ココが懸命に生きていた時は、まきばのポニー達にとって、激しく変化した時でした。
この年、子馬が3頭産まれ、雄たちの喧嘩も激しくなって、オーナーのHさんは、限界を感じたようです。酪農をやめ、他の仕事をしていたHさんにとって、どんどんポニーが増えていくことは、大変な負担になったのでしょう。雄を全部、売ることにしたのです。当時子馬だったジュリーと、どうしても捕まらなかったドルは、遅れてまきばを去りましたが、ココの父フランも対象から外れることはありませんでした。
雄たちがいなくなって、初めて私がまきばに行ってみると、ココは、
メインのグループの一員になっていました。
主に、
自分と同じころ生まれたジュリーのそばが居やすかったようです。
ココに持って行っていた、おやつのバケツも、
同い年の子馬達で分け合うことになりました。
休む時も、
搾乳所ではなく、馬小屋になっていました。
この時期が、ココにとって一番家族が多い時でした。(ほんの短い間でしたが・・・。)
パイが死んだときは、搾乳所からひとりで出ることが出来なかったココですが、この時は、きっと、ひとりで、みんなの中に入って行ったのでしょう。フランを見送り、すごく勇気を出して近づいたのか、あるいは、先に馬小屋に入っている所にみんなが戻ってきて、自然に受け入れられたのか。
頑張ってくれたのです。
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