バレエ・メソッド アンサンブル・ド・ミューズ スタイル

クラシック・バレエの実際のレッスンをモデルとして、正確に無理なく美しく動き踊るためのヒントやアドバイスをお伝えします。

センター・レッスン vol.5 カブリオール

2011-01-13 10:27:14 | 日記
前回練習したカブリオール・エファセ・ドゥヴァン、先にバットマンをした脚を追いかけて後からの脚を引き上げられるようになりましたか?
今回はカブリオール・デリエールを練習しましょう。
まずはフェルメから。右脚クロワゼ・デリエール・アティチュード・ア・テール、アームスはアン・バで準備して下さい。
プレパラシオン→4 右脚で1歩前へトンベ→1 アラベスク・ソテ→2 右脚をアラベスクした左脚の下に引き付ける→3 右脚ドゥミ・プリエで着地→4 左後ろ5番ポジシオンに収める
アームスは右脚を1歩踏み出すときにアン・ナヴァン、アラベスク・ソテで1番アラベスクのポジシオン、着地のときもそのまま。
きちんとアラベスク・ソテを跳ぶことからカブリオールに移行します。
先にアラベスクに上げた脚を、後から引き上げる脚の方に打ち下ろしてはいけないことは、ドゥヴァンのときと同じです。
アラベスク・ソテで真っ直ぐに跳び上がりますが、トルソーを斜め前方上に引き上げる、とイメージすると楽に跳び上がることが出来ますよ
アラベスクの脚は無理に高く上げる必要はありません。脚を高く上げようとしてトルソーが必要以上に後ろに反ってしまっては、腰を痛める原因になってしまいます
着地してからアラベスクの脚を5番ポジシオンに引き戻すときは、たとえ一瞬でもポワン・タンジュを通過することを意識して下さいね。脱力した脚を落っことすような動きをしてはいけません
それではウーヴェルトの練習をしましょう。プレパラシオンとアームスはフェルメのときと同じです。
プレパラシオン→4 右脚で1歩前へトンべ→1 アラベスク・ソテ→2 右脚をアラベスクした左脚の下に引き付ける→3 右脚ドゥミ・プリエで着地→4 1番アラベスク、右脚ドゥミ・プリエでポゼ
着地のプリエでトルソーが前に倒れたり、後ろに反ったりと不自然な姿勢にならないように、背中をしっかり引き上げておきましょう。
最後に、前回練習したカブリオール・ドゥヴァンと今回練習したデリエールを組み合わせて、シンプルな短いアンシェヌマンを練習してみましょうか
プレパラシオンは右脚クロワゼ・デリエール・アティチュード・ア・テール、アームスはアン・バ。
→8 プレパラシオン⇒1 パ→2 ドゥ→3 ブーレ→4 4番ドゥミ・プリエ・クロワゼ→5 グリッサード→6 4番ドゥミ・プリエ・クロワゼ→7 カブリオール・エファセ・ドゥヴァン・フェルメ→8 右前5番ドゥミ・プリエ・エファセ⇒1 左脚から左方向へパ→2 ドゥ→3 ブーレ→4 4番ドゥミ・プリエ・クロワゼ→5 グリッサード→6 4番ドゥミ・プリエ・クロワゼ→7 アラベスク・ソテ→カブリオール・デリエール・ウーヴェルト→8 1番アラベスク、左脚ドゥミ・プリエ⇒…
パ・ドゥ・ブーレもグリッサードも助走のパです。カブリオールよりも助走のパのほうが勢いよく大きな動きにならないように気を付けて下さいね

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