先日、
あるお客さんのパーティに出席するため、普段は着る事がないスーツに着替え。
う、
苦しい。
去年、作ったばかりのスーツのズボンが・・・
このスーツ、まだ一回しか着てないのに。
ええい、なんとかなるやろ。
もったいないし、これでいい！
会場に着きテーブルに座ると、旧知の知人達から、
「江島さん。すっかり貫禄がついて。」
（わかってるよ。言われなくったって。現実にズボンが今、こんなにお腹を絞めつけてんだから。）
もちろんそんな事はおくびにも出さず、
「それって、デブったって言ってんだろ。ハハハ」
まだ余裕があったんですがね。
食事も進み、お腹は次第にのっぴきならぬ状態に。
「江島さん。あんまり食べとらんですね。おいしかですよ。」
「いや、そんな事ないよ。ちゃんと頂いてます。」
でも、これ以上お腹にいれると何もかもぶちまけてしまいそうな・・・いや、確実にそうなる訳で。
「それでは皆様の健康と・・・・」
パーティ終了を告げる万歳三唱が始まる頃には、意識はほぼ混濁状態。
フラフラ
「・・・・を祈念しまして、バンザーイ。」
（やっと終わった。）バンザーイ。（もうすぐこのズボンを脱げる）バンザーイ。
私がそう思いながら万歳した事を非難する人間は、地獄に堕ちるであろう。
はあー、やれやれ。
さあ、帰るぞ。
「江島さん。久しぶりやけん、２次会行きましょう。」
悪魔か！てめえら
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