「ヒロちゃん。まっすぐ帰ると？」
キャンプ場での帰り支度も終わり、義姉夫婦が予定を訊いてくる。
うんにゃ。花公園に寄って行く。
「うちらも行こかな。」
うん、一緒に行こ。途中のロケ―ションもすばらしかよ。
てな事で、キャンプの帰りは、義姉夫婦も一緒に『くじゅう花公園』へ。
30分ほど駐車場渋滞を辛抱して入場。
大した人出である。
入場門周辺は、右も左も、さらに言うなら前も後ろも、人、人、人である。
ここの見事さは、広大な敷地を利用した種類ごとのディスプレイ。
花の種類など、ひまわりとチューリップぐらいしかわからないこの私ですら、
「素晴らしい！！見事やな。」
パンジー
オオオー
贅沢にも九重連山が背景である。
ずるいぞコノヤロー、
「オオオー」としか言いようがないではないか。
ポピー
まだ咲き始めか、つぼみもいくらか見受けられた。
リナリア
私には初めて聞く名である。
「綺麗かあ。」
チューリップ
黄色やピンク、赤や白。
オオオー
オオオオオー
と、感嘆の声を上げ続けるのであった。
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