道草あつめ

日常思いついた由無し事を、気ままに拾い集めています。

「ひと雨10 万本」

2007-08-08 17:48:45 | 社会一般
以前、京王線は傘の無料貸し出しをしたことがある。
スポンサーをつけることで傘を調達したのだが、持って行って返しに来ない人が多過ぎたせいか、すぐにそのサービスはなくなってしまった。

ところで、電車に傘の忘れ物はかなり多いらしい。
だからこそビニール傘の産業が廃れないとも言えるが、処理させられる鉄道会社も大変だし、何より資源の無駄である。

ならば、忘れ物として廃棄される傘を、駅に置いて、乗客に提供すれば良いのではないのだろうか。
スポンサーを募る必要なく、ほとんど金銭的負担なくサービスを提供できる。そして、何よりゴミを減らして資源をより有効に活用できる。
前々からこのように思っている人は多かったはずであるが、恐らく何らかの事情のために、それが実現されることはなかった。

しかし、たまたま都営浅草線の戸越駅に行くと――あった。
明らかに乗客の忘れ物の傘だが、無料で貸出すようである。

ビニール傘産業には打撃になってしまうであろうが、限りある資源を無駄にしないために、他の鉄道会社も是非このサービスを始めて欲しいものである。
……もっとも、そもそも我々が傘を忘れないように気を付ければ良い話なのではあるが。。