花のある生活

毎日更新!花屋Piantaのブログ。お花情報いっぱいです。

氷室まんじゅう

2011-07-01 | Flower
今日から本格的な節電の7月になりました。

Piantaでは
店内の照明の1/4をカット。
(この以上カットすると
夕方以降ソーラー電卓が使えないのでギリギリです)
店頭の照明も1/2にカット。
スポットライトも使用しないので
ウェディングやスクール案内箇所が真っ暗ですが
その辺は昼間見に来てください。

エアコンも
例年より5℃以上温度を上げて対応しています。

キーパー(生花用冷蔵庫)を使用しない花屋なので
室温が上がると
花のロスが増えるのも現状ですが
今年は暑さに強い花を多めに対応していきます!

「そういう花じゃないのが欲しいんだけど…」という方、
事前にご注文くださいね。
店頭にない花材を
取り扱わないわけではないので、ご安心を。

今日7月1日は
金沢では氷室の節句と言うそうです。

氷室とは、
冬の雪を貯めておいて氷にして貯めておくところ。
大きな冷蔵庫みたいなものなんですって。

昔、加賀前田家では、江戸の将軍に献上するものとして
この暑い時期に
氷をむしろと笹に包んで運んだそうです。

無事届けられますように。。。
という祈願の“氷室まんじゅう”

また
氷室の節句に大切なものの無事を祈り
無病息災を祈願する意味もあるとか。

緑、白、桜色の3色を戴きましたが
桜色を戴いてしまってからの写真です…。

色の組み合わせは
桃の節句のひし餅と似たような理由かな~と想像します。

桃の節句では
緑色の草の上に
白い雪が残り
その上に花が咲く姿をイメージします。

雪解け時期の桃の節句の時期とは違うので
緑深く花も咲くこの季節に
真っ白い雪を添える、みたいな感じでしょうか。

この氷室まんじゅうは
普通に美味しい金沢の生菓子。
今も金沢の方は
かなりな確立で食べられるそうで
会社などでも配られるそうです。

節電の2011年になって
昔から伝わる氷の冷たさのありがたさ、感じています。