バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

バー・レッスン vol.9 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール+パ・ドゥ・ブーレ

2011-11-17 09:58:42 | 日記
前回練習したバットマン・フラッペ、フラッペしたあとの動作脚を素早くパッセ・ルティレ・ポワン・タンジュすることが出来るようになりましたか?
膝を高く上げるというよりも、内腿をしっかり素早く引き上げると考えた方がスムーズな動きにつながりますよ。
ただ、ルティレからポワン・タンジュに脚を下ろす時、膝を乱暴に伸ばさないように気を付けて下さい、膝を痛める原因になりかねませんからね。
今回はロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レールとパ・ドゥ・ブーレを組み合わせたアンシェヌマンを練習してみましょう。
動作脚を軸脚に引き着けると同時に軸が入れ替わり、トルソーのむきも変わりますから重心のコントロールが大切です。
でははじめましょう。
左手バーで右脚前5番ポジシオン、アームスはアン・バからアンナヴァンをとおってア・ラ・スゴンドへ。
→8 プレパラシオン⇒1 右脚ルティレ→2 デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→3 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール・アン・ドゥオール→4 アン・レール・アン・ドゥオール→5 アン・レール・アン・ドゥオール→6 アン・レール・アン・ドゥオール→軸脚ドゥミ・プリエ→7 右脚後ろ5番に引きつけてピケ、左脚ルティレで右方向に4分の1回転→左脚ピケ、右脚ルティレでさらに4分の1回転→8 左後ろ5番ポジシオン⇒1 左脚ルティレ→2 デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→3 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール・アン・ドゥダーン→4 アン・レール・アン・ドゥダーン→5 アン・レール・アン・ドゥダーン→6 アン・レール・アン・ドゥダーン軸脚ドゥミ・プリエ→7 左前5番に引きつけてピケ、右脚ルティレで右方向に4分の1回転→右脚ピケ、左脚ルティレでさらに4分の1回転→8 右脚前5番ポジシオン⇒1 右脚ルティレ→2 デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→3 ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール・アン・ドゥダーン→4 アン・レール・アン・ドゥダーン→5 アン・レール・アン・ドゥダーン→6 アン・レール・アン・ドゥダーン→軸脚ドゥミ・プリエ→7 右脚前5番に引きつけてピケ、左脚ルティレで左に4分の1回転→左脚ピケ、右脚ルティレでさらに4の1回転→8 左脚前5番ポジシオン⇒1 左脚ルティレ→2 デヴロッペ・ア・ラ・スゴンド→3ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール・アン・ドゥオール→4 アン・レール・アン・ドゥオール→5 アン・レール・アン・ドゥオール→6 アン・レール・アン・ドゥオール→軸脚ドゥミ・プリエ→7 左脚後ろ5番に引き付けてピケ、右脚ルティレで左に4分の1回転→右脚ピケ、左脚ルティレでさらに4分の1回転→8 左前5番ポジシオン
いかがですか?
カウント6の軸脚ドゥミ・プリエから“ピケ‐ルティレで4分の1回転、軸脚を踏みかえてさらに4分の1回転”のパートがパ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナンです。
ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール・アン・ドゥオールに続くのはパ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナン・アン・ドゥオール、アン・レール・アン・ドゥダーンに続くのはパ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナン・アン・ドゥダーンです。
パ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナン・アン・ドゥオールのときにはルティレのポジシオンはドゥヴァン、同じくアン・ドゥダーンのときはデリエールです。
パ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナンでピック・アップする脚のポジシオンはルティレが難しければク・ドゥ・ピエでも構いませんよ。
カウント6で軸脚をドゥミ・プリエしたら5番ポジシオン・ルルヴェに立つつもりで動作脚を引き付けて踏みかえ、同時にルティレをして4分の1回転、方向を変えます。
ルティレの脚を下ろして軸脚を踏みかえもう片方の脚をルティレに引き上げてさらに4分の1回転で向きを変えます。
パ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナンのアン・ドゥオール、アン・ドゥダーンのそれぞれにおいて、ルティレまたはク・ドゥ・ピエのポジシオンがあいまいにならないように気を付けましょうね。
パ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナンをするときのアームスは、はじめのピケ‐ルティレをしたところで両アームスをアン・ナヴァンに集めて、2回目の4分の1回転が終わったところで片方をバーに、もう片方のアームスをア・ラ・スゴンドに開きましょう。

今回はアン・ドゥオール→アン・ドゥダーン→アン・ドゥダーン→アン・ドゥオールの順にアンシェヌマンを組みましたが、アン・ドゥオール→アン・ドゥオール→アン・ドゥダーン→アン・ドゥダーンでもいいのですし、アン・ドゥオールのみ2セット終わってから改めてアン・ドゥダーンを2セット練習する、というやり方でもいいですよ。

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