マクロと遠景。

　帽子にあきると、アルテミスは、アポロンの所に行きました。



　割と長く遊んだので、帽子はどこかに置いてきたようです。一度、アポロンは起きたのですが、また、寝てしまいました。
　


　どうやら、アルテミスも寝るようです。
　やっぱり、そばがいいんですね。暑い日でも・・・。

　それでは、私は、



　近くのタンポポの草むらを利用して、カメラのお勉強です。
　今日は、この後、小砂に行くので、休んではいられません。
　タンポポの綿毛越しに、ポニー達を入れたら、面白いと思いました。綿毛なら、ポニーを透かすこともできるかもしれません。



　適当な綿毛を見つけた私にも、忍び寄る影がありました。これからという時に・・・。

次は、

　眠りかけたアポロンに、忍び寄る影がありました。
　気付いたアポロンが、寝返りを打つ前に、さっと、その影は、帽子を奪いました。



アルテミス　「いただきぃ～。」

アポロン　　「やられたぁ～。」



こうだったかな？



それとも、こうしたのかな？



正解。でも、



　アルテミス

　　「やっぱり、これが、一番。」

暑い日は、帽子をかぶってね。

　私への抗議を済ませると、アポロンは、どっかりと、横になりました。
　昨日は、天気予報、大ハズレの、晴天。かっかっして、くたびれたようです。可愛そうなので、



　母譲りで、帽子似合うでしょう？



　眠くなったかな？



　帽子を落としそうで、眠れないの？
　では、



　これで、どうかな？

　アポロン　「いい感じ。お休み。」

　しかし、でも、ところが、そうそう、・・・・・・。

違うでしょう！

　前回の分で書きそびれましたが、アポロンは、すっかり、ニンジンが気に入ったようです。先々週は、みんなと別にポケットから、取り出して、そっと食べて、その味を、噛み締めました。
　先週は、みんなと、一緒に、並んで順番に食べました。アルテミスは、まだ、食べませんでした。

　今日、私は、ミスをしました。果物屋さんで、リンゴの安売りをしていたので、一箱買って、ニンジンの代わりにしたのです。



　放牧場に行くと、誰よりも早く、私を見つけて、アポロンは、駆け寄ってきました。
　でも、私は、バケツ一杯にリンゴを切って持って行ったのです。アポロンとアルテミス以外は、もちろん、大喜びです。



　アポロンは、納得してくれませんでした。
　アポロン用に、小さく切ったリンゴを、初めは口に入れましたが、散らかすだけです。



　アルテミスは、口にも入れません。でも、バケツには、興味があるようです。



　ついに、アポロンは

　『これ、違うでしょう。僕は、ニンジンが食べたかったのに・・・。』

　さっきとは、違う顔で、抗議してきました。一本だけでも、ニンジンを持って来るべきでした。

もうすぐ夏です。

パイと別れて、私は、ブルーベリー畑を通って、直売所に戻りました。



　これから、どんどん色づき、来月になれば、食べ始めることができるでしょう。

　その後、タケノコ（布袋竹）を採りに行き、再び、みんなの所に行くと、



　夏至を間近にして、傾く日差しが、とてもきれいでした。
　その上、



　虹も出ています。お日様と、虹がポニー達を、見守っています。
　Ｙ子さんが来ました。



　ふたりで、この木苺の一種を食べて、一日を終えました。