この写真を見ても誰もどうも思わないだろう。感動も何もないただ撮っただけの写真。自分にとっては違う。こういう風景だった、母親の実家のある場所は。ここは全く違う場所なんだけど、こんな坂道をあがって、その道は雨でぬかるんでいた。その上に母の親戚の家があったはず。たくさんの人がいて、あれは親戚の人たちだった、桃をつくっていて、売り物にならないというクズ桃をたくさん食べさせてくれた。今はどうなっているのか。はあちゃんはとうの昔に死んだ。確かそばにゴルフ場ができたんだった。もうこんな風景はないんだろう。
※オリジナルの写真をセピアにして、コントラストも明るさも下げてぼかしを強めにかけました。私の記憶に近いようにしてみました。