ちょっとピンぼけ/倉敷界隈

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今日の見もの(ティンカー・ベルと月の石)

2011年06月21日 19時30分31秒 | 見もの

ティンカー・ベルと月の石
Tinker Bell and the Lost Treasure
2009年 81分 アメリカ

チビがいつか見るであろう作品を探している。前作は、私的には普通だったが、小さな女の子に見せるならいいだろうと思えることと、周囲の評価が大変高かったのでいい作品と解釈した。そんなこんなで続編も見てみようと思った。

ものづくりの妖精のティンカー・ベルは、秋を祝うお祭り“秋の祭典”に必要な“聖なる杖”を作るよう女王から依頼される。もの作り妖精のリーダーであるフェアリー・メアリーが彼女を推薦してくれたのだった。8年に一度青い満月が昇る日に月の石で光を集ると、妖精の粉の源となる“青い妖精の粉”が生まれるというのだ。大役にやりがいと名誉を感じた彼女は早速制作に取りかかる。恋人のテレンスが色々世話を焼いてくれるのだが、それに苛立ちケンカしてしまう。そしてついに、完成間近だった杖が壊れ、月の石も粉々になってしまう。「月の石はとても壊れやすいものだから」と聞いていたにもかかわらず・・。

テレンスのせいと自分を棚に上げるティンクだったが、事の重大さにうちひしがれる。困ってフェアリー・メアリーを訪ねるが事実を告げることができない。しかし彼女に誘われた芝居を見ていて、願いごとを叶えてくれる魔法の鏡が海賊船とともにどこかに眠っていることを知る。その魔法の鏡を見つけて月の石を元に戻そうともくろんだ彼女は妖精の粉をかけた気球で旅立つ。途中で出会った友だちと旅をするが、そこでもわがままでジコチューなところがでてしまい、ますます困った状況に陥る。そんな彼女を手助けに来たのは・・・。

これ、ハッピーエンドというのだろうか。うまくいった、友情と機転・努力・諦めないことの結果というのだろうか。そうなのかも知れないけど、女のティンクのヒステリックなジコチューな態度に私は少なからず腹を立てて見ていた。困ったことになったのって全部あなたのせいじゃないか。それを人のせいになすりつけて最後に大団円もないもんだ・・。そんなふうに感じてしまった。

その時の自分の心のせいかも知れないから、一般的にそう感じると断定するわけではない。だがこれをチビに見せたいかと問われると、前作はいいけど今作はどうしようかなと言うのが正直なところだ。映像は気に入るだろう。飛んだり魔法も喜ぶだろう。ただ、あの言葉と態度がねぇ・・、まぁ見たいと言えば見せるだろう。

この作品、全部で4作つくるうちの2作目で、日本ではどちらも劇場公開されたが、アメリカではOVA、つまりDVDで売るだけの作品で劇場公開はなかったらしい。ティンカー・ベルという超有名なキャラが出ているにもかかわらずこれはなぜだろう。子どもたちにも一定の人気が出ると思うんだけどなぁ。人気が低迷して4作まで作られずに終わるってのは悲しい。そうはならないことを祈る。DVDとしては、好き嫌いを除き、悪い作品ではない。さすがディズニーというところである。

ランク:きれいな映像。短めの子どもに見やすい時間。女の子向け。
    ただ私には女のわがままが強く出てきたところが嫌な気分だった。
    一般的な解釈で言えば良作なんだと思う。

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