この頃親父は川柳に凝っていた。
親父は滞在中ずっとシャンパンとワインの飲みっぱなしでナイトキャップにウイスキーをひっかけて
早く就寝するのはいいが早く目が醒めてしまう。
僕はねぼすけの方だからパリ滞在中は7時までは起こさないでくれと厳命していた。
その被害者がお袋である。
親父は午前3時か4時に一旦目がさめるらしく、その時何故か川柳のアイデアがひらめくのだそうだ。
そうするとお袋がたたき起こされる。鉛筆の芯を削らされるのだ。
左半身が不自由なので自分で鉛筆が削れないのだ。
シャープペンシルかボールペンで書けばよさそうなものだが鉛筆でなければ
良い句が浮かばないとノタマワク。我儘な爺さんである。
「 お袋はパリに鉛筆を削りに来たのではないぞ、親父 分かっているのか。」 喝!
僕はこのアパルトマンがとても好きだった。
暖炉のあるリビング
窓からの眺め
寝室からの眺め 中庭の樹木
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早く就寝するのはいいが早く目が醒めてしまう。
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その被害者がお袋である。
親父は午前3時か4時に一旦目がさめるらしく、その時何故か川柳のアイデアがひらめくのだそうだ。
そうするとお袋がたたき起こされる。鉛筆の芯を削らされるのだ。
左半身が不自由なので自分で鉛筆が削れないのだ。
シャープペンシルかボールペンで書けばよさそうなものだが鉛筆でなければ
良い句が浮かばないとノタマワク。我儘な爺さんである。
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