「あと12個のプレゼントが残っている」と言ってました。
これは18:00~のチボリエンターティナーショー。たくさんの人で、私は最後列の端の方から見てました。
「皆さんからたくさんのありがとうをいただきました」
司会の女の子の声に悲しさがつのりました。
何時だったか、もう2、3年前だと思いますが、司会をしている彼女があの紐のついたボールをくるくる回しながら園内を歩いてました。メルヘンチックな長いスカートのチボリ衣装、長い髪を上でくくった彼女はチボリの素敵なシーンと、ぶしつけにもレンズを向けた私に向かって彼女が言いました。
「撮ってくださってありがとうございます。」
後にも先にも、彼女との会話はこれだけ。何度も顔は見ましたけど、声をかけることも話したことも一度もない。だけどこの時から、彼女とその仲間たちを常に見守ろうと思ってました。
何かショーがあれば出来るだけ出かける。天気の悪い時でも一生懸命な若者たちを、私に出来る唯一の「見に行く」ことでサポートしたいと思ってました。
今チボリにはたくさんの人が来てます。その前でこの若者たちは決して愚痴は言いません。いつも「皆さんに感謝してます」「皆さんから幸せをいただいてます」と言う。
この若者たち、来年からどこで何をしていくのか私にはわからない。ただ感謝の気持ちを込めて、良き未来があることを祈っている。
今晩も見せてもらってありがとう。あと12回会いましょう。また明日。
って最近かなり頻繁に行ってますが・・・。
彼女の言葉は私も忘れないと思います。
この後に「街角コンサート」でも
「私達の思いがひとりひとりに伝われば、そしてこの公園での思い出をいつか思い出してくれれば・・」
そんなコメントと「ジョイフル・ジョイフル」(喜びの歌)が今でも私の耳から離れません。
私は少し勇気を出して、一生懸命撮った写真を閉園までに彼らに渡そうと思ってます。
>私は少し勇気を出して、一生懸命撮った写真を閉園までに彼らに渡そうと思ってます。
私も勇気を出してみようかな。ちょっと出来ないかも。素晴らしいです。