piebald's blog

ポニーと馬と私が作るブログです。

母の呼び声。

2008-11-25 21:22:56 | インポート
 先頭を歩いて来たパイは、閉鎖中の馬小屋の角で、いななきました。
 かん高い声です。
 すると、どこかから返事が聞こえました。でも、姿は見えません。



 いたぁ

 搾乳所から、アポロンが出てきました。
 


アポ 「あれぇ、来てたの?
    今日は、遅かったね。」

 もう、あんなに呼んだのに。あなた達が、搾乳所に何の用があるの?
 パイやリラなら、まだ、わかるけど・・・。



パイ  「今日は、忙しいのよ!」

 太郎とアポロンは、大人しく、パイに続きます。
 とにかく、ホッとしました。
 みんな揃って、やっと出発です。



 やっぱり、アルちゃんは、最後になっちゃいましたが、この日は、難なく通過しました。

 アルちゃん、ちゃんと、空気読んでます。

太郎とアポロンが・・・。

2008-11-24 20:14:37 | インポート
 昨日、私は1時頃、まきばに着きました。けんちん汁と黄粉もちが出来て、たい焼きと、チャンチャ焼き(?)を作っているところでした。
 看板となるポニーが来ていないので、私は連れに行きました。



 あら、アルちゃん、寝転がってたの?

 さあ、直売所に行こう!



 あれぇ~。太郎とアポロンがいません。

 どこかで、相撲でも取ってるのでしょうか?牛の放牧場かなぁ?

アル  「私も行く。みんなは、そこで待ってるのよ。」



 いません。ここから呼べば、飛んでくるはずです。誰も、反応しないということは、牛だけのようです。

 我々は、左の林の中も、放牧場の先も見ましたが、二人は、どこにもいません。
 ドルの血が騒いで、牧場の外に行っちゃったのでしょうか?

 もう一度、振り出しに戻り、探しなおすことにしました。



 今度は、みんなも、来てくれました。

パイ  「ふたりとも、ひとりじゃいられないくせに、
     誰かが一緒だと、気が大きくなるんだか。」

 全くです。忙しい時に限って・・・。

 

隔世遺伝。

2008-11-22 21:34:29 | インポート
 カレンダーを作っていたら、以前の写真が出てきました。



 これは、私が、まきばに行き始めて間もない頃、放牧場にいたメンバーです。

 左から、ララ、ユーロ、ドル、リラ。そして、写真を撮っている私のすぐ傍に、生まれたばかりのパイがいました。
 今、左の三頭は、別の囲いの中にいます。まきばには、うるさい雄が三頭いるので、別々にしないとけんかをしてしまうからです。

 パイは、このドルとリラの子です。今は、ドルのかわりに、マルクが入り、ララとユーロは、フランという雄と一緒です。時々、それぞれ、脱走しては大騒ぎしています。



 アポロンは、ドルの孫ということになります。
 段々、ドルに似てきたと思いませんか。



 もうすぐ、アポロンは、こうなるのかもしれません。
 ドルは、ゴムマリのような、ポニーで、自分の背丈くらいの柵は、助走なしでも、ヒョイと飛びました。それで、今は、近所の畑を荒らさないように、高い柵の中にいます。
 アポロンも何となく、飛ぶのは得意みたいです。でも、ひとりで、フラフラすることは、あまり好きそうではありません。そこのところは、似て欲しくないところです。

 明日は、まきばのプチ感謝祭。私は、済まさねばならない用事があるので、遅くなります。
 けんちん汁と、お餅が残っていますように・・・。

お知らせ。

2008-11-21 21:22:07 | インポート
 今週末からの、連休の予定は、お決まりですか?
 23日、まきばでは、Y子さん手作りの、地元野菜のけんちん汁と、お餅が食べられますよ。
 プチ感謝祭です。プチなので、お知らせも、直前です。近くをお通りの方は、まきばによって、けんちん汁を食べて、ポニー達とおしゃべりして行って下さい。23日だけですよ。

 さて、ポニー達は、くぐり専門と思われたくないらしく、



マルク 「飛ぶことも出来るさ。」

 と、言うもんだから、



 みんなが、我先に飛びたがりました。危ないので、カメラを置いて、交通整理をしました。

 すると、



 また、アルちゃんが、ひとり、残ってしまいました。アルちゃんは、助走が必要なのです。

アル  「戻るのは、面倒だから、柵をおろしてくれない?」

 さて、どうしましょう?

さあ、帰ろうかな。

2008-11-20 21:33:28 | インポート
 何年も前に、テレビで、馬の方向感覚(?)を調べる実験をしていました。東京の大学の馬術部の馬を使って行われました。
 まず、大学から、ある地点まで、馬に乗って、道を遠回りして行きます。帰りは、手綱をぶらぶらさせて、馬の勝手にします。
 すると、馬は、来た時の、遠回りの道を帰るのではなく、最短距離の、通ったことのない道を選んで帰りました。何度繰り返しても、結果は同じでした。いくら馬術部とはいえ、世田谷の大学なので、外乗はしたことはなかったそうです。
 馬は、どこからでも、自分のうちに、最短距離で帰れるようです。

 ということは・・・・。



 今、この子達は、牛と一緒の小屋にいます。パイの後ろに見えます。

パイ  「じゃあ、一緒に帰ろうか?」

 うん、連れて行ってね。



 太郎も一緒です。この柵は、小屋に繋がっているので、柵をくぐらないとしたら、小屋の反対側からしか入れません。やはり、この子達は、そんな遠回りはしてません。



アポ 「ここの方が、入りやすいんだよ。」



  柵が曲がっているのは、これの繰り返しで・・・。



アル 「私はどこでも平気よ。」

 涼しい顔して、アルちゃんたら・・・。