うちんちにはクロアゲハがよく来る。山椒の苗を買ってきて子どもが小さい頃に戯れで植えた。料理に使えたらいいなと思ったけど、実際に使う気があった訳じゃない。そばにあったらいいだろうと思っただけだった。
今では立派な木になってきたのだけど、そこに卵を産みに来るのがクロアゲハ。芋虫までは成長するのだけれど、さなぎになったのを見ることはない。どこかに隠れて成虫にまでなってくれていたらいいと思うんだけれど確認は出来ていない。
同じくパセリにも産みに来ていて、それは別のアゲハ。芋虫も、黒の濃いシマシマがはっきりしていて、正直あまり可愛くない、と言うか気持ち悪い。一度キンカンの木にその芋虫を移動させたことがあったんだけど、10m以上移動してよりいい葉を探して放浪していた。その体力と移動の速さには驚いてしまった。
チボリ公園に行くといろんな種類のアゲハが飛んでいる。卵を産みにではなく蜜を吸っている。思ったより羽を動かすスピードが速くて、カメラで撮っても羽を広げたところを写すのは至難の業。まして飛んでいるところは絶対無理。
と思っていたら一枚うまく撮れました。このふんわりと飛んでいる軽さがいいでしょ。こんなに軽く飛べたら空は楽しいんだろうなと思う。