テール・デリエール⇒5 右脚デガージェ・ア・ラ・スゴンド-ドゥミ・プリエ-アン・ファス→6 右後ろ5番ドゥミ・ポワント・クロワゼ→7 右に回転→8 左ポワン・タンジュ・デリエール・クロワゼ⇒
いかがですか?アン・ドゥダーンとアン・ドゥオールの切り替え、スムーズに出来ましたか?
始めはここで練習しているようにカウントを区切ってゆっくり練習して、動きに慣れたら少しずつテンポを速くしていきましょう。
連続して行うときは、他の回転のパと同様に、首を残すことを忘れないで下さいね。そうしないと目が回ってしまいますよ

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